平成26年度第2回釧路地域協議会

ページ番号1003088  更新日 2022年8月25日

印刷大きな文字で印刷

件名

平成26年度第2回釧路地域協議会

日時・場所

日時 平成26年11月26日(水曜日)15時30分~17時00分
場所 釧路市役所2階 第1委員会室

内容

1 内容

(1)開会

(2)情報公開について
釧路地域協議会における情報公開の取扱いは、原則公開とし、議事要旨は後日公開することが確認された。

(3)議事録署名委員について
会長より、小林委員、中村委員が指名され、承認された。

(4)議事

1.平成27年度予算編成について

資料に基づき、事務局より説明。

委員発言:女性が働く職場が狭められてきた結果が人口減少に影響している。20~39歳の出産可能年齢の女性の処遇に対してあまり温かくなかったのではないか。
「政策プラン」実践ビジョンの中のすべての分野で女性活動、活躍の視点を入れていただきたい。女性を即使う、育成する計画や予算を組み立てていただきたい。

委員発言:公衆無線LANの整備について、特に若い人は電子端末を使用しているのをお見かけするので、これから持続可能な都市ということを考えると無視はしない方がよい。
さらに、Wi-Fi環境の充実化を図り、それをプロモーションすると、釧路市は便利だと若い ビジネスマンに認識してもらえるのではないか。

事務局発言:実際(の設置個所は)はMOOと交流センターと一部のポイント。

委員発言:来年度から新しい子育て支援制度が始まるが、新年度予算においては子育ての分野にはこれだけ使えるということが明示されると新しい子育て支援制度が使いやすくなるのではないか。
まず働ける受け皿をしっかりと作っていくことが少子化対策につながる。市は国の財政支援を待つということばかりでなく、積極的にかかわっていただきたい。

会長発言:12月の有効求人倍率が1.0倍になっていて、これは20数年ぶりだそう。中身を見ると当然産業界によって人が足りないところと余るとことがあるということと、常時雇用と非正規が、4:6の割合。人口減少社会というところでみんな希望を持って働き続けられるような環境が必要なので、弛まぬ努力が大変貴重であると思う。

委員発言:釧路での高校生に対する奨学金だが、将来税金を払うぐらいの仕事ができ、なおかつ地域で頑張ってもらう人を育てるためには、教育にお金をかけるということが必要だと思う。釧路を好きになり、いずれは帰ってきて産業を受け継ぎ、釧路のまちづくりに参加するような子供たちを育てるのにどうしたらよいか。そこに予算をつぎ込むということを考えてほしい。

委員発言:水産関係では若手の担い手が不足している。また、ものづくりに携わる人が減ってきている。以前、看護師が不足した時には看護師に奨学金を出して、何年間か勤務すると返さなくてよいという制度があった。女性に限らず男性も含めて若者が残れる、まちづくりの担い手としてものづくりができ、いきがいを感じてもらえるように、奨学金のようなものが予算の中にあればよい。

委員発言:若い人含めたくさんの人が介護施設に就職するが、給料が低いために辞めてしまう。診療報酬、介護報酬が改正されて安くなるのではないかと言われている。釧路市からも処遇改善加算交付金が出されてはいるが介護職にしか出ていない。また、介護施設の事務職は介護職員に比べてさらに給料が安い場合が多く、その辺も含めて少し市で見ていただきたい。
今後高齢者もどんどん増え、ますます介護施設は必要になってくるのだから、介護施設全体に対して手厚くしないと札幌、東京に人材(人口)が流れていってしまうのではないか。

委員発言:学校教育に対して社会教育の分野の部分が非常に細い。以前、地域活動では若い方が入ってき ていないということを意見した。まちづくりにしても商店街づくりにしても担い手になる人が少ない。そのあたりを市あげてどうしていくか考えていただきたい。

まちづくり全体の中でのひとづくり、それは地域活動でも企業活動でもプラスになると思う。社会教育が教育委員会の管轄ということではなく、市全体で考えていただき推進していただきたい。

