平成29年度第1回阿寒地域協議会

ページ番号1003080  更新日 2022年8月25日

印刷大きな文字で印刷

日時・場所

日時 平成29年7月5日(水曜日) 14時00分から15時40分
場所 阿寒町行政センター2階 会議室

内容

(1)開会

(2)挨拶
センター長及び事務局職員挨拶。

(3)議事録署名委員について
曽我部会長より野澤委員・真野委員が指名され、承認された。

(4)議題

1.釧路市まちづくり基本構想について
資料に基づき、基本構想担当主幹より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

2.釧路市地域公共交通網形成計画について
資料に基づき、政策推進担当主幹より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
計画案の中に、バスシェルターの整備と記載されているが、誰が実施するのか確認したい。

【事務局】
整備する主体というのが非常に難しい課題となっている。乗換拠点でいうと、今あるお店などにご協力をいただきながら乗換拠点を設けると、多くのお客を呼ぶことができ、暖かい場所で待つことも出来るということが考えられる。ご協力をいただけるかどうかはこれからの話であるが、ハード整備は伴わないが、屋根などの整備になってくる。場合によっては、釧路市が整備する場合や地元の商店街の方のご協力をいただくとかいろんな形が考えられるので、まず具体的に場所を決めていきながら、実施主体は誰かということを整理していきたい。

【委員】
阿寒市街地にある主要な場所にあるバス待合所は残した方がいいと思っているが、それも古くなっているので、意見を聞きたい。

【事務局】
阿寒地区にあるバス待合所はほとんどが事業者の地域貢献によって建設している。これからの乗合拠点の考え方は、当然、事業者や釧路市などが調整していくが、今の国道240号線の生活路線バスを守るためには、地域貢献に頼るしかないと考えており、私も普段から要望などを気にかけて地元事業者にお願いしていこうと考えている。

【委員】
地域貢献の話が出たが、地域貢献したくても事業量が減少してきている中で阿寒の事業者に頼るのも難しいのではないのか。阿寒の事業者は協力的だから色々やってくれるが、甘えてばかりではなく、釧路市も考えてもらいたい。

【事務局】
決して甘える気はなく、釧路市と事業者がしっかり連携をとりながら、現状を考えた時に、努力できるものは積極的に行おうと思っている。釧路市が一義的に生活路線バスの確保をしなければならなく、住民生活の安全についての意見は、真摯に受け止め検討していきたいと思っている。

【会長】
建物が出来た後の維持管理が大きな課題であることから、今後、釧路市でも早急に検討していただきたい。

【委員】
車の運転免許がないので、同乗させてもらうことが多いが、バスを利用する場合、例えば、降車場所からイオンモール釧路昭和やイオン釧路店に行くためのバス乗換など表示はあるのでしょうか。乗換表示があればわかりやすいのですが。

【事務局】
わかりやすいものを作っていきます。

(5)その他
阿寒地域に関する議題について(まちづくりに係る各団体等からの意見・要望)

委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【会長】
釧路市では、子育て・子ども支援についてどのように考えてますか。

【事務局】
若者の数が減少しているのは事実であり、若者対策はまちづくりの根幹ですから、地域活性化に寄与するための方策を行っていかないと駄目だと思います。そう考えると就学前から高校くらいまでの間にしっかり根強くしていかないと阿寒は特に厳しく、そういった面で観光のみならず、住環境を整備していかないと若者が集まってこないと思う。仕事を見つけても住む場所がないとの市民からの声を聞いているので、そこをしっかり議論していかないとまちづくりの中では厳しいと思う。

【委員】
スポーツを例で挙げると、昔はサッカーと野球が人気の時代であったが、今は子供の人数が少ないので、サッカーをやる子も少ない。私自身、音楽サークルで活動しているが、合唱する子も少なく、合唱は基礎が根付いていないので人が全然入ってこない。しかしながら、中標津の子供は合唱で全国大会に参加するなど、すごく活発に活動している。

【会長】
一番の問題は人口減少である。釧路市全体の人口が減少していくことから、阿寒地区だけでくい止められるものではないので、中小企業政策が大事になってくる。阿寒地区でも鶴の園やセイコーマート物流センターで若者が多く働いており、釧路地区から通勤している人や阿寒地区でアパートを借りている人もいる。阿寒地区でアパートを借りている人が将来結婚をして子供が生まれた時の状況を想定した中で、住宅政策や公共交通に対するインフラの議論が必要である。

【事務局】
阿寒地区でも働くことができる企業は徐々に増えており、阿寒町観光振興公社でも若者を採用し、阿寒地区のアパートを借りて働いている事例は多々ある。今回、衣食住対応型の「ホームセンター」であるホーマックニコットも新しくオープンしますし、釧路地区の人を阿寒地区に呼び込むために働く場を作り、阿寒地区に居住していただくための対策を考えていく必要がある。住宅政策についても、活躍の場や働く場所があっても、居住環境が整っていないと話にならないので、阿寒湖温泉地区のみならず阿寒地区もしっかり考えていきたい。

