平成29年度釧路市地域協議会3地区合同会議

ページ番号1003074  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時:平成30年3月20日(火曜日)午後3時00分~午後4時20分
場所:釧路市生涯学習センター 705・706号室

内容

(1)開会
(2)挨拶
名塚副市長
(3)委員紹介
(4)議事

1.釧路市まちづくり基本構想について
資料に基づき事務局より説明
委員から寄せられた意見・質疑は特になし

2.平成30年度釧路市予算について
資料に基づき事務局より説明

委員から寄せられた意見・質疑は次のとおり

【釧路地域協議会】
まちが発展するためには、希望がある、発展する可能性のある産業が必要だと思う。
将来性のある産業に関わっていこう、もしくは、こういうまちにしようというものがあれば教えてほしい。

【事務局】
平成30年度の予算編成にあたって、この地域の雇用をしっかりと確保していきながら市民の生活の安定を図ることが重要であり、地域経済を支える人材の育成、都市機能の向上、経済活性化につなげるための政策を重視して予算を編成させていただいた。
その上で、将来的な展望として、釧路市まちづくり基本構想において今後10年間の取り組みをお示しさせていただいたところ。
釧路市では国の観光立国ショーケースの認定を受けており、2020年に向けてまずは外から人を呼ぶための取り組みを進めていくところ。

【釧路地域協議会】
昨年の夏場、釧路湿原には多くの外国の方に自転車で来ていただいた。釧路から阿寒に向かってサイクリングロードがあるが、他の場所に整備する考えはないのか。

【事務局】
現在のサイクリングロードは北海道の管轄であるが、市としても昨年から台湾を中心にサイクリングを活用した観光の取り組みを始めており、今後も引き続き海外の方 のご意見を聞きながら徐々にコース等を開発していきたいと考えている。

【釧路地域協議会】
釧路市は「釧路湿原」と「阿寒摩周」、2つの国立公園という財産を持っている。これをどのように活用するかまだまだ考えることがたくさんある。交通や宿泊、自転車、体系的に整備していく必要があると思うが、どのように活用していくのか。

【事務局】
観光を進める上では素材に磨き上げをかけることが非常に重要であるし、この地域の魅力をどうやって発信していくかが重要であると考えている。併せてインフラの整備など含め複合的に進めていきたい。

【釧路地域協議会】
釧路(地区)に住んでいると阿寒などに行く機会がなく、(阿寒、音別地区)との一体感がなかなか出てこない。地域のお祭りがあった際、バスなどの交通手段を確保して釧路(地区)の人も音別や阿寒に行けるよう人を動かし、一体感を醸成することが大事だと思う。

【事務局】
観光に関わらず、一体感の醸成というのは、合併以降非常に重要だと考えている。引き続きこのことを念頭に置きながらまちづくりを進めていきたい。

【釧路地域協議会】
水産の取組の中で、ウニやコンブなどの増養殖をやっているとのことだが、具体的にどこでどのような取組みをしているのか。

【事務局】
ワカサギは阿寒湖で、ウニは東部漁協と釧路漁協で事業に取り組んでいるところ。
ホッキ、マツカワ、シシャモ、ハタハタなど様々な漁業資源があり、それぞれ増養殖事業を行っているところ。

【阿寒地域協議会】
予算案のポイントの「避難行動要支援者避難支援事業」だが、市で昨年から3年間、70町内会ほどを対象に組織づくりを進めている。
今年は5メーターまで津波の高さが到達する町内会を対象に進めるようだが、そもそも3メーターのまでの70町内会がうまくいっていない。
問題点として、まず、町内会が高齢化してきている。もう一つは市の福祉部だと思うが、そこからの情報が乏しいとのこと。情報を提供してくれないことにはどうにもならない。
介護度3以上の方が対象になっているが、実際にそのような方を災害時に助けるとなるとなかなか大変ではないかという話が出ていた。
もっと町内会とどのように進めていくのかを詰めていかないと、なかなか難しいようだ。

