令和2年第1回釧路市上下水道事業審議会(令和2年7月31日~8月14日)書面開催

ページ番号1003343  更新日 2022年8月25日

印刷大きな文字で印刷

会議名

令和2年第1回釧路市上下水道事業審議会

開催日時及び開催方法

令和2年7月31日~令和2年8月14日
書面開催

開催内容

  1. 水道事業会計 令和元年度決算見込概要及び令和2年度予算概要
  2. 下水道事業会計 令和元年度決算見込概要及び令和2年度予算概要
  3. 愛国浄水場更新事業の進捗状況について
  4. 新型コロナウイルス感染症に係る各種対応について
  5. マンホールカード配布状況について

意見内容

1.水道事業会計 令和元年度決算見込概要及び令和2年度予算概要

【意見内容】
令和元年度決算と令和2年度予算は、ほぼ同規模の概要となっているが、令和元年度決算から令和2年度予算にかけて貸借対照表の総資産に対する流動資産(殊に現金預金)の割合が10%弱から5%弱へ減少する点(現預金もほぼ半額)が見られます。
現金預金の急激な減少がもたらす影響について、一時的なものなのかそもそも懸念すべき事由がないか説明を願いたい。

【回答】
令和元年度決算においては、複数年に渡る継続事業である愛国浄水場更新に係る工事代金が3月31日を超えて支払うこととなったことにより、未払金が増加しております。その財源である企業債が収入済みであったことから一時的に現金預金が増加したものです。
令和2年度予算措置においては、同事業の支払いを年度内に予定していることから、現金預金が急激に減少したように見えますが、経営状況に大きな影響はないものと判断されます。
なお、令和3年度以降については、愛国浄水場更新事業の他にも老朽管の更新が本格化する予定であり、事業費の増加が見込まれることから、資金剰余額は減少していくものと見込んでいます。

2.下水道事業会計 令和元年度決算見込概要及び令和2年度予算概要

【意見内容】
流動資産の控除項目、すなわち売上債権に該当する未収金期末残高に対する貸倒引当金の割合は、令和元年度実績で約20%、令和2年度予算で約14%に上りますが、過去経験的に未収金の貸倒れ可能性が高いための高めの引当率となっているものなのか。

【回答】
貸倒引当率については、過去の貸倒に係る実績率から、令和元年度は平成23~25年度の平均4.94%、令和2年度は平成24~26年度の平均4.27%を基準とし、各年度の初年度未収金に実績率を掛けた数値の合計を貸倒見込額として約14%計上されています。
近年は下水道使用料の収納率が向上しているため、貸倒引当金は減少傾向となっております。

3.愛国浄水場更新事業の進捗状況について

【意見内容】
令和2年2~3月にかけての気温上昇等による融雪・地盤の緩みによる土留崩落と1工区工事期間の延長は残念だが、ともあれ人的被害が出なかった点、可及的速やかに新たな仮設土留を設定できたことは何よりである。
現在、そして今後しばらくは、引続き工事関係者におけるコロナ感染予防対策をした上での慎重を期した作業になることは考えられ、安全対策等を第一・万全に焦ることのないよう従事していただきたい。

【回答】
愛国浄水場更新事業につきましては、土木・建築工事1工区において、新たな仮設土留の設置とあわせ、基礎コンクリート、掘削などの作業を進めております。
また、新型コロナウイルス感染予防対策や感染拡大による、工程や資器材調達等への影響についても、現在のところ見られておりません。
今後、工事が本格化していくことから、引き続き感染予防対策を徹底するとともに、状況に応じて、工程の見直しなどを適切に行い、安全確保を図りながら慎重に進めてまいりたいと考えております。

4.新型コロナウイルス感染症に係る各種対応について

【意見内容】
現在、コロナ感染症の終息は未だ先の見通せる状況になく、水道料金・下水道使用料免除は予期せぬ経済的困窮から致し方ないことである。
殊に8月以降、年度後半は業務用・浴場を営む事業者の状況は一段と厳しくなることが想定され、一般会計繰入れは期待したいところであるが、月平均2億円弱を継続的に免除できる財源には限度があると考えられるがいかほどなのであろうか。

【回答】
独立採算を旨とする地方公営企業である水道事業会計・下水道事業会計において、事業者支援として、料金等の減免を行う場合には、その財源を一般会計からの繰入で賄うことが原則であると考えております。
この度の水道料金・下水道使用料の減免につきましては、企業の存続と雇用の継続ができるよう、事業者の負担となる固定費の軽減を図るため、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用しながら実施しているものであります。
新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない中、5月、6月請求分に続き10月請求分についても免除することを予定しており、9月定例市議会に関連する補正予算案を提出しているところであります。

5.マンホールカード配布状況について

【意見内容】
全国にマンホールカードのマニアもいるようで、デザイン絵的も優れるカードの配布状況が順調なのは何よりである。
しかしながら、カードは無料配布が基本であることから、真のマンホールマニア向けに有料(製造原価を回収できる価格)で本物ないし軽量レプリカ(実物大・ミニチュア版、鋳鉄製以外にプラスティック製など)等をネット限定販売するような試みはできないものであろうか。
全国には購入する者もいる可能性があるのではないか。

【回答】
釧路市のマンホールカードについては、下水道への理解・関心を深めることを目的とした下水道広報プラットホームの全国的な企画に参加をする形で取組みを進めているものであります。
マンホールカードのデザインを利用したマンホールの物販等に関しては、全国的にもその事例は少ない状況であること、また、郵送等コスト面における課題などがあることから、現時点では難しいものと考えております。

このページに関するお問い合わせ

上下水道部 経営企画課 経営企画係
〒085-0841 北海道釧路市南大通2丁目1番121号 上下水道部庁舎2階
電話:0154-43-2169 ファクス:0154-43-0080
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。