釧路市男女平等参画審議会(令和4年度第5回 令和5年3月22日開催)

ページ番号1011816  更新日 2023年5月12日

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会議名

令和4年度 第5回 釧路市男女平等参画審議会会議録

開催日時及び場所

令和5年3月22日(水曜日) 午後3時/釧路市役所本庁舎 第3委員会室

主な議題

1 議事

(1) 令和5年度男女平等参画推進事業計画及び予算について
(2) 令和4年度釧路市男女平等参画センターの利用状況及び啓発事業について
(3) 男女平等に関する市民意識・実態調査報告書(案)について
 

2 その他
 

結果

1 議事

(1) 令和5年度男女平等参画推進事業計画及び予算について事務局より説明、意見が出された
(2) 令和4年度釧路市男女平等参画センターの利用状況及び啓発事業について事務局より説明、意見が出された。
(3) 男女平等に関する市民意識・実態調査報告書(案)について事務局より説明、意見が出された

発言要旨

1 議事

(1)令和5年度男女平等参画推進事業計画及び予算について

委 員:女性教育活動費の家庭生活カウンセラー養成講座でカウンセラーが養成されているが。素人が研修を受けて活動しているということだが、こちらは揉みなおしてほしい。3級講座を受けたことがあるが、犯罪被害者の支援を行うためには、3級から始め、2級、1級を取らなければいけないと言われた。そのうえで、ボランティアとして活動する。3級講座の時には受講料が3万円以上かかった。ボランティアをするための資格をとるための費用である。養成講座の支援についての予算が計上されているのに費用がかかった。また、カリキュラムどおりに実施されなかった。自分は特に被害者支援についての警察の講義を受けたかったため、それを目的に受講したが、結局その講義は行われず、講義が穴あき状態になっていた。その状況で受講料の返金もなかった。
委 員:家庭生活カウンセラー養成講座の母体はどこか。
事務局:家庭生活カウンセラー養成講座運営委員会は、任意団体である。家庭生活カウンセラー養成講座に対して、市の女性青少年課や生涯学習課などが所管していた時代に養成講座に対する補助金の予算が計上されており、男女平等参画の業務が市民協働推進課に移管された際、移管されてきた事業である。
委 員:家庭生活カウンセラーについては、当初においては社会教育の中で家庭生活にもかなり踏み込んでいた時期があったので、はおそらく40年前には機能していた部分があったかもしれない。なかなか中身、実態がわからない中、今までの活動実績があるということで計上されていた予算だったかもしれない。今この段階でこの予算を削るようにというわけにはいかないが、意見が出ているので、行政もしっかり受け止めてほしい。
事務局:当課の予算はカウンセラー養成講座に対してであり、講座については私たちの権限が及ぶ。その後のカウンセラークラブについての権限は及ばない。
委 員: 道外派遣の男女共同参画フォーラムは1名しか行けないが、いい人材を送ってほしい。後はフィードバックの問題で、先ほどのカウンセラー養成講座の話と同様、税金をかけているのだから、どのように効果を出しているか、フィードバックをきちんとした形で行っていただきたい。

