平成29年度第2回阿寒地域協議会

ページ番号1003076  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 平成29年11月24日(金曜日) 10時05分から11時40分
場所 阿寒町行政センター2階 会議室

内容

(1)開会

(2)挨拶
センター長挨拶。

(3)議事録署名委員について
曽我部会長より島田委員・山本委員が指名され、承認された。

(4)議題

1.釧路市まちづくり基本構想について
資料に基づき、基本構想担当主幹より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

2.平成30年度釧路市予算について
資料に基づき、地域振興課地域振興担当課長補佐より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
阿寒町公民館の外構花壇の撤去とあるが、撤去後はどのような形にするのですか。

【事務局】
今の所、撤去のみの予算要求であるが、駐車場の要望もあることから、所管課である教育委員会と連携を図って行きたいと思います。

【委員】
市の財政状況が厳しい中、経済が好転しない限り、些細なことでも言いたくても言えなくなっているというような現状の中で、今後どう対応したらいいのかと思います。

【事務局】
実行予算とは、日々の財政をどうやって実行していくかという大きな予算であります。しかしながら、まちづくりに対する責任を放棄する市町村はないので、釧路市まちづくり基本構想では、夢を持って生活することを踏まえる計画を持たないといけないということであります。ですから、実行予算の中で、毎年度の予算運営を含めた形の中で実行したことが10年後に繋がることから、この10年間に何をやっていくかということを結び付けるということが一番厳しいところであります。また、合併後10年が経過して、合併特例債などの恩恵が一気に全てなくなった状況であり、合併協議時から、10年後を踏まえたまちづくりをもっと責任を持ってやっていくべきであったと私は思います。現在、地方財政計画の中で総じて景気が上向き傾向なので、交付税について議論されると、北海道はより厳しい立場になってきます。釧路市としては、今年はどう決算して、来年に向けて予算を作成するのかという問題があるが、財政当局は経常経費を15億円削減すると言っているので、それだけの大鉈を切る必要があるということをご理解いただきたい。

【会長】
合併後10年経って、確かに財政部分の恩恵が無くなったのは当然であるが、10年経って思うことは、市役所の構造改革が必要だということです。例えば、阿寒建設課の予算を見ても、建設課というよりは維持事務所的であり、阿寒の場合は、これ以上インフラ整備はないので、予算の中で維持補修していくとか、阿寒町スポーツセンターのように指定管理者制度を活用し、民間に任せて知恵を借りながら行っていくなど、考え方を変えていく必要があると思います。

【事務局】
私もそう思います。将来に向けて色んなビジョンをやっていく中で、新たなものを作ることが建設、補修していくことが維持管理であることから、市役所でいう道路河川課と道路維持事業所が行っていることに分けないといけない。阿寒もそういった所に重みをおいていかないと駄目だと私も会長の意見に同感であり、今後、組織の中でおそらく議論になっていくと思います。ですから、色んな形の中で機会があるたびに市長・副市長に提言していきたい。

【会長】
人口が減少し、経済も縮小してきたら市役所そのものがスリム化していくべきだと私は思います。

【事務局】
行政センターや本庁も含めて、規模を縮小するのではなく、今の実態に合う組織にしていく必要があり、事業の廃止や規模の縮小、見直しをしっかりやりながら市民の皆さんにご理解いただくことが急務になっていくのかなと思います。

【委員】
阿寒湖は来年度大きな予算の計画がされている状況であるが、実際生活している中で、子供の安全や地域の安全を考えた時に、街路灯が切れているなどの苦情が今年は随分聞こえてきたが、最近は、少しは改善されてきていると思います。

【事務局】
国からミッションを受けている「観光立国」や「満喫プロジェクト」、種を蒔いたら将来実になる部分も踏まえて、先程、委員が言われました街路灯などを含め、安心・安全の生活が出来るようしっかり気配りをしていきたいと思います。

【委員】
各種会議に参加しているが、満喫プロジェクトで、マリモの活用が謳われており、改修などの部分が見えてきているので、予算付けにうまく動いていただければと思います。先月まで、東京都の国立科学博物館でマリモ発見120年の企画展が開催され、大変好評だったと聞いておりますので、良い教訓として阿寒湖にも観光客が来てもらえるような仕掛けをしていかないと駄目だと思います。

【事務局】
マリモという大きなテーマがあり、世界に通用する観光地を目指す中で、色んな形でのアプローチをしっかりやっていきたいと思います。

【委員】
観光客を迎えるためのおもてなしを行うため、海外の方に対応できる人材が阿寒湖に居てもらわなくては駄目なので、住居問題など環境整備が急がれると思います。

【事務局】
阿寒湖の活用の中で、今後、人材を増やしていく必要があり、住居問題など環境整備については、現在進めております。

(5)その他
阿寒地域に関する議題について(まちづくりに係る各団体等からの意見・要望)

委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【委員】
阿寒町商工会女性部の研修で札幌に行き、交流会に参加した時の話ですが、十勝に住んでいる方が、道の駅阿寒丹頂の里に来られたそうなのですが、国道の花がキロメートルくらい続いておりとても綺麗ですねと言われました。これまで阿寒町は、阿寒湖まで縦長で街としては短所と思っていたが、その長い所を利用して長所に変え、阿寒本町地区に観光客を呼べないかと思います。

