令和3年第3回釧路市上下水道事業審議会(令和3年2月15日開催)
会議名
令和3年第3回釧路市上下水道事業審議会
開催日時及び場所
令和3年2月15日(月曜日)14時00分~15時20分
リモート開催
議題
- 下水道事業における投資計画
- 下水道使用料体系
- その他
主な発言要旨
1.下水道事業における投資計画
- 大雨による道路冠水などが見られるが整備は充分にされているか。今後の整備計画は。
内水ハザードマップ等を基に浸水解消に取り組んできた。
昭和北地区については令和4年度に整備完了を予定している。鶴野東地区については、星が浦川の改修工事と連携し令和3年度より整備を行う予定。 - 合流管の整備は国の補助事業として認められているのか。
新設、改築ともに国の補助事業として認められている。 - 合流管は比較的口径が大きく中心街に埋設している。今後既設管路の内面に新管を構築する管更生工法が主流になると思うが、1m当たりの単価はいくらか。また、市内に施工可能な業者は何件あるのか。
現場状況等によって変動するが、φ300ミリメートルで14万円、φ500ミリメートルで23万円程度。
施工業者については、市内に1件である。 - 雨水に係る一般会計負担金の比率は。
令和元年度で、資本費では約32%を雨水分として一般会計からの負担金で賄っている。 - 阿寒湖畔処理場へ繋がる温泉管は、かつて硫化水素が原因で上部が腐食していた。今の状況は。
平成3年度から17年度にかけて管更生及び布設替えを実施した。人孔等の目視点検では異常箇所は見られ ていない。 - 阿寒湖温泉地区にある蛯川ポンプ場の整備状況は。
ストックマネジメント計画により計画的な更新をしている。電気設備、主ポンプの更新等を実施済みである。 - 昭和北、鶴野東地区等において雨水整備を行うとのことだが、他の地区で浸水などの被害はないのか。
その他の地区では確認されていない。 - 費用削減の観点から、下水道施設更新時にダウンサイジングの検討は行っているのか。
事業計画は5年に1度見直しをしており、改築時に管のダウンサイジングを検討している。処理場については、日常からの点検整備等により耐用年数の延命化を図り、処理人口、処理水量を勘案し、更新時にダウンサイジングを図り省エネ化等のコスト削減を進めている。 - 下水道施設の健全度に係る耐用年数の基準は何か。
下水道施設の耐用年数は国交省の標準耐用年数が基準。 - 改築シナリオについては、年間15億円の投資により可能となるものなのか。
その見通しである。 - 管路の改築シナリオは検討していないのか。
既設管の健全度を調査後、改築シナリオを検討する予定。 - 下水道施設の整備費には補助金等が含まれたものとなっているのか。
財源に補助金・起債を含んだ事業費としている。 - 管路老朽化対策を行うために概算で年間50億円の事業費が必要となるのか。
50億円は、緊急度1.及び2.を全て改築した場合に必要となる費用である。
2.下水道使用料体系について
- 家事用と業務用を区分するなど、汚水の水質によって料金体系を変えていない理由は。
水質使用料を別途設けており、1立方メートル当たり別途料金を賦課している。 - 下水道使用料で採用している基本水量制については、水道料金と同じく廃止とすることが望ましいと思われる。
- 水道料金では基本水量を廃止したが、一方で下水道使用料は基本水量制のままであり、上下水道部として考えが矛盾している。解消のためには使用料体系全体の議論が必要ではないか。
水道、下水道の料金をどうするかについては、全体収支を見た上での議論になるかと思われる。基本水量についての議論と、料金全体について二本立てで議論いただきたい。 - 水道料金より、下水道使用料の方が高いのはなぜか。
処理経費そのものが高いことなどから、下水道使用料のほうが高くなっている。 - 釧路市と人口規模が類似している都市に比べ下水道料金が高いように感じる。
昭和50年代に集中的に整備を行った時期の起債償還のピークを迎えたことや、地形特性により他都市と比べポンプ場や処理場が多いことなどから他都市と比較すると、高い傾向にあると考えている。
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