釧路市男女平等参画審議会(令和元年度第1回 令和元年7月2日開催)

ページ番号1003100  更新日 2022年8月25日

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会議名

令和元年度第1回釧路市男女平等参画審議会

開催日時及び場所

令和元年7月2日(火曜日) 午後1時30分
釧路市役所2階 第2委員会室

主な議題

  1. 会長、副会長の選出
  2. 会議の公開について
  3. これまでの取組と今後のスケジュールについて
  4. 平成30年度事業実績と令和元年度計画について
  5. 男女平等参画センターふらっとの平成30年度実績について

結果

  1. 会長、副会長が選出された
  2. 事務局より説明
  3. 事務局より説明
  4. 平成30年度事業実績と令和元年度計画について意見が出された
  5. 男女平等参画センターの実績報告に合わせ、各委員より意見・感想が出された

その他 次回審議会の時期、ふらっとのセミナー予定を報告

発言要旨

1.会長・副会長の選出について

(委員)委員同士もわからないと思うので、事務局一任でいいのではないか。
(事務局)会長、副会長の案を提案したい。
(委員全員)拍手で決定

2.会議の公開について

(事務局)説明

3.これまでの取組と今後のスケジュールについて

(事務局)説明

4.平成30年度事業実績と令和元年度計画について

委員:道外派遣研修が今年度も派遣者1名となっているが、1名の枠しかないことで応募者がしり込みしてしまうという話もきいていることを情報提供したい。
事務局:担当課としては男女共同参画の研修は、男女ともに学ぶことが大切であると認識はしている。今後も多くの関係者や市民へ広く働きかけ「参加してみたい」「学びたい」と多くの声を上げていただくことも大事であると考えている。今後も広く呼びかけしていきたい。
委員:市の財政の厳しさは理解しているが、市長のお話の中にも男女平等参画を応援していくとあったことを考えると、対応が必要だと思う。ただ、枠があっても手を挙げる人がいないという実態も課題である。広報の仕方にも問題があるのではないかと考える。今後、広報の仕方も検討してほしい。
委員:平成30年度事業実績としてA評価が大きく占めている事実は評価するが、評価・数字のマジックに惑わされないようにしてほしい。事業の中にもかなり無理してプランにいれているものがあるように思われる。例えば基本目標3.の中の「家庭・地域における男女平等参画促進」の中で2-(2)「地域組織への活動費一部助成」市民環境部の所管事業はC評価となっているが、これを見る限りどんな事業なのかわからない。
事務局:これは市民生活課所管の事業で、地域コミュニティなどの活動助成をする支援事業について、広く情報発信をすることを主な内容としたものだが、実際には、情報提供が思うようにできなかったという報告。
委員:所管課とのかかわりがあるため、表だけでは事業内容が理解しにくいものがある。ただ数値目標については、頑張っていると思う。広報等市民に説明するとき、数値目標をあげて説明する方が分かりやすいと思うので考えてほしい。
委員:防災分野の女性消防団の入団促進にかかる事業だが、何年か前に消防団のパンフをみていたら、町によって隊ごとに団員になることができるとあった。釧路はそれを受け付けないといわれたが女性が消防団への加入の声掛けをされても消防という一般的な思いで加入しない人も多いのではないか。活動内容的に専門ごとの隊があった方が女性も関わりやすいと思うので意見として述べておきたい。
事務局:この件については、消防本部への問合せをした経過がある。現在、活動内容ごとの専門の隊を設置できるほど、隊員数がいないことが現実であるが、今後も少しづつ女性が参画しやすい組織になることを目指していくとのことであった。
委員:女性消防団員については地域性や目的などで参画が難しいものもあると思う。
防災会議においても「あて職」の関係もあり女性の比率が低いのは致し方ないと思うが、地震災害が懸念される地域なので、地域や学校、職場、色々なところで知恵をしぼり意識を高めていかなくてはならない。特に防災については男女問わずかかわるべき。実際に活動している女性もいるわけで、そういった方への支援をすることも大切である。
委員:初めての方もいるので、事業報告と事業計画の表を理解するためにも、評価の基準がどうなっているか、評価も各課が評価したものであることなどを明記すべきである。もう少し丁寧に説明すべき。また成果目標は市として実施した事業なので結果としてどんな成果に結びついたかという意味で非常に重要。年度ごとの経過、推移28.29.30年など別途資料があれば皆が分かりやすい。また、少なくともC・D評価の事業は翌年度も同じ内容の計画ということにはならない。令和元年度計画には前年度同様の計画+新たな対応が記載されているべきであり、継続して実施するのか、中止となるのか理解ができるようにすべき。
委員:良いアドバイスであったと思う。評価は事業改善のためにするのではないのか。
一般の市民が分かるような形で明示することが大事である。次年度は特に評価C・Dの事業の扱いがどうなっていたのか、どこかの機会で報告をしてほしい。
事務局:資料の事前郵送時に評価方法や、評価基準などの説明書を同封していなかったことについてお詫びしたい。
また、事業実績評価がC・Dの事業について、令和元年度計画に改善が見られていないことなどは、ご指摘を受けて重く受け止める。今後庁内の連絡会議など関係課が集まる機会もあるので本日のご指摘とあわせ、これからの取組について検討していきたい。まとまり次第、どこかの段階で説明できるよう準備したい。
委員:これからに向けて取組を進めてほしい。
職場における女性の「パンプスの強要」「パワハラ」「セクハラ」など多くの問題があるが、今ここに男女平等参画を一緒に取組もうと集まった中で、各々の組織、団体における男女平等参画の課題などあったら聞きたい。
委員:自分の属する組織は、男女平等が遅れているかもしれない。感覚的に男性社会のイメージがある。ただ、育児休暇などの制度も整備されてきて、利用する職員も少しづつ増えてきた。妊娠・出産のあとも働き続ける仕組みができてきた。しかし、夫の転勤により退職してついていかなくてはならないなどの現実的な問題を、課題ととらえている。業界としても勉強しながら取組んでいる。
委員:地方の中小企業の大変さがあると思う。都会では女性も総合職に就き管理職に就くケースも増えてきていると思うがまだ賃金格差などもある。実際にサービス業など女性が頑張っている状況が見える中で、今取組んでいることなど聞きたい。
委員:自分の属する組織は未だに女性職員に、来客のお茶出しをお願いしている。女性職員も男性職員と同様の業務を担っており、プラスお茶出しがある。恥ずかしい話ではあるが、この慣習がなかなか変わらない。北海道や国でも女性管理職が増えてきている状況などが新聞等で記事になるが、このこと自体が、まだ男女平等参画が進んでいないということかと思う。
委員:公務員の世界では給与も含め男女平等参画が根付いている。民間企業がいかに大変かを感じる。時代は変わってきているけれど職場によっては旧態依然のところもある。大企業では浸透してきているが、それぞれの置かれた立場でうまく対応していくことが大事であり、また課題であると思うが本音で話す場があるべきと思う。児童虐待の事件も、女性がきちっと生活できる環境や、支援の手があれば防げたかもしれない。男女平等参画の社会で、DV被害者への支援などがもっとできると命を守ることにつながると思う。