(2) 令和4年度釧路市男女平等参画センターの利用状況及び啓発事業について

委 員:コロナから平常時に戻る段階で、ふらっとの利用者数はある程度増えてくるのではないかということだが、MOOの上の階に行くと、建物自体の構造の問題もあるが、もう少し人が寄っていくような状態になってほしい。これは課題だと思う。
委 員:ふらっとの事務局は活発に活動しているが、キャパシティが広いため、あまり活動していないイメージになってしまうので、そういう部分も考えていくといいのではないか。職員も民間人なので、そういった職員のアイデアや自由な発想をもう少し汲んでいくといいのではないか。見学しかしていないが、お役所のような感じなので、もう少し中の人たちを生かしていけると市民も関心を持てると思う。
委 員:男女いきいき参画表彰でこれまでいろいろな団体を表彰してきたが、その後関わりのある方たちもいるが、関わりのない団体とうまく関わっていくように、フィードバックしていけないかと感じる。
事務局:仕組みづくりについて検討していきたい。
委 員:ちびっこマンデーを月曜日に開催しているのが残念に思う。土日に開催するともう少し利用者が増えるのではないか。
事務局:月曜日はこども遊学館などの公共施設が休みのため、遊ぶ場所がないという意見から始まっていることから、月曜日になっている。
事務局:月曜日以外でという意見もたくさんいただいているので、どのような形がよいのか、担当部署でも詰めている状況である。
委 員:人材、予算も限られる中で、通年で開くというのは難しい部分もあるが、釧路市は、冬にこどもたちが集えるところ、小さな子どもたちだけではなく、中学高校生が集えるところ、街中が空いてきてしまって、集まれる場所が自分たちの若い時と比較すると、なくなっていると思う。市では高架化を検討しているが、これにより子どもたちから、高齢者まで街中に集える形になるといいと思う。
委 員:白糠町に道立公園が検討されているが、釧路市に引っ張ってくることはできないのか。
事務局:そういう声もいただいており、道立公園は管内総意の下で、となっていて、今のところ白糠町にとなっている。
委 員:函館以外は振興局以外の所在地に設置されている。都会から郡部に人が動くよう、交流人口を増やしていこう、という視点もあるかと思う。その中で、今のところほぼ白糠に決まり、という情勢である。
委 員:これからは、白糠や厚岸、標茶など、手を組みながら釧路根室圏は頑張っていかなければならない。
委 員:交流プラザさいわいなどの他施設を利用している中で、ふらっとの利用料を聞いたところ、高くて借りることができない。利用料を検討してほしい。
委 員:減免はないのか。
事務局:登録団体制度があり、登録団体になると半額になる。
委 員:半額でも高い。交流プラザさいわいやまなぼっとの方が安いため、どうしてもそちらを利用することになる。場所がいいため、使いやすくなるとみんな行くようになる。もしも検討の余地があれば、ということである。
委 員:うまく稼働率を上げる方法を考えてはどうか。
事務局:指定管理の施設であるため、条例で定めた金額の範囲内ということでどうしても高くなるが、そのような声を上げてもらい、市でも見直しは必要であるため、忌憚のない意見を出してもらいたい。
委 員:ふらっとの施設を7割以上が認知していない。市役所で啓発を模索してほしい。
事務局:市民意識調査におけるふらっとの認知度のアンケート結果については、指定管理者にもフィードバックしており、現在はホームページやSNSを用いた周知を行っているが、電子的なものを見ない方々に改めてふらっとの周知を図るということで、来年度はふらっと通信を連合町内会の回覧板に入れてもらうことになっており、高齢の方にも少しは認知していただけるようになるのではないかと考えている。
委 員:よいことだと思うが、SNS自体も機能が変遷していってしまうので、常に追いついていかないと、時代に追いついていけないと思う。
委 員:3月に女性のための防災講座に参加したが、土日の日中の2時間くらいの時間を取られ、家族に後ろ指をさされながら参加した。家族で参加できるような行事があればみなさん参加しやすいのではないか。年末に0歳の赤ちゃんためのコンサートが開催されたが、入場者も多く、楽しまれていたので、そういった行事があると、男性も女性も楽しめ、皆さん参加しやすいのではないか。