【事務局】
町内会を中心に組織されている阿寒町花いっぱい運動で、毎年、国道沿いの花壇に花を植えてい
ただいているが、市長は事あるごとにすばらしい地域コミュニティの事例として話をしている。その他にも中学校の廃品回収や阿寒高校のよさこいも含め、まちづくりのボランティアなどを積極的に活動してくれており、すべて私は阿寒の宝だと思っております。今後は、阿寒丹頂の里も活用し、商店街などを含め、話題作りをしていけば、地域の活性化に繋がると思いますので、私も行政の立場で情報発信していきたいと考えておりますので、是非各団体の皆様にも色んな面で情報発信していただきたい。

【委員】
市街連町で一番頭を痛めているのは阿寒町花いっぱい運動の件です。とにかく、参加してくれている人が高齢化してきているので、音を上げている状態である。30数年やっており全道に認められているすばらしい事業なので、何とか継続してほしいと言っているが、参加者が少ないので続けられないと言われている。この辺はどうやっていいのか考えているが、町内会だけではやっていけなくなってくる気がする。だから、年に何回かやるので、企業の従業員も含めて協力してくれる体制を取っていかなくては、やっていけないのではないのかと思っている。

【事務局】
押しつけで行っている事業ではないことが長続きしていると理由だと思います。先程言われたとおり、地域の企業が町内会と一緒に行ってくれている事業所もあり、強制的に参加して下さいとは言いづらい部分もあります。今後、高齢化してくる中で、問題意識を持ちながらどうやっていけるかが課題だと思います。

【委員】
健康寿命の関係で、保健福祉課より地域活動ボランティアの提案がされております。他の地域の事例を見ると、ボランティア活動に地域コインを活用しており、若年者も加わり、健康寿命の体操を手伝う人やお助けチームなどの活動をした人に地域コインを払い、活性化している地域の事例を聞いたことがあります。このような事業を阿寒でも行うと、若年者にも浸透していくのではないのかと思います。

【事務局】
私も理解しておりますが、ボランティアにポイント制度を導入すると色んな所に波及してしまい、
それを行政で行うと、地域コミュニティが崩れてしまいます。現在、花植えの事業が継続しているのは、誰からも制約を受けないで行っているからであり、これに対し地域コインの発行となってしまうと、主旨が変わってくると思いますので、今後、何か良い方法を見つけていきたいと思います。

【会長】
先程、話しがありましたが、阿寒を訪れる観光客から、花の事業が大変好評であると聞いていることから、皆様に対し周知を図ってほしいと思います。

【委員】
若返りについては、富士見町内会も同じことで、町内会員が年々高齢化している。今後、子供達をどう関わらせるかということが、人づくりをしていく中で、とても大事なことだと思っております。例えば、親や祖父母などと一緒に子供達にも参加していただき、汗を流すという教育的な配慮も花いっぱい運動には必要不可欠だと思います。

【委員】
先日、阿寒町公民館で高齢者フォーラムが開催され、10名くらいの中高生が参加してくれま
した。町内会活動について参加した中高生に話を聞くと、小学校4年生くらいまでは、親と一
緒に町内会活動に参加していたが、それ以上の学年になると、クラブ活動や勉強とか色々あり、
町内会活動から疎遠になってしまっているという話を聞いたので、小学生の内だけでも、町内
会活動に参加してもらうことが、とても大事なことだと私は思います。

【会長】
各家庭の親の考え方もあり、強制的には出来ないので、どうやって参加してもらうかということを、まちづくりの課題として捉えればいいのではないかと思います。

【委員】
仁々志別地域は、インターネットの環境が悪く、アンテナがあれば何とかなると聞いたのですが、
これに対してはどのような対応になるのでしょうか。

【事務局】
各関係機関に対し、ことあるごとに動いている状態であります。

【委員】
いずれにしても要望をお願いしたい。

【事務局】
引き続き対応いたします。

【委員】
ホーマックニコット周辺の歩道を補修してほしいと要望があったと思いますが、歩道が傷んでいることにより、車椅子の方が通行しにくい状況であります。早急に歩道を補修した方がよいと思います。

【事務局】
車椅子の方が、駐車場内で降りる場合に対しての対応はとれております。しかしながら、近所から車椅子で来られる方に対しては、バリアフリー化が不十分だと私も感じております。

【委員】
自転車でホーマックニコットへ買い物に行きますが、進入口に段差があり上りにくいと感じております。

【委員】
ホーマックニコットに行く際、一箇所くらいは、進入口の段差を解消してもらえれば、スムーズに通行できると思います。

【委員】
ホーマックニコットと各団体との話し合い時、意見を聞いて要望したと思います。

【事務局】
ホーマックニコットの方が、手が回らなかったということですか。

【委員】
手が回らなかったのではなくて、ホーマックニコットは業者に話はしており、業者は、市役所の担当課に許可を求め提出したが、基準通りと言われたので、現状の対応をしたそうです。

【会長】
そういうことであればわかりました。確認をお願いします。

【事務局】
わかりました。出来るか出来ないかは別として、一回出来た物の対応になると、お金が発生する話なので、事実を確認して対応したいと思います。

(6)閉会

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