2022年度採用　保健師　岩原千夏

※掲載職員の所属・職位は令和4年4月現在のものです。

こども保健部 健康推進課 健康づくり担当　技師

この地域の誰もが、それぞれの形の妊娠・出産・育児を選択できるよう支えることが私の役割だと思っています。担当している「思春期ライフデザイン事業」では、市内の中学生・高校生を対象に性教育講座を行い、望まない妊娠など悲しい性を防ぎ、うれしい性を体験できるよう様々なことを伝えています。

また、赤ちゃんふれあい体験事業を通して、妊娠・出産の素晴らしさを伝える活動も行っています。さらに、「マタニティ講座」では、沐浴体験や赤ちゃんとの生活のポイントなどをお伝えし、初めてお子さんを迎える方々を支えています。

私は「縁の下の力持ちだ」

性教育は未知の世界で、携わるとなったときはとても戸惑いました。ですが、「性」という漢字は「心」と「生」からできており、性について考えることは生きることを考えることです。この事業を通して、悲しい思いをする人を一人でも減らし、自信を持って生きていく手助けをしていると思っています。また、直接出産や育児を経験されたお母さんや生の赤ちゃんと関わる機会はありませんが、私は「縁の下の力持ちだ」という思いで働いています。

「他人事」ではなく「自分事」！

どこか他人事だと思っていた「性」が、今ではとっても自分事です。LGBT当事者の方や性被害者に寄り添っていける人になりたいと考えます。そのためには、多くの知識を得て、その人の立場に立って考えていきたいです。
健康推進課では乳幼児健診なども行っており、赤ちゃんの元気な鳴き声がよく課内を響き渡っています。赤ちゃんの発達や特性を学ぶためにも、赤ちゃんと実際に関わる仕事がしてみたいです。

市職員を目指す人へのメッセージ

日々学ぶことが多く、それを楽しみながら働いています。ですが、受け身だけでは、得られない知識も数多くあると学びました。歴代の先輩が作り上げたものを、そのまま受け継ぐのではなく、その根拠を知ろうとする努力をすることが大事だと思います。

自ら積極的に学ぶ姿勢がとても大事だと思います。