2022年度採用　土木職　舘下朝日

※掲載職員の所属・職位は令和4年4月現在のものです。

住宅都市部 都市計画課 開発指導担当　技師

都市計画課開発指導担当での主な業務は、開発行為への許可、審査です。何か建物を建築するという時に、その土地が傾斜のある土地や凸凹とした土地だと、建物を建てる前に敷地の土を盛ったり、切ったりして土地を平坦にする盛土、切土といった整地を行います。このようにして建物を建てることを開発行為と呼び、都市計画法では一定以上の規模の開発行為に対しては審査を受けて許可を得ることを義務付けており、それによって宅地被害や土砂災害を防止しています。無造作な開発を防ぎ、安全に都市開発を進めていくために法律に基づいて指導をする仕事を行っています。

これから建物を建てるための準備を近くで見ることができる

開発行為の工事では、何か建築物を建てるために土地を平坦にして、排水施設や道路などの公共施設を設置して、それらの完了検査をしてから建築に取りかかります。開発指導担当では土地や公共施設が完成するまでを見て、当初の土地が日を追うごとに整地されて行って、建物が建てられるように変わっていくようすを見るのはとても面白いです。

イレギュラーによって設計の変更の相談に応じるときには解決策を考えたり、適切な指導を行ったりする必要があり、そこでは柔軟な考え方や法律に関する深い理解が求められるため、大変なところですがやりがいにも感じています。

より早く、正確に審査を行っていきたい

開発行為の申請から許可を出すまでの標準処理期間は30日と決められています。まだ図面の見方がわからない箇所があったり、是正の必要があるのかどうかの判断に迷ったりすることがあるので、経験を積んで審査にかかる時間を短くしていきたいと思っています。

また、審査の際に擁壁の安全性を確認するための構造計算というものがあり、その計算手法を現在勉強しているところなので、今後の審査で擁壁の構造計算が必要な時には自分が中心となって審査ができるようにスキルを高めていきたいです。

市職員を目指す人へのメッセージ

私が最初に都市計画課の開発指導担当に配属されたときに想像していたよりも、多くの人とかかわる機会の多い仕事だなと感じています。市民の方はもちろん、関連業者の方、他部署の方との協議や打ち合わせの機会も多いです。

人とのかかわりの中で経験し学ぶことも多いので、お堅い仕事と思わずに人のためになることをしたいという気持ちがあればどの部署でもやりがいを感じられると思います！