平成29年第2回釧路市上下水道事業審議会(平成29年1月30日開催)

ページ番号1003355  更新日 2022年8月25日

印刷大きな文字で印刷

会議名

平成29年第2回釧路市上下水道事業審議会

開催日時及び場所

平成29年1月30日(月曜日)13時30分~15時30分
釧路市役所 防災庁舎 災害対策本部室

議題

  1. 議事
    • 会議録署名委員の指名について
    • 水道事業経営のあり方について

主な発言要旨

  • 新愛国浄水場の浄水能力が70,500立方メートル/日で、計画最大給水量が63,400立方メートル/日となっているが、現在の一日最大配水量はどれぐらいか。
    ⇒今年度の最大は昨年9月の約63,000立方メートル/日である。
  • 新聞報道で愛国浄水場の更新にあたり杭工事が必要になったと平成35年度の完成に影響があるか。
    ⇒当初は平成33年度完成を予定していたが、杭工事を行う必要があることから平成35年度完成予定となる。
  • 杭工事が追加になったことで財政収支見通しにおける建設改良費の変更はあるのか。また、平成30年度に資本的収支不足を補填できる状況になることはないか。
    ⇒財政収支見通しは杭工事を見込んでいないものであり、それらを見込んだ財政収支計画を策定中であり、平成29年2月24日開催予定の審議会までに示したい。また、平成30年度の資本的収支不足額についても瞬間的には補填できる可能性はある。
  • 今後、料金算定期間や資産維持費の導入について審議をする上で、財政収支計画はなくてはならないものであることから、平成29年2月16日開催予定の審議会までに示してほしい。
    ⇒会長と相談し、早めに示せるようにしたい。
  • 新しい膜ろ過設備は、国内では最高水準の機能を有するものなのか。また、膜ろ過設備の耐震年数はどの程度になるか、ランニングコストを含めて教えてほしい。
    ⇒完成すれば国内では最高水準であり、膜ろ過設備のメーカー保証は20年ある。18系列あることから水需要に応じた運転管理をすることで施設の延命化や効率的な運転を行うことができるのでランニングコストを低く抑えることができる。
  • クリプトスポリジウムは現在の急速ろ過でも除去できると思うが、急速ろ過と膜ろ過をランニングコストで比較した場合、膜ろ過の方が高くなるのではないか。
    ⇒金額だけだと膜ろ過の方がランニングコストは高くなるが、処理の難しい釧路川の原水を適切に処理するには、膜ろ過が最も適した方法だという専門家の意見などを取り入れながら採用に至った。
  • 人口が減少していく中で、水道使用者のみで負担していくのは難しいと思う。現在の世帯数や世帯の使用水量・金額がわかる資料を示してほしい。
    ⇒使用者負担を減らすためにも、内部努力による経費の削減なども行ってきている。財政収支計画の中で人口減少関係の資料も含めて示したい。
  • 昔は蛇口を捻ると、塩素の臭いがしたが最近はしなくなったように思う。また、浄水器やタンクを購入し、水を入れて持ち帰るものが流行っているが、水道水より安全なのか。
    ⇒水道水に最低限0.1ミリグラム/リットルの残留塩素がなければならないとされている。釧路市ではおいしい水を供給するため末端の残留塩素を0.4ミリグラム/リットルまで下げる努力を行っている。塩素が入っていない水を好むのは個人の嗜好の変化と思っているが、ペットボトル水などと比較すると水道水は安価であることから、水道水を活用してほしいと思っている。
    水の安全性については、水道法における検査項目は51項目あり、食品衛生法と比べても厳しい検査を受けている。
  • 有収率を他都市と比較するとどうなのか。
    ⇒地域差があるが、他都市の平均と比較すると若干安く、過去の地震等が影響しているのではないかと考えている。有収率向上に向け最大限努力している。
  • ダウンサイジングについて詳しく教えてほしい。
    ⇒水需要に応じて水道管の口径を100ミリメートルのものを50ミリメートルにするなど、管路更新の際には常にダウンサイジングが可能か検討している。
  • 今後、管などの資材費が安くなると見込むことは可能か。
    ⇒現在、主にダクタイル鋳鉄管を使用しているが、技術開発が進み100年間使用できる管などもある。資材単価は高くなるが、1年当たりに換算すると安くなっていると思う。
  • 補償金免除繰上償還について、平成19年度までは5%以上の利息を支払っていたのか。また、現在、借入利率が4%台の借入はあるのか。
    ⇒この制度を利用し、借り換えを行うまでは5%以上のものもあったが、5%以上の利率のものは全て借り換えを行っている。現在も4%以上の利率のものはあるが、日本水道協会を通じて利率が5%未満の企業債についてもこの制度を適用させて復活するよう要望している。
  • 平成26年度に会計基準の見直しにより退職給付引当金の計上をしたと思うが、計上の方法について教えてほしい。
    ⇒職員全員が退職した場合の退職金を計上する簡便法により一括計上している。

このページに関するお問い合わせ

上下水道部 経営企画課 経営企画係
〒085-0841 北海道釧路市南大通2丁目1番121号 上下水道部庁舎2階
電話:0154-43-2169 ファクス:0154-43-0080
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。