5.男女平等参画センターふらっとの平成30年度実績について

委員:利用実績がずいぶん伸びている。
事務局:オープンスペースを女性の学習の場所として開放したり、独自のHPやFBなどを立上げるなど試行錯誤を重ねている。
委員:自分自身がふらっとを直接利用したことはないが、色々な活動をしていることがわかった。数年前に健康に関するセミナーに参加したことがあり、特に女性は自分の健康管理をしっかりした上で、仕事を続けていくことが大事であることを再認識した。先進国に比べると日本はまだまだ遅れていると感じる。このようなセミナーが「ふらっと」の主催で開催できるのかどうかわからないが、非常に有意義なセミナーだったと現在も思っている。

その他

委員:自分の所属組織も来客者へのお茶出しが女性職員といった慣習が続いている。ここ3年ほど前から役職に女性をつけるところまできている。産休・育休の取得も会社側から勧めている。働き方改革と合わせた中で男女平等参画にたどり着ければいいと思う。
委員:ふらっとフェスタなどに参加したこともある。自分の活動を通して色々関わることで他の活動内容を知ることもできる。どこも活動者の高齢化が進んでおり、女性が社会で活動するには家庭の理解も必要である。お茶入れひとつをとっても、それに対する「気持ち」「ありがとう」が大切だと思う。子どものころからの家庭での教育やしつけも大切であり、職場の環境が変わることも必要。男だから女だからではなく、同じ人間として気持ちの対等性が生まれる。自分が働いていた社会は男女平等が当たり前の環境だったので、今回の会議で民間企業の大変さを知った。
委員:自分は地域組織で活動しているが、やはり男性社会だと感じる。連合組織の理事に男性が大半であるのは各単位組織の長に女性が少ないのが原因であるが、会議などの席上をみると、やはり男性ばかりである。仕事の内容によって男性の部門と女性の部門があるのが現実だと思う。
委員:市が取り組んでいる男女平等参画に関連する事業がたくさんあることを初めて知った。委員の皆さんの話を聞いて共感できる部分もあったが、昔ながらの男性中心の生活環境の中で生活してきたこともあり、そのことに違和感を覚えたこともなかった。現在の自分の活動の中では女性が多いが、年々参加者が減少傾向にあり、もっと多くの方、男性も含め参加を呼び掛けたい。
委員:ふらっとについては利用実績が伸びており、男女平等参画の拠点としてこれからも活発にすすめてほしい。法律相談の業務も、今後オリンピックが終わったあとの日本そして釧路の景気がどうなるかを見据えて、相談が増えることを予想した上で是非対応を進めてほしい。
事務局:7月1日から、くしろ男女いきいき参画表彰の候補者の推薦受付を開始している。10月のふらっとフェスタにおいて表彰式を実施することから、9月の始めころをめどに選考のための審議会を開催したい。後日あらためて日程調整する。7月・8月のふらっと主催のセミナー等のちらしを配布しているので、積極的な参加をお願いしたい。

担当課係

市民協働推進課市民協働担当

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