令和3年第2回釧路市上下水道事業審議会(令和3年2月8日開催)

ページ番号1003340  更新日 2022年8月25日

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会議名

令和3年第2回釧路市上下水道事業審議会

開催日時及び開催方法

令和3年2月8日(月曜日)14時00分~15時30分
リモート開催

議題

  1. 水道事業における投資計画
  2. 水道料金体系
  3. その他

主な発言要旨

1.水道事業における投資計画

  • 内閣府が公表した巨大津波の被害想定を基に、現在進めている愛国浄水場の更新事業について、変更箇所がなくてよいのか。
    内閣府の情報を基に道が浸水想定を作成している。その後、市の防災危機管理課がハザードマップの作成を予定していると聞いている。本年度内は完成しない。公表された時点で対策を改めて検討していくことになると考えている。
  • 更新後は浄水処理を膜ろ過へ変更するとのことだが、毎年の固定管理費は現在と比べてどのぐらい増加するのか。
    処理方法が違うため部品の交換費用、頻度は一概に比較できないが、膜ろ過自体の交換費用を耐用年数の20年で割り返すと単年で約6,000~7,000万円となる。
  • 水道管路更新基本方針を策定した平成27年1月と、新しく策定する基本計画で更新場所の決定方法に違いはあるのか。
    基本方針の考え方に基づき更新場所を決定している。
    令和4年度からの考え方については、管路更新の優先度を決定するものであり、これまで主流だった鋳鉄管以外にも、鋼管、ダクタイル鋳鉄管にも順位を付け平準化を図りながら更新を進めていく。
  • 水道管路更新基本方針策定から6年以上が経過し、管の老朽化が進んでいると思われる。残存している管についてはどの程度耐えられるのか。
    基本計画において、釧路市の更新基準年を定めている。
    鋳鉄管40年、鋼管50年、ダクタイル鋳鉄管60~80年としており、すぐに耐えられなくなるものではないが、令和4年度からの更新を適正に進めていきたいと考えている。
  • 更新計画の期間は令和4年度から33年度まであるが、優先度の高いものが更新されて行くと思われる。優先度が低いものはどうなるのか。
    令和4年度から30年間は更新を平準化して進めていく。一度更新すると80年以上持つため、30年間の更新が終わったら、次に優先度の高い更新に移っていく。
  • 給水人口が減少していくことへの対応は。
    給水量が減った場合は、膜ろ過設備を系統ごとに休止をかける等、効率的な運用を検討していきたい。
  • 膜ろ過の処理能力に比べ、計画最大給水量が少ないがその差は何か。
    浄水過程で10~15%ほどのロスを見込んで処理能力を決定した。
  • 愛国浄水場の矢板崩落等に伴う事業費の増額について上下水道部としてどのように受け止めているのか。
    増額した事業の財源に補助金や起債を充てることから、想定される直近の料金算定期間内の収支に大きな影響は与えないが、起債の償還金は将来の負担増となる。
  • これまでに行った経営努力は。
    令和2年度については、水道事業の委託化により職員定数の4名削減などを行っております。

2.水道料金体系について

  • 従量料金での固定費回収は、多量使用者が減少した際の減収が大きい。固定費は、基本料金で賄うことが理想である。平成30年の料金改定前後の基本料金に占める固定費の割合の変化は。
    固定費の約4割を基本料金で回収、残りを従量料金で賄っている。
    前回料金改定時に資産維持費分を基本料金に算入したことから、固定費を基本料金で回収している割合は、改定前よりも若干上がっていると考えている。
  • 低金利傾向の中、設備投資等の多額の資金を確保する場合に際し、起債を積極的に活用すべきではないか。
    利息の負担は少ないものの、元金の償還は将来世代の負担となることから、老朽管更新事業への起債充当率を80%としていることなど、現在の考え方を継続していきたい。
  • 示された財政収支見通しでは、料金値上げをしないといけない状況ということか。
    令和4年度から令和7年度を料金算定期間として仮定すると、約10%程度の料金改定をしなければ、令和7年度末で収支は均衡しないものと試算される。

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