平成25年度第3回釧路地域協議会

ページ番号1003090  更新日 2022年8月25日

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件名

平成25年度 第3回 釧路地域協議会

日時・場所

日時 平成26年2月21日(金曜日) 15時30分~17時00分
場所 釧路市役所第2庁舎 1階会議室

内容

1 開会

2 議事録署名委員について
会長より、住尾委員、安田委員が指名され、承認された。

3 議事
(1)平成26年度予算(案)の概要について
資料に基づき、事務局より説明。
あわせて、前回会議で寄せられた予算や市政への意見、要望等について資料に基づき説明。
委員から寄せられた質問・意見等。

委員
予算と直接関係ないが、釧路の水産業界で2年前から新たな市場開拓をテーマに東南アジアを主体に現地へ行って市場調査をしている。
地元で輸出に関して熟知している方が少なく、言葉、手続き、リスク等の問題が障壁になっている。こういった事を支援する仕組みが物産協会の海外部会だが、ここの体制や機能の強化をもう少し図っていただきたい。
今後も様々な相談が出ると思うが、今の体制と現状の機能では対応しきれなくなると思うので、考えていただければと思う。

事務局
台湾との関係は深くなりつつあるが、それ以外の国は今まであまり多くはなかった。
物産協会の海外事業部の体制充実という事も含め、市としてどんな応援ができるか、状況を聞きながら、一番効果的な選択をできるようにしていきたい。

委員
福祉関係の成年後見人制度で、年齢を重ねるにつれて判断力が落ちる人、お金の管理ができない人が出てくる。新たに社会福祉協議会に成年後見センターを作って頂いたが、後見人になる弁護士、司法書士が足りず、民間の方にもお願いしているが、応募が少ない。今後、後見人を必要とする人がもっと増えてくるので、講習等含め、さらに考えて頂きたい。
介護の関係で、男性介護士も増えているが、実際の現場としては、介護の男性は力があり役に立つが、女性がお風呂に入る時の世話など、介護士も女性でなければ抵抗がある場面もある。介護の人手不足を解消する施策をお願いしたい。
市にお願いして、すぐできることではないと思うが、後見人、介護人の事は念頭に置いていただきたい。

事務局
後見人の関係では、社会福祉協議会にお世話になって進めている。専門的な部分の難しさもあり、中々進んでいないが、市民後見人がもっと増えるように施策を充実していきたいと思う。
介護現場の性の問題も非常に難しい問題だと思う。行政がどこまで関与できるか課題はあるが、側面的なサポートは考えていかなくてはならないと思う。

委員
市の除雪費はどうなっているのか。

事務局
今後は一定程度、当初から予算を持つようにしている。ここ数年はツルツル路面対策、雪山の排雪など、除雪後の2次整正にもお金が掛かっており、それらも含めて総額は確保したいが、2・3回分程度しか予算を組めていない。結果としては、降雪状況を見て補正しているという実態だが、市民生活に支障ないように予算措置をしていきたい。

委員
観光や長期滞在に関して、夏は涼しくて過ごしやすいという、気温の話を九州等ですると、「すごい、行ってみたい」と言うが、冬のマイナス20度を体験しに来てみないかと言うと、「絶対、嫌だ」と言う。
夏は涼しい釧路、冬は冬期間の釧路エリアでなければ体感できないことをアピールし、冬の目玉があると道外、国外の方々にも、もっと来てもらえると感じる。

事務局
台湾の方などは逆に、冬に雪や氷を見たいといって来る。ワカサギ釣りや雪歩き、寒い所で汁物を食べるのが美味しい、といった冬ならではの楽しみなどをアピールができればと思う。

委員
教育関連費の事業の中で、子どもの通学路の危険等に対して、安全マップづくりをすると聞いている。何校かのモデル校で実施するとの事だが、早急に他の学校にも広め、事件等が未然に防げる体制を取れるように、PTAを含め、教育委員会とも連携していきたいと思う。
学力、体力に関しても、学校や教育委員会だけでなく、もっと保護者との連携も深めながら、成果が上がるように、PTAとしても取組に協力したい。

委員
観光と交流の振興の中で、台湾観光客誘致の予算は、かなり大きく充てられているが、台湾の観光客のインセンティブを中心に据えていくのか、それとも他の国にも拡げていくのか。
先程も介護士が足りない話があったが、鉱工業では研修支援がある。以前に介護、医療関係でも海外の研修生の受け入れをした事例があったように、鉱工業以外の分野にも研修制度を拡げられたら、人手不足が解消できるのではないか。他の分野でも、日本の技術を教える代わりに労働力の提供を受けて、そうした研修生が来れば、家族が観光で訪れるなど、波及効果も大きいので、そういった施策を今後検討できればと思う。

事務局
台湾復興航空の定期便も残念ながら5月で休止になるが、台湾と釧路との関係は密接になってきているので、民間中心の親善協会等も含め、つながりは大事にしていきたい。東京や旭川、千歳空港の台湾便で来る台湾の方々を釧路管内に呼び込む必要があると考えており、阿寒湖や釧路湿原まできて見て貰えるように、釧路に泊まれば動物園などの入園料を補助するなど、インセンティブは引き続き充実させていく関連予算になっている。まだ台湾以外まで拡げていないが、今後、東南アジアは伸びてくると思うので、その方々にも来てもらうきっかけになる対策は何が良いか、検討していく。
海外研修生だが、現実に釧路市内の医療、介護機関にも海外から来ている方がいると聞いている。民間の動きに市がどう関わるか課題はあるが、地域の医療、介護サービスの確保のために取り組みは必要なので、意見を参考にさせていただく。

会長
それぞれ担当セクションに伝えて頂くことと、すぐには間に合わないものは、来年度以降の事業検討をお願いする。

(2)(仮称)釧路市自治基本条例について
資料に基づき、事務局より説明。

会長
検討委員会での、条例を制定すべきという意見を受けて、2月の議会で条例制定の可否について議論いただくという事なので、皆さんも議会中継等で、動向を注視して頂きたい。

4 その他
委員から寄せられた質問・意見等。

委員
ふるさと納税の釧路市からのお礼の内容で、もう少し良いものは検討できないか。

事務局
ふるさと納税は、ふるさとを応援して頂くことを第一としながらも、地域の特産品のPRができる場面でもある。全国的にはもっと魅力的で、大きくプレゼントを出しているまちもあるが、実は全くプレゼントは無いまちの方が多い。
釧路市はふるさとを応援してもらう機会を捉えて、釧路の代表的な特産品である水産加工品をお礼として出し、PRしている。十分な伸びになっていない部分もあると思うので、随時状況を見ながら見直していく。
一方で総務省から、全体としてプレゼントの部分が過熱しすぎると本来のふるさと納税の主旨としてどうなのか、という懸念も示されており、この辺の兼ね合いも見ながら、同じ額でもより魅力的なものという事も含めて、検討したいと思う。
ちなみに今年度は80件近くになってきており、金額は1千万円近くにのぼっている。件数では昨年度の2倍程度となっている。

5 閉会

配付資料

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