平成29年度第2回音別地域協議会

ページ番号1003078  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 平成29年12月1日(金曜日)午後3時30分~午後4時40分

場所 音別町行政センター 3階 会議室(1)

内容

(1)開会

(2)議事録署名委員について
大坂副会長より杉山委員・伊藤委員が指名、承認される。

(3)議題

1.【平成30年度予算について】

【事務局】
資料1-1(予算編成の流れ)、資料1-2(平成30年度予算編成方針)に基づき説明。資料1-3(平成29年度当初予算案のポイント)、資料1-4(平成29年度釧路市予算案の概要)を参考に、来年度に取組む事業や予算についてのご意見をお聴かせ願いたい。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【委員】
決算では黒字と聞いているが、資料1-2【健全で安定した財政運営の確保】において、約15億円下回ったとあるが、この点について詳しくお聞きしたい。

【事務局】
地方交付税は毎年国の予算で決定するが、交付税の算定基礎となる人口の減少や、今までは合併による算定替での交付税上乗分が、徐々に縮小されたことが要因となり、平成28年度決算において地方交付税等含めたものが約15億円下回った。

【委員】
編成方針の【確かな未来へつながるまち・ひとづくりの推進】において、経済活性化を優先課題とした中で、人材育成、都市機能向上を含めた重点戦略について推し進めることをポイントと掲げ、予算を作成するということか。

【事務局】
予算作成において中心となる課題の1つである。釧路市まちづくり基本構想については、5つの基本方針など含めて後程説明いたしますが、3つの柱となる重点戦略を掲げたので、その課題に基づき各課が予算要求を行い、事業について精査していくという流れになる。

2.【釧路市まちづくり基本構想について】

【事務局】
資料2-1(釧路市まちづくり基本構想 構想編(案)・計画編素案(案)概要版)、資料2-2(構想編(案))、資料2-3(計画編素案(案))、参考資料(域内連関とは?)に基づき基本構想主幹より説明。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【副会長】
現在の総合計画と今回の基本構想について、長きに渡り地域協議会を行っているが、以前にも出された内容が多々出されている感じを受ける。特に廃屋・空家問題についての進展が見られず、パシクル湖畔地区については早くから言われているはずだが、詳細を聴きたい。

【事務局】
空家対策については、今年度釧路市において空家対策計画を策定した。その計画に基づき、消防や住民からの通報を受け調査を行い、建築指導課を中心に特定空家としての指定を行っていくことを確認している。特定空家に指定された場合は、法に基づいた指導を行った後、最終的に行政代執行を行うのかなどのスキームが検討されていると聞いている。音別パシクル湖畔地区の経緯については、転売による所有権移転が繰り返されるほか、法人倒産により破産管財人へ引継がれるなど、不透明な部分が多々存在していること。また、所有者が判明しているケースにおいては、建築指導課を通じて解体への指導を行ってきたが、解体費用の捻出困難を理由に解決に至っていない現状である。

【副会長】
事情は分かりますが、早期解決に向けて取り組んで欲しい。

【事務局】
課題として、個人の財産権が優位であることから、行政で解体を行い更地とされた土地でも行政の財産にはならず、更地となった土地の所有者は不動産の売却が可能な法体制が障害になっていると考えられる。解体には市民の税金を費やすことから、今後、法改正などの動向を見据えながら、建築指導課において対応を検討することとなる。

【委員】
資料2-3(59P)施策の体系において、(1)コンパクトなまちづくりの推進について詳しくお聞きしたい。

【事務局】
この部分については、都市計画区域に限りますので旧釧路市内のことを示す。音別・阿寒地域は都市計画区域ではなく、元々音別・阿寒地域は機能的には有る程度中心部に集約されており、(3)都市的地域に準じる地域として「小さな拠点づくり」を進めることとなる。

【委員】
(4)持続可能な公共交通網の形成については、音別地区と釧路市内を結ぶ路線のことを示すのか。

【事務局】
それも含めて全体的、全市的な考え方となる。人口減少する中、多路線の運行継続では会社の存続危機にも陥ることから、中心路線をバス会社の運行とし、支線運行については、阿寒地区で実証実験を行ったオンデマンドタクシー及びバスのほか、運行状況など通信機器を介して把握することで、スムーズな乗降が可能となるシステムなど全てを含めた計画となる。