(3) 男女平等に関する市民意識・実態調査報告書(案)について

委 員:政治の部分に関してはとにかく平成24年から大幅に変わってきているのではないか。変わってきていることが、次のステップにどうつながっていくのかというところだと思う。性的マイノリティへの差別をなくすためには20代が大きな力になっていくのではないか。釧路の10年後を考えると、今の20代が30代になっていくので、その意識をうまく反映できるよう、市で実効性のある形にしてほしい。
委 員:LGBTQの当事者から伝えてほしいといわれたことを簡単にお話しする。北見、帯広のように同じキャパの市が既にパートナーシップ制度を導入しているが、釧路はどうしてこんなに遅いのか。自分たちは国が決定しなければならないことについては遅くても問題はない。待てる。お金のかかることも後回しでいい。ただ、お金のかからない、釧路市だけで決められることはすぐできるのではないか。全道のパートナーシップ制度のガイドラインを見せられ、帯広のものがとても良い内容であるためそちらを参考にするよう伝えてほしいといわれた。例えば公営住宅の関係や、図書館の家族カード、手術や輸血の同意などは国の決定がなくてもすぐに決められることではないか。住宅ローンの問題などもある。また、パートナーが浦和にいるが、釧路にパートナーシップ制度がないので釧路には一緒に住めないということで、人口減の問題からもこれは早急にやっていただかなければならない。例えば北見で男性のパートナー同士で住んでいて、釧路に引っ越して働きたくても制度がないため住めないという人がいると聞いた。人口減の解消の問題も含めて早急に導入してほしいと伝えるように言われた。
委 員:釧路市に対してということではなく、一つの情報共有としてお話しする。先ほど意見があったように、「政治の場で」のアンケート結果について、前回より増えているというのは、時代は進んでいるのにどうしてこの部分は後退するのかと、とても不思議に思った。昨夜偶然教えてもらって読んだのだが、間接的には皆さんにかかわることなので読み上げる。今回3月31日告示の選挙に出馬を予定していた方らしいのだが、出馬を予定していると公表して進めていたら、3日前の広報で「多方面による圧力や報道調整により悔しいですが出馬を取りやめました。ごめんなさい。公平性とは程遠く、若い芽は下がり、一部意見は違えど、知事選挙を通してお会いでき、人として尊敬できる機会をくださった方を、今後は一市民として応援します」ということをその出馬を予定されていた方が公表しているようで、やはり女性だから押さえられてしまったのかと、驚いてしまったということの情報共有である。
委 員:ガラスの天井はある。最近思っているのが、会社の女性の社長の割合で、規模は問わずに均した時、沖縄と北海道では結構高い。中小企業や弱者分野などである。大企業などでは冒頭に言ったジェンダー平等で行政及び企業で女性を40%くらいにするというくらいのことをしていかないとできない。それぞれが個人として、どうやって地域や、家庭の中で生きるとか、そういうことはやはり教育のこともあると思う。だいぶ良くなってきたと思っても、自分の学生の頃は、会長は男、女はどんなに優秀でも副会長で、私は小学校の消防団では副団長だった。やはり男と女の住み分けは昭和30年代、40年代にかけてかなりあった。現実にここ20年以上前から、高校の生徒会長は女子がとても多い。ところが社会に出ると、子育てをして忙しいのか、本当にとても力のありそうな子がなかなか地方議会に顔を出してくれない。何かいい方法はないのかと思っている。
委 員:性被害の部分で、被害者のための相談機関を整備するというところの数値が高く、気になっていた。
委 員:アンケートの結果を見て、男女平等についても、家庭生活についても意識は浸透してきていて、これからの男女平等の浸透や、社会参加の実現に向けて、どの分野も進めていただければいいと思う。
委 員:10ページの男女の地位を見て、愕然とした。まず家庭生活のところでも、男性の方が優位になっているということにびっくりした。政治の場については、この差について、どうしてこのようになったのか知りたいと思った。時代が変わって5年後10年後になっても変わらない、もしくはもっと悪くなっているのでは、と心配している。家庭や育児については、平成24年度に比べると今回の方がだんだん良くなっていると思い、これは世代交代がだんだん進み、10年20年たつとかなりいい数字が期待できるのはないかと期待している。将来に期待するしかないと思っている。
委 員:ちびっこマンデーや子育て支援拠点センターなど、自分も幼児がいるので、少しずつ市の取り組みが子育て世代にも浸透してきている実感はある。子どものクラスに転勤していく方がおり、その方も釧路の環境は良かったとお話しされていて、そういったいい面も検証しながら、より良く、子どもや家庭につながりを作っていく場を持てたら、と思っている。
委 員:先ほどの意見にも出ていたが、予算について、金額は書いているが、何にいくら払って、ということ、例えばセミナーに1回いくら払っているか、などがわかれば、全体像を見ることができると思う。
委 員:先ほど意見が出ていた、「女性の政治参画が伸びていない」要因は何かと考えると、10年前の平成24年は、今のように世界のジェンダーギャップ指数などが報道に乗るということがなかったと思う。そういったものが報道に乗るようになって、女性を中心にそういった意識が顕著になって、意識が強くなってきたというのが大きな要因ではないかと感じている。
 

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