釧路市男女平等参画審議会(令和3年度第1回 令和3年7月6日開催)
会議名
令和3年度第1回釧路市男女平等参画審議会
開催日時及び場所
令和3年7月6日(火曜日)午後3時~
釧路市役所本庁舎 第1委員会室
主な議題
- 釧路市における男女平等参画の推進に関する取り組みについて
- 釧路市男女平等参画審議会について
- 議事
(1)会長・副会長の選出
(2)会議の公開について
(3)令和2年度事業実績と令和3年度計画について - 報告事項
(1)男女平等参画センターふらっとの令和2年度実績について - その他
結果
- 事務局より説明
- 事務局より説明
- (1) 会長、副会長が選出された
(2) 事務局より説明
(3)令和2年度事業実績と令和3年度計画について意見が出された - 男女平等参画センターの実績報告について、意見が出された
- 委嘱期間中の審議会開催予定について説明
発言要旨
3 (3)令和2年度事業実績と令和3年度計画について
委員:コロナで実施できない事業もあったが、コロナの収束が見えない中、対人のためできなかった、ということではなく、工夫が必要ではないか。
委員:道外派遣研修について、現状は1名が派遣され、昨年と今期はオンライン開催となっているが、以前の参加者から「当時は2名で参加することができ、全国から集まった意識の高い方たちからたくさんの刺激を受け、他都市の取り組みや民間の活動などを知ることができた」という言葉をきいた。
事務局:以前は複数で参加できた点がよかったとの話をきいており、複数人で参加できるよう、予算要求はしていきたい。
委員:プランの評価について、B、C評価だった事業をどのように改善していくかということが重要である。資料1ページのC評価の理由について、また令和3年度どのように改善していくのかききたい。
事務局:当該事業については、昨年度、出前講座開催の要請がなかったもので、令和元年度については、出前講座に代わる意見交換会などに参加したので自己評価がBになったが、令和2年度は、参加できる会合の機会や出前講座の申し込みがなかったためC評価となった。令和3年度は、興味を持たれるようなタイトルに変更する等、改善していきたい。
委員:本審議会について周囲の人に話したところ、このような事業の実施について知らないということであった。市民にはハードルが高いので、行政と市民のパイプ役、コーディネートする人が必要。これまでこの事業を実施してきたことで市民がどれだけ変わったのかが知りたい。
事務局:現行プランは平成30年から10年間の期間で、令和5年度に中間見直しを予定しており、令和4年度に市民意識調査を実施したい。市民がどのように変わったかということを捉える機会がない中で、抽出調査にはなるが、一定程度の数の方にアンケート調査を取っていきたい。
委員:災害が釧路には差し迫っていると思う。災害対策、避難所の運営の中に女性を最初から盛り込んでいくべきで、避難所における性被害や炊事は女の人がやるべき、という考えが地方都市にはあるので、2年後3年後、意見を聞いてから考えるのではなく、すぐにやってほしい。
事務局:防災については、女性の委員に入っていただき、女性の視点、男性の視点も含めて、しっかり対応していきたい。意識の変化について、個別の事業については逐次各委員附属機関を含め、各種団体の皆さんからの意見を聞いていく。
委員:多様性がこれからのキーワードである。本審議会での話し合いや、事業について、若い人たちや一般の市民の方々にたどり着いていないことが大きな課題である。
委員:子育て講座などの開催が新型コロナウイルス感染症対策により中止となっているが、Zoomやインターネットなどで開催してほしい。音更町ではSNSのツイッターの内容が充実し、子どもの緊急の連絡先や、子連れで行けるカフェ、ランチの情報など、見やすく検索しやすい形になっている。最近は若い人も年配の人もツイッターなどのSNSを利用しているので、広報の一つの力として加えていけば、広まっていくと思う。
委員:春に他のまちで行われた男女平等参画に関する講演会を聴講したところ、そのまちには審議会の場の他に男女平等参画サポーターがおり、サポーターによる口コミ効果があるようであった。
