釧路市男女平等参画審議会(令和4年度第1回 令和4年6月6日開催)

ページ番号1008231  更新日 2022年8月25日

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会議名

令和4年度第1回釧路市男女平等参画審議会

開催日時及び場所

令和4年6月6日(月曜日)午後3時~
釧路市役所本庁舎 第3委員会室

主な議題

  1. 議事
    • 令和3年度事業実績と令和4年度計画について
    • 男女平等に関する市民意識・実態調査について
  2. 報告事項
    男女平等参画センターふらっとの令和3年度実績について
  3. その他

結果

  1. 令和3年度事業実績と令和4年度計画について事務局より説明、意見が出された男女平等に関する市民意識・実態調査について事務局より説明、意見が出された
  2. 男女平等参画センターふらっとの令和3年度実績について事務局より説明、意見が出された
  3. 男女いきいき参画表彰について説明

発言要旨

1.議事 令和3年度事業実績と令和4年度計画について

委員:コロナが2年間続き、働き方やライフスタイルが変わってきたが、DVの件数はどうなっているか。

事務局:DVについての顕著な報告は受けておらず、2年度と3年度の比較ではこども支援課のDVの受付件数は減っているが、今後もこども支援課との連携を強化していきたい。

委員:こども支援課以外にも生活支援の部署とも連携しながら、市として目配りを続けてほしい。

委員:セミナーは年に一回、費用をかけて本場の講師を呼び、その他はセミナー以外の事業を考えてはどうか。防災について、既存の消防団は存続させつつ、若い人たちが入りやすい新たな仕組みを作り、連携しながら活動してはどうか。また、会議の場で女性が意見を言える環境は整っているのか。

委員:防災に関わる会議には女性を入れる必要がある。市全体の諸会議における女性の活用についてどう考えているのか。

事務局:市では、男女平等参画の観点から、審議会委員等の推薦依頼の際には各団体に対して女性委員の登用をお願いしている。防災に関して、避難所運営には女性の視点が必要であり、女性の意見を取り入れるようにしている。

事務局:男女平等参画センターふらっとでは、昨年度は内容を工夫しながら9回ほどセミナーを実施し、男女平等参画の啓発を行っている。

委員:セミナーについては回数を年に1回に集約し、それ以外は経験型のセミナーやワークショップなど、別の方法をとってはどうか。

委員:忙しい中で時間をさいて参加したいようなセミナーとは言えないのではないか。事業の周知方法については釧路市の公式LINEに載せるのも一つの手であると思う。防災についての市民の意識は高いので、自衛隊員による講演など、市民が関心を持てるような内容のセミナーを年に1回か2回、費用をかけ開催してはどうか。

事務局:市の公式LINEの件については、早ければ秋頃にはメニューが拡充されるので男女平等分野についても広げていきたい。デジタル中心にはなるが、紙媒体なども使いながら周知の機会を広げていきたい。

委員:SNS、ホームページの活用を更に図ってはどうか。SNSではリツィートといった手法は活用できるのではないか。道外派遣者研修は、令和4年度はオンライン研修の予定で、派遣予定の人員は1名と聞いたが、過去は3名の派遣が行われていたことを忘れてはならないと考えている。
男女平等参画に関する事業にボランティアとして参画する「男女平等参画応援大使」のような仕組みを作ってはどうか。

事務局:市役所には公式ツイッターはなく、リツイートの関係で問題があるといった理由で導入について検討しているところ。ツイッターでは急に展開してしまうことが他自治体で起こっており、SNSの活用方法についてはしっかり考えていかなければならない。ホームページともできるだけ連動性を持たせていきたい。

事務局:道外派遣研修は参加者を公募し、埼玉県の嵐山町へ派遣する事業で、令和2年、3年はオンライン研修となり、令和4年度も12月のオンライン研修開催が決まっている。国立女性教育会館が主催する男女共同参画フォーラムへの参加のための派遣だが、今年度はオンラインと併せて集合研修が開催される可能性もあり、実施される場合には道外派遣研修の灯を絶やさないよう、公募を行いたい。男女共同参画フォーラムは有益な内容であり、オンラインで開催されるとインターネット環境さえあれば、通常は集合研修に行かなければ聴けない内容を聴くことができる機会なので、広報くしろなどにも昨年、一昨年に周知のための記事を掲載したが、引き続き告知していきたい。男女平等参画応援大使については、来年度のプランの中間見直しに向けて、参考にしたい。

委員:応援大使のような形で、高校生、大学生などの若い力を活用できるような事業を進めていけるといいのではないか。多くの人が関われるような形で進めてほしい。

1.議事 男女平等に関する市民意識・実態調査について

委員:細かい点の検討については次回以降ということで、調査対象の年齢については改善されたのではないか。調査方法では新たにインターネット回収を行うということで、今回調査項目を8項目にすることについて、意見はないか。他の部署と被る項目は削除し、今まで調査してきて今後も追わなければいけない部分は、残していかなければならない。追加項目については「セクシュアルマイノリティ」「ふらっとの認知度」だが、「ワーク・ライフ・バランス」についても扱うべきと考えている。