事務局発言:教育の分野でいけば、教育委員会制度が少し変わり、今まで教育長という任命権者が、委任機関のような形だったが、今度は首長が直接教育会議というものを作らなければならなくなる。来年から教育政策に対して直接首長がものごとを言っていくということになる。子育ての問題、学力の関係一生懸命やっているが、そういったことで市長が政策的にものごとを言っていくという仕組みに変わっていく。
これまで生涯学習というと自ら学ぶというようなところがあり、教育というのは教える、ということになっている。今度は教育委員会だけでなく、市庁部局も入っていかなくてはいけないということになる。このような問題は職員等にも伝えていく。
若年者の雇用の場は、釧路だけが数字の見た目上、有効求人倍率が良くなっているが非正規の問題は各課でも大変問題視している。
子供は、子育ての新しい制度化に向けて新しい計画づくりをやっていて、人口減少は、昭和55年がピークで22万人位いて、他の市町村に比べて緩やかだが、釧路市の場合は特に自然減よりも社会減が多い。釧路はどうしても都会の方に行ってしまう。可及的速やかにに何か対策を講じるのは難しいと思っているが、毎年この若者・子育てという話は予算編成の中で議論している。
介護職場の難しさは我々も認識している。消費税増税分は社会保障に充てるという元々の国の方針が、また10%になるのが伸びたことでまたその財源が満たせないということもある。今18万人の税収があって、今度10万人になると特に働く世代が減って、高齢化率が約40%近くになっていくと税収自体が上がらなくなり、交付税に頼らざるをえなくなってくる中で、まちの規模もどうするか。
また、買い物難民のような問題等も含まれているというのもあって、何か環境づくりをしていかなければいけない。
皆さんからいただいた部分については、特に子育て、雇用というのも、行政が何か雇用で具体的にできるかというとなかなか難しいが、環境整備の視点からは重点的に27年から始められればと思っていて、各課が積み上げてくるだろうと思っているが、私ども査定をする立場としてはそのようなことを重点的に考えなければいけないことだと思っている。

委員発言:電気料の再値上げについて、市の電気料は2億円位上がるのではないかと言われている。施設も費用がかかってくるが、来年度において施設の使用料に転嫁するように考えているのかお聞きしたい。
くしろチューリップ&花フェアについて、駐車場、会場整備はボランティアに頼っているが、たとえば港まつりではプロの警備員に頼んでいる。だんだん市民の楽しみとして広がってきているので、これからは混雑してくることが予想される。ボランティアだけに頼るのは危険なのではないか。

事務局発言:公共の施設は市の試算で2億円程度電気代が上がる。条例上は使用料というのは実費負担でいただいているわけではない。使用料自体、手数料自体に何か直接転化をするという考え方は今のところもっていない。
駐車場は市の観光の職員も手伝っているが、たまたま物損とか事故が無くきている。市民の皆さんのボランティアが結局事故とかあったとき損害賠償とかの問題になるので、そのようなことを含めて観光振興室で検討しているのではないかと思う。

委員発言:電気料について指定管理費の場合は。

事務局発言:指定管理費は当然続けて単価の計算させていただいているので、今年と同じ金額ということはないと思っている。

2. 釧路市まちづくり基本条例素案(案)について

委員発言:これを作ったからには活用という部分でやはり市民として常に実用を考えなくてはならないなと、市民の側として思う。

委員発言:作って宝の持ち腐れでは何にもならないので、行政の方ももちろんしっかりやって市民もしっかり受け止めて、徹底してやっていただきたい。

事務局発言:施行までの間、皆さんにどう周知をするかということも重要であるし、施行されてからどのようにこれを具体なイメージをもって進めていくかという組み立ても必要と思っている。