【委員】
平成28年度第2回阿寒地域協議会の中で、舌辛川の「すずらん橋」周辺の木が橋を覆うように生い茂り、樹液が落ちて手すりなどが汚れて酷い状態にあり、景観上も良くないので改善していただきたいと状況を伝えていたが、未だ現状が変わっていない。

【事務局】
改めまして担当課である阿寒建設課に申し入れいたします。

【委員】
阿寒湖温泉地区の観光立国ショーケースの現状の動きを教えていただきたい。

【事務局】
今は全体に約70項目あるハード・ソフトも含めて内容を整理し、それを実行計画案として国に提出しております。観光立国ショーケースっていうのは、各省庁が持っている補助金を貰えるものではなく、2020年までの間に訪日外国人旅行者を呼び込むための必要経費を予算付けした中で、今後は、各項目の様々な事業内容を構築した中で、各省庁の予算付けが決まってきます。今年度計上した現行予算の中で事業計画に対し、各省庁がどこまで検討していただけるのかによって来年以降事業の予算が決定するので、5年という計画期間の中で今が一番大事な時期だと思います。

【委員】
釧路市地域公共交通網形成計画の説明で、必ずしも国道沿いにバス停がなくてもいいことはわかりましたが、セブンイレブン阿寒町店の前のバス停は、大型トレーラーが塞いでいることが多く、セイコーマート阿寒町店の前も同じような状況ですが、商業施設の近くや乗降がしやすい場所にバス停があれば良いと思います。

【事務局】
釧路市地域公共交通網形成計画会議で議論した中では、釧路バスや阿寒バスも入っておりますので、そのような、地域に特化した要望を踏まえ、議論展開でどう判断するかだと思います。国と北海道の制度を利用しながら運行事業者と地域の足を守るためにどの様に考えていくか。また、同時にその効率性をどう高めていくのかが地域交通網の基本となっております。

【委員】
阿寒湖温泉地区まで運行しているバスですが、観光客や地元の人を含めても利用する人が限られるの
で、大型バスでなくても良いのではないか。

【事務局】
現在、阿寒湖温泉地区まで運行しているバスは大型車多いが、設備投資し小型バスに変更するとなると、経費が増大し、バス会社は倒産してしまう。今後、計画的に更新計画を実施しながら対応していけばいいのではないかという議論になっていく。今あるバスを全部換えることは難しいので、段階的に換えていくことを考えていると思う。阿寒湖温泉地区を往来するバスの話に付随して、7月1日より阿寒湖温泉地区から釧路たんちょう空港の間を結ぶ空港シャトルバス「阿寒エアポートライナー」が運行開始いたしました。これから釧路市もバス会社も積極的にPRしていきますので、委員の皆様も周知などよろしくお願いします。

【委員】
阿寒本町地区は阿寒丹頂の里以外に空港シャトルバスを降車することはできますか。

【事務局】
できません。阿寒丹頂の里のみ降車できます。

【委員】
阿寒町公民館に故障して使用できない焼き窯があり、更新するという話を聞いたが、現状どうなっているのか。

【事務局】
担当課である阿寒生涯学習課に確認いたします。

【委員】
阿寒地区旭町の国道240号線車両側歩道に設置している花壇については、花植えを実施しておらず、全く手入れをしていないため、雑草が伸び放題となっており、他の場所はみんなで花植えを綺麗にしているから余計に目立つのでいい方法はないのか。

【事務局】
最初はまちを挙げての取り組みであり、担い手は町内会で、釧路市も釧路開発建設部も協力体制をとっているが、町内会の担い手も高齢化し、参加者が減少してきているので、必然的に植栽範囲が増えて、負担増加に伴う不満も出てくる。

【委員】
今の話ですけど、町内会で植栽していない旭町の花壇については、釧路開発建設部に草刈りを依頼してもいいのではないか。

【事務局】
釧路市では、旭町の花壇の草刈について、依頼はしているのですが、多方面からのアプローチも効果的でありますので、釧路市で行えるものと町内会から言ってもらうことを分けて対応したいと考えております。

【会長】
釧路開発建設部との協議をお願いします。

【事務局】
釧路開発建設部と協議し、草刈りを実施してもらうよう依頼していきたいと考えております。

【委員】
阿寒町スポーツセンター前に生えている雑草が増えて景観上良くないので対応願いたい。

【事務局】
担当課である阿寒生涯学習課に指示し、対応いたします。

【委員】
阿寒湖温泉地域はマリモの活用保全や環境保全に関する協議会を立ち上げる予定であるが、マリモの研究を続けられるような、環境づくりを釧路市は考えているのか。

【事務局】
担当課である阿寒生涯学習課とマリモ研究室が中心となり、今後の体制維持についてより良い方向性を示して行くと思っている。

(6)閉会

このページに関するお問い合わせ

阿寒町行政センター 地域振興課 地域振興係
〒085-0292 北海道釧路市阿寒町中央1丁目4番1号 阿寒町行政センター2階
電話:0154-66-2122 ファクス:0154-66-3959
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。