【事務局】
町内会、福祉、防災の担当にしっかりと伝えさせていただきたい。

【阿寒地域協議会】
国の方針が変わり、最初は市がやっていたものを解体し、それを急に変えるというのはなかなか難しいということ。
また、大川町は避難するために山に登る道の整備をしたが、避難訓練は2年に1回のみと聞いている。これは恐ろしいことでやるなら毎年やるべき。
そういった指導を市として手掛けなければいけないのではないか。

【事務局】
しっかりと情報を出しながら、速やかに対応できるようにしてまいりたい。

【阿寒地域協議会】
釧路のまちに大きな津波が来たら、逃げる道はマリモ国道と鶴居村に向かう道路しかなく、災害時には渋滞し逃げようがない。有事に対する非難を真剣に考えなくてはいけないのではないか。

【釧路地域協議会】
市から防災への組織づくりや、このようにしてくださいというような資料は町内会に配布されているのか。

【阿寒地域協議会】
市から組織してくれということで、要綱も与えられながらやっているが、町内会で差があり、なかなかうまくいかない。

【釧路地域協議会】
市の事業は将来に向けたものがないと思う。新しい発想がプラスされた希望というものがない。千代の浦の港湾の整備についても、釣りをしている人を昔は見たが、今はだれもやっていない。
市役所の職員は色々なところへ出張に行って構わないと思う。釧路が将来発展していくためのものを拾ってきていただきたい。そして夢や希望があるというプラスの部分を見つけて来てほしい。

【事務局】
様々な会議でよく言われるのは、釧路は情報発信が弱いということ。市も最近、フェイスブックなどのSNSを意識しながら、たくさん取り組んでいることはあるし情報を持っているが、それを市民にどのように伝えるかが大事だと思っているので引き続き有効な手法で発信していきたい。

【阿寒地域協議会】
釧路市の人口が苫小牧市に抜かれて5番目になったところ。釧路市は他都市に比べて急減しているが、打つ手はあるのか。

【事務局】
釧路市の人口減少の要因としては、若い子、次の親になる世代が転出超過により減少し、そのことが出生数の減少にもつながっている。
親となる世代が釧路市に住み続けられるということが直接的な社会減の解消につながるとともに、次の世代を担う若者の増加にもつながっていくと考えている。
若い人が住み続けられるためには、やはり働く環境、しっかりと雇用を創るということが非常に重要だと考えている。

【阿寒地域協議会】
以前は働く場所がないから出ていった。今は働く場所があっても出ていってしまう。

【事務局】
いわゆる雇用のミスマッチのことかと思う。有効求人倍率も1を超えている。その中でも転出者がいるということは、魅力的な雇用の場、若い人が求めるような職業が無いという事も影響しており、行政だけではできるものではない。経済界と情報収集しながらミスマッチ解消に向けて取り組んでいきたいと考えている。

【音別地域協議会】
ふるさと納税推進事業では2億7万円の費用とのこと。返礼品の費用だと思うが、いただく寄附額はどれくらいを見込んでいるのか。

【事務局】
平成29年度については約4億円を見込んでおり、その半分が返礼品や事務手数料、となっている。
平成30年度の予算では5億円のふるさと納税を見込んでおり、それに係る経費となる。

【音別地域協議会】
この寄附金は特定の目的に使うのか。

【事務局】
寄附の目的を設定しており、例えばまちづくり、文化・スポーツなど9項目を設けており、その事業に充てるという形をとっている。

【釧路地域協議会】
子宮頸がん、性教育の健全育成ということで研究会を立ち上げている。
講演などを行っており、家庭の大切さ、地域を担う未来の子どもたちのためにぜひ聞いていただきたいのでよろしくお願い申し上げる。

【音別地域協議会】
「予算案のポイント」に掲載されている事業がそれぞれの地域にどのように反映されるのか、例えば音別(地区)の名前を入れてもらえると我々も音別に帰った際説明できる。
「3地域合同」の意義を考えていただけるとみんなで頑張ろうとなれる。
観光の観点からすると自分達の重要性で考えていくと方がいいんだと思う。音別は地域的には難しいと認識しており、高速道路もできたところで、今度はいかに38号線を通っていただくかというようことをこれから考えていただくことが必要。

(5)閉会

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