【委員】
音別市街地区から山間部を結ぶ音別線は現在1日2便運行しているが、住民より音別線の廃止を耳にしたが。

【事務局】
音別線の運行については、来年3月をもって正式に廃止することが決定している。平成30年度については、現在運行している患者輸送バスやスクールバスを使用した代替措置での対応を検討しており、将来的にはデマンド型の運行などで地域の交通を確保していきたいと考えている。

【委員】
現在、白タクなどの問題が浮上しており、それらとの関連については大丈夫なのか。デマンド型について詳しくお聞きしたい。

【事務局】
今の意見から恐らく限界集落において地域住民の車両に便乗する特制のことを話されているかと思う。オンデマンドについては、ワゴン車両などを用いて利用者の要求に応じて運行する形態を意味する。

【委員】
予算が関係すると思うが、実施体制の方向性としては、事業所による実施或いは行政直営になるのか?

【事務局】
全て行政での実施は難しいと思われ、現在、運行を委託している事業所とも協議をしながら検討していく。

【委員】
資料2-3(29P)アイヌの人たちの誇りの尊重と文化の振興について、今年の6月に阿寒湖で行われたイベントが大変良いイベントであったが、資料に記載されている「小中学校との連携」という点では、アイヌ文化については阿寒町が中心となり、音別地区の生徒については中々触れる機会がないと思われ、音別小、中学校の生徒達にもアイヌ文化に触れる機会を是非設けて欲しい。次に高齢者福祉(14P)については、まさしくその通りと感じている。以前、地域包括センター職員より今後は前期高齢者が後期高齢者のサポートを行う時代が訪れると聞き、当時は理解が浅かったが、最近の状勢を見ると元気な高齢者が弱い立場となっている高齢者へのサポートについては非常に大事なことと認識している。音別地域については社会福祉協議会や地域包括センター、教育事務所など、高齢者に対する施策はとても手厚く恵まれており、今後も高齢者が積極的に地域に関われる体制を構築できればと思う。(34P)子どもの学力向上の関係では、以前から児童・生徒数は減少しており、自身の経験からも小・中学と関連した教育が実現できないかと感じていた。今後、これらの状勢に応じた教育の推進を図ることで、すばらしい子どもたちの成長が期待できると考える。

【事務局】
アイヌ施策の音別地域での開催について教育事務所へ伝達する。高齢者福祉については、昔に比べ現代の高齢者は非常に若く元気である意味から「アクティブシニア」という表現で、今後も地域活動や社会貢献活動などの実現を示している。学校教育については法改正により教育総合会議が設置され、市長も教育委員会と共に教育施策の執行に関与することとなり、釧路市において学力の向上は重要なテーマであるとの認識を持って進めている。

【委員】
林業と木材産業(44P)について、内容については良いと思うが、現状と課題に記載されているエゾシカによる森林被害の防止については、市においても進入防止柵の整備により減少傾向であるが、近年頻繁に熊の出没が見受けられ、幸い音別地域での被害は出ていないが、白糠町においては1名が死亡する被害が出たほか、重症を負う被害が相次いだ。中々難しいとは思うが熊に関する条例の緩和や、次回においては熊の対応について示されても良いと思う。次に(2)林業・木材産業の振興において、小学生を対象とした木育のイベントが年に数回実施されているようだが、これを市民も参加できるイベントへ転換できればと良いと思う。自分自身、釧路市博物館と協働で林業基礎講座を10年間開催してきたが、10年の区切りで終了することが確定した。講座は非常に好評であったため、今後は行政において、今までの基礎講座と木育を交え、内容を充実したものを開催できれば、市民1人1人が森林に対する知識が深まり見聞が広まるものと思う。

【事務局】
釧路市鳥獣被害防止計画については、熊の対応についても一定程度盛込まれているが、内容的には農業被害を受けての対応について示している。ただし、計画に記載されなければ実施しないということではなく、原課が実施計画を掲げ、予算化を行い対応していくものから、本日の意見については原課へ伝達する。林業基礎講座については、民間と行政が再度検討を行い、新たな方向性について見出すことができればと考える。まさしく域内連関ということで行政単体では実施困難な部分は民間の協力が必要であることから、共に取り組みを進めていければと考えている。

【事務局】 次回の日程について
次回の会議は、来年2月、平成30年度予算案についてご意見を伺いたい。詳細については日程確定後、別途ご案内する。次回会議においても宜しくお願いしたい。

(4)閉会

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