事務局:前回はクロス集計が少なく項目ごとの単純集計になっていたが、今回はクロス集計を行っていくことで傾向を掴んでいきたい。

委員:細かいアンケート項目の検討は次回ということだが、事務局の提案の主旨は理解した。

委員:項目にセクシャルマイノリティも新たに追加されるということで、概ね良いのではないかと考える。

委員:セクシュアルマイノリティの部分が釧路市では弱かったので、捕捉していくこと、また、ふらっとについては市が運営している施設であり、税金の使い道や運営の進め方について見ていく上でも大切だと思う。

委員:項目の「家庭生活について」に「子育て」を入れ、「家庭生活と子育てについて」としたらどうか。釧路は人口流出が激しくなっていて、子どもの育てやすさというのは、子育て世代の家庭を誘致する際に重要になってくるため入れた方がいいのではないか。

委員:アンケート調査はいろいろなところで行っているが、本音があまり出てこないということがある。釧路市に居住する18歳以上の男女に無作為にアンケート用紙が送られるということで、若い方からお年寄りまで送られると思うが、職場で働いていて、小さいお子さんを育てながら勤務しているといった方でなければ分からない苦労というものがある。本音を聞けるような、例えば、教育については学校関係の方からアンケートを取る、就労についてはどこか職場から取るなど、本音を少しでも聞き出せるようプラスアルファを考えてはどうか。

委員:いいご意見と思うが、別の部署でやっているものもあるのではないか。

事務局:簡単な内容でもいいので、工夫して何らかの方法でアンケートを取れると参考になるのではないか。今回の2,000名に送るアンケート調査はこの形でやったうえで、更に若い方、教育関係の方の意見を伺う方法を模索していきたい。

委員:ネットを使って発信し、意見を聞くことができるといいと思う。

委員:2,000名に無作為でお願いするわけだが、前回は39%、4割くらいの方からしか回答がなかったということで、せっかく質問を受けているのに、回答しないのは勿体ないと思う。その辺りについて、何とかなるといいと思う。

事務局:仮に4,000人、1万人に送ったとしても、回答数は増えるが、回答割合は3割から4割が限界値である。

委員:関心のある方が答えてくれるのは、信用できると思う。

事務局:無関心な方の意見を聞くためにはヒアリングなど行わないと難しいかと思うが、今回、回答にネットを用いるので、少し回収率が上がることを期待している。

委員:ネットでの回答ということで、取り組みやすく、回答しやすいと思われ、集計もしやすいと思う。「子育てについて」の項目追加について意見が出ていたが、「教育について」の項目と重複するところもあるもしれない。設問数について、あまり設問が多いと集中するのが大変なので、集約すると真摯な声がいただけると思う。

委員:聞きたいことはたくさんあるが、設問を絞ることはなかなか難しい。

事務局:皆さんのご意見を聞きながら、設問の絞り込みはしていかなければならない。

委員:これから外国人の一定定数の労働力を受け入れていく方向に行くと思われるため、定点観測で同じ質問を加えていくのであれば、10年後、20年後を見据えて、そのことに関する質問を加えてもいいのではないか。

事務局:現在は住民基本台帳の中に市内に在住外国人も含まれるので、無理に除外しないようにすると意見を聴けると思われる。

委員:外国人に対して質問することと、外国人が働くことに関する質問を加えることもあると思う。

委員:このような意見が出ているということを、ぜひ市役所の中で共有してほしい。
アンケートはこの8項目として、次回からアンケートの内容を検討することにしたい。

2.報告事項 男女平等参画センターふらっとの令和3年度実績について

委員:MOOの中は非常に迷いやすく、施設の問題だと思うが、建物の中に、来客が迷わずに施設に行けるような指示方法を工夫してほしいと思う。

事務局:同様の指摘はたくさん受けていて、MOOを管理する河畔開発公社では、フロアの色分けをしてみるなど検討しているが、いろいろな施設が入っているため看板だらけになってもよくないということで、今一ついい案が出ないでおり、利用しやすいように検討していきたい。

3.その他

委員:令和4年度の計画について、内閣府では女性の働き方の多様化について強く言われていて、自宅で働くことや、IT分野を強化してくということで、地元に高専といういい学校があるので、スキルを利用して連携していってほしい。資料に性犯罪のことが全く触れられてない。管内でも事案はたくさんあるが被害者を守るために表にほとんど出ておらず、特に男性の被害者は声を上げにくいこともある。小中高だけでなく、保育園・幼稚園、部活動の指導者などからの事案があるので、逃げるだけではなく、加害者の専門プログラムというのも国の方で進めていくとあったため、しっかり教育の方でやってほしい。

委員:教育現場も含めて、いろいろな部署間の風通しが良くなるべきであり、声をあげられる社会を作ることが必要ではないか。市教委などともうまく連携しながら、より良い釧路になっていくようにお願いしたい。

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