委員発言:高齢の方もいらっしゃる。ひとりひとりに浸透させるのが難しいと思う。

委員発言:長い間まちづくりは市がやって、その賛否は議会がやるという二元代表制のなかでずっときていた。この基本条例、市民が中心というものができたが、正直なところ何人の人がこれを今わかっているのかというのがある。本当にこれを浸透させていく、理解まで含めて知らしめるにはどうやっていくのかが本当に大変な作業なのかなと思っている。

委員発言:以前の説明の中にあったように子供を含めたということで、どのように子供たちにこれを理解させるのかは知恵の出しどころだと思う。
今まで色々な政策がばらばらになっていたものがこの条例を中心にまとまって、それは自分達市民のものだというように共通の認識でまちづくりに参加できるのではないか。これを皆さんに理解していただく活動が非常にこれから大変なところなのかなと思う。
それともう一つは、やはり釧路市は旧音別町・旧阿寒町と一緒になって釧路市になっている。コミュニティの観点からすると、例えば阿寒の少ない地域の学校が統合されていって一つにまとまっていったときに、その地域が、壊れる、という言い方は変だが、学校を中心にまとまっていたので、学校統合がある中でそれらについてはやはり手厚くみていかないといけない。ここでコミュニティを謳っていてもそのコミュニティを地域の方が壊されたと感じると非常に痛ましい。この辺も併せて政策の中で何かできたらと思っている。

委員発言:周知はすごく難しい事。周知できた時はやはり市民が他人事じゃないという責任感が持てると、まちはまた活発になるのかなと思う。

委員発言:やはり条例そのものを見せても理解できないと思います。イラスト的なもの、目で見える。たとえば子供の視点であれば子供にはもっと噛み砕いて、特に目でわかるように進めていかなければならないと思う。

会長発言:先進の例としては札幌市のような例がある。

委員発言:たとえば子供たちに集まってもらい、子供でまちづくりを話し合う場を設定し、そのような場はいったいどこが企画していくものなのか、現実を踏まえて理解していってもらう方がいいのではないかなと感じている。

事務局発言:来年度は、やはり我々都市経営課の方で各部署を動かしながらと思う。各課においてもこの条例をよく理解してもらう必要がある。先程説明した様に条文だけを読んでいっても具体なイメージが繋がらないので、逐条解説をしながら理解を図りたい。町内会活動でもイベントでも少しでも子供達がそこに向いていくという仕組みというのは考えていかなければと思っている。

事務局発言:3地区合同のときにも、途中経過で資料を皆様にお配りしているが、このような形のものをベースに、視覚的にどういうことをやろうとしているのかをわかるものというのは当然必要。プラスして内容をしっかり理解してもらうものという意味での逐条解説的なもの、分かりやすく噛み砕いてご説明するというのも大事。
もう一つは先程おっしゃっていただいたように場をどのように作るかというのも非常に大事だと思う。これは当然条例の理念から言えば、市民の側からもし進んで聞きたいという話があれば理想だが、例えば自転車に補助輪をつけた子供が最初走り出すときは、背中を押してあげることが必要になる。その役目というのは、最初は行政が担わないといけないと思うので、都市経営を中心に原課がどのように頑張って、というところを来年度しっかりしなければいけない。どこまでできるかというのもあるので、今日いただいたご意見も踏まえて対応していきたい。

委員発言:仕事でとても文字数の多いものを扱っていて、これをお客さんというのは正直理解するのは一年かかれば理解するでしょうけどまず不可能。補助資材が用意されていて、やはり漫画的な感じになっていて、そしてそれが更にWeb上に公開されている。更にはこれに対する質問もできるフリーダイヤルのサポートセンターが用意されている。

(5)その他
次回の日程について
事務局より以下のとおり説明があり、確認された。
開催時期
2月下旬。場所は別途案内する。

(6)閉会

2 配付資料

  • 次第
  • 予算編成の流れ
  • 平成27年度予算編成方針
  • 平成26年度釧路市予算(案)の概要
  • 釧路市まちづくり基本条例素案(案)について
  • 釧路市地域協議会条例

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 都市経営課 企画係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎3階
電話:0154-31-4502 ファクス:0154-22-4473
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。