2022年度採用 学芸員 沼前広一郎

ページ番号1010489  更新日 2022年12月14日

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※掲載職員の所属・職位は令和4年4月現在のものです。

釧路市立美術館 学芸員(生涯学習部 生涯学習課美術館担当 主事)

沼前広一郎

釧路市立美術館で学芸員として勤務しています。学芸員としての主な業務は、自館のコレクションの保存管理、調査研究、特別展、コレクション展の準備、工作教室やワークショップなどの運営です。当館は常設展示室を持たないため、その都度特別展やコレクション展を開催しています。

展覧会の準備といっても色々な仕事がありますが、メインとなるのは作品の選定や展示図面の作成、作品解説の執筆やギャラリートークの準備でしょうか。現在はコレクション展を主に担当しています。

作品に向き合う喜び

作品や史資料にじっくりと向き合えることです。最終的に展覧会の形にして、来館者の方々にご覧いただくわけですが、その準備として、どの作品を出品するか、この作品はどのように紹介するのが興味深いかなどを考える時が一番楽しいです。実際の展示作業は、特別展の際には、専門の業者さんとともに行うのですが、かなりの肉体労働です。美術品を扱うので緊張感もあり、やりがいもありますが大変な作業です。

これからやってみたいこと

北海道、特に道東における戦争と美術の関係についていつか展覧会ができたらと思います。北海道における第二次世界大戦下の美術の状況は、まだ研究の余地があるので、地道に掘り起こしていきたいです。二つ目は、道内の女性作家の研究と作品収集です。美術館のコレクションのジェンダーバランスの不均衡については近年指摘されるところであり、当館においてもコレクションはほとんどが男性作家のものです。時間はかかりますが地道に進めていきたいです。

市職員を目指す人へのメッセージ

一日の流れ

私は公立美術館の学芸員となった結果として公務員となったので、市役所の仕事についてお伝えできることは少ないです。近年は、ミュージアムと行政の適切な連携が模索されてきていると思います。

もし皆さんが就職され、文化行政に携わる機会がございましたら、ミュージアムと役所との良好な関係を築いていければと思います。

このページに関するお問い合わせ

総務部 職員課 人事厚生係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎2階
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