委員:帯広市と比較して釧路市の人口が減っている理由について、新聞に子育てをしている方の意見が載っており、帯広市は子どもが育てやすく、自分のまちを愛しているが、釧路市はそうではなく、何をするにしても頼るところが少ないかのように書かれていたので、その点を充実させていくといいのではないか。
委員:資料の主管課の欄を見ると、色々な部署が横断的に実施して事業に取り組んでおり素晴らしいと思った。市民に届いていないという意見について、意識を変えていくことは難しく、10年くらい経つと変わっていたということがある。より効果的な方法で、これからも頑張っていってほしい。
委員:事業報告で、家庭教育支援事業の講座が新型コロナ感染症対策で中止となっているが、特に新一年生の保護者については、入学前で、コロナ禍の中、不安な家庭もたくさんあると思うので、講座を受講したら保護者も安心すると思う。今年度についてはZoom等で開催してほしい。
委員:色々な休暇、育休などは、公務員の方が制度は進んでいるのではないか。民間の方が厳しいのではないか思う。
事務局:公務員は制度化されているため民間より取りやすいはずであるが、思ったより取っていない状況にある。
委員:10代、20代の人たちにとっては、もう男だとか女だとかいう感覚ではないようだが、その上の世代や、釧路の中心の組織だけが遅れているのではないか。少し時間が経ったら自然に変わってくるかと思うが、橋渡しをする自分たちもそのようになっていくことが当たり前ということを表に出して、市民に啓発していくのがいいのではないか。
委員:日本は男性が優先される社会だと思う。釧路市もそうであるが、言うのは簡単であるが一度に変えることは無理で、徐々に時間をかけていかなければならないと思う。男の人も女の人も認め合って、助け合って、いい環境ができることがベストだと思う。
委員:以前は、女性が夫の介護をしていたが、最近は夫が妻の介護をするという家庭も出てきており、これも一つの男女平等で、意識改革もできてきたと思う。男女平等について、現役で働いている方の目線は少し高くて、自分が暮らしているところではもっと低いところにある。周りのお年寄りや、困っている方たちと話し合いながら、男女同じように助け合いながら進んでいけるよう、勉強していきたい。
4 報告事項(1)男女平等参画センターふらっとの令和2年度実績について
委員:「ふらっと」は、子どものスペースがあるのは当たり前であるが、子どもを望んでいるのに恵まれない方などもいるので、入口よりは、少し配慮した場所に設置してはどうか。図書についても、図書館で賄えると思われ、コピーサービスについては、「わっと」のサービスと重複しており、無駄な部分も多いと思う。
委員:「ふらっと」は指定管理者制度であり、全部可能かはわからないが、改善を進める余地として、意見を伝えてほしい。
委員:「ふらっと」では、水曜日に女性のための法律相談を実施しているが、DVの相談や離婚相談もあるため、男性の出入りについて時間帯の配慮がほしい。女性のための法律相談がある日は男性の入館に制限を付ける等、配慮してはどうか。
委員:男性が奥さんからDVを受けていることも釧路では多いが、「ふらっと」の法律相談は女性のみであり、男女平等とは言えないため改革してほしい。
委員:市役所の無料法律相談は男女平等になっており、「ふらっと」の女性のための法律相談については、女性が夫に隠れて相談するという場になっている。
委員:全国のセンターでは、女性のDV被害の支援のためにパートナーの男性に対する教育が必要であるとして、男性加害者のためのセミナーを開催しているセンターもある。今までどおりに事業を行うのではなく、新しいものにチャレンジし、だめであればやり直せばいい。
委員:いろいろな視点が入ってきて、改善点については、急にはできない部分や他の分野で関わってくるところがある。「ふらっと」の設置目的については、ずっと同じで続くものではなく、改めて設置は何のためか、というところから考えていかないとずれが生じると思われ、これから対応すべき課題になる。
担当課係
市民協働推進課市民協働担当
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