平成29年度第1回釧路地域協議会

ページ番号1003077  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 平成29年7月27日(木曜日)午後3時00分~午後4時30分
場所 釧路市役所防災庁舎5階 会議室B

内容

(1)開会

(2)委嘱状交付
岡本総合政策部長から藤澤委員へ委嘱状を交付

(3)挨拶
岡本総合政策部長挨拶後、藤澤委員の自己紹介及び事務局の紹介

(4)議事録署名委員について
事務局進行より、田中委員、檜森委員が指名され、承認された。

(5)議題

1.釧路市まちづくり基本構想について
事務局より資料に基づき説明。

委員から寄せられた質問・意見等は次のとおり

【委員】
「資料1-3」6ページの下段に、表の右下「合併(阿寒・音別)」とあるが、対等合併なので、「(釧路、阿寒、音別)」という表現にしていただきたい。また、同じく表の右上に「釧路湿原国立公園指定」とあるが、「阿寒国立公園」の指定も載せたほうが良い。また、「本州製紙の進出」とあるが、大塚製薬も載せた方が地域のバランスが取れるのではないか。

【事務局】
ご指摘いただいた部分について修正したい。

【委員】
「資料1-3」の33ページ、「男女平等参加の促進」の部分について、まち・ひと・しごと創生総合戦略にも掲げられているが、現実社会においてなかなか男女平等が進んでいない。基本構想の施策の位置としては、この位置でやむを得ないと思うが、男女平等参画の重要性、これからの社会にとってとても重要なことだということを打ち出していただきたい。

【委員】
「資料1-3」の34ページ、分野別施策では目的が施策の名称となっているが、例えば「6 商業・中小企業」の中では「中小企業への伴走型支援」と、ここだけは支援をするという表現になっている。何か特別な思い入れがあってのことか。

【事務局】
ここで「伴走型支援」とおかせていただいたのは、中小企業者が創業するとき、経営が軌道に乗ったとき、経営に行き詰ったときなど、それぞれの企業のライフステージに応じてきめの細かい支援をしていくという担当課の思いもあり、ここではあえて「伴走型支援」という言葉を使わせていただいている。

【委員】
産業的なものがいろいろ書いてあるが、市内の金融機関、公的機関の支援が必要だと思うが、考えているものはあるか。

【事務局】
分野別施策の中で、担当課と具体的な事業を組んでいるところであり、その中には金融機関と協力した中小企業向けの融資制度でたとえば市として利子補給を行うことや、必要な資金について預託金という形で銀行に預けたりという施策について、今後検討していく予定としている。

【委員】
特に具体的にこの金融機関とプランを立てて考えているという段階ではなくて、今のところは下準備ということか。

【事務局】
取扱う金融機関については、今でも中小企業向けの融資制度は扱っており、市内に支店のあるほぼすべての金融機関と連携しながら事業を進めており、そこをベースにしながらという形になってくる。

【委員】
教育推進基本計画、社会教育基本計画を策定中だが、分野別施策とのリンクはどのようにお考えなのか、あるいは今策定している計画がそのまま基本構想の分野別施策に載る形になるのか。

【事務局】
まちづくり基本構想は、市の最上位計画になっている。現在、教育委員会で教育推進基本計画、社会教育基本計画、さらには、教育大綱をつくっていくということで、当然、それらも反映しながら足並みをそろえて策定していきたい。

【委員】
そうすると施策がダブってしまったり、教育委員会と市長部局ですることがかぶってしまうことは起こらないのか。

【事務局】
基本構想については教育委員会も参加しており、その辺のバランスを取りながら進めていきたい。

【委員】
釧路、北見、帯広とあるが、このような経済圏で考えた場合、帯広は自分のところを大事にし、帯広がお兄さんで、帯広管内が兄弟という気質がある。釧路の場合は反対にこれだけの人口を抱えていながらもお兄さん的なものはなくて昔からまとまりが欠けている。高規格道路が通るとなると、釧路湿原にしろ、広域的に管内の市町村の連携、協力を考えていかなければいけない。そのような配慮や地域的な働きかけはあるのか。

【事務局】
たたき台で言うと資料1-3の24ページ、25ページにかけて、まちづくり基本方針ということで、目指すべきまちづくりを実現するため、どういうことに取り組んでいったらいいのかをまとめている部分がある。基本方針の2「釧路管内東北海道の市町村がもつ様々な機能に応じて広域的な連携と役割の分担が必要であって連携の強化によって地域全体の活性化につなげる」ということで、釧路市、釧路管内にとどまらず、十勝も含めてオホーツクも含めた東北海道全体として連携の強化を図っていこうというポリシーを持って定めてやっているところ。

【委員】
この地域協議会に対しては、市民委員会で議論されていることが情報として来ているということか。

【事務局】
基本構想の市民委員会が開催され、9月末に素案が出来上がる、次回の地域協議会には素案を皆様にお示しする形となる。

2.釧路市地域公共交通網形成計画の策定について
事務局より資料に基づき説明。

委員から寄せられた質問・意見等は次のとおり

【委員】
バス会社が主体なので、採算性の取れない路線を切りたいというのがバス会社の考えだと思う。計画を策定するにあたり、そういった採算性などの話し合いについてはどこでやっているのか。

【事務局】
地域公共交通活性化協議会という組織で、学識経験者や、市、交通事業者含まれた中で、計画の策定をご議論いただき出来上がったもの。さらにこれから再編実施計画ということで、どのような路線にしてどのようなダイヤで走らせるという計画を組んでいくが、あくまで法律上、交通事業者の同意を得るのが大前提の計画となっている。協議会との議論を踏まえた中で、市が交通事業者と個別に相談しながら了解を得た上で進めていきたい。

【委員】
JR例もあり、公共交通は厳しい状態。人口減っていくなかで公共交通の利用者が減っていくのは間違いない。大きな枠組みで公共交通を維持しましょう、つくりましょうということをアピールしても利用者の意志によるものだから、計画をつくっても使われなければ意味がない。今は赤字の出る路線を補てんして維持している。バスを使う機運を持ち上げる宣伝など、具体的に学校や福祉施設、老人施設へ働きかけが必要なのではないか。

【事務局】
再編実施計画は、今、駅前を沢山のバス路線が非常に重複している部分を効率化させることをやっていく。委員からご指摘あったとおり、モビリティマネジメントといって、今バスを利用していない人に公共交通を使っていただこうという運動をしっかり位置付けてやっているところ。そのような取組を今までにも増して取り組んでいく必要がある。しっかりと宣伝していきたい。

【委員】
どうしてもバス停まで歩かなければならない。歩けなくなるとバス停に行くことが大変になってくる。バス会社にも色々な工夫をしてもらい、市としても減免をするというような働きかけを行い、機運を盛り上げてもっと市民に働きかける姿勢が必要。

【事務局】
高齢者の方が乗りやすい環境の整備についてバス事業者だから考えられることもある。しっかり連携し、良い知恵を出して機運を高めるように努めていきたい。

【委員】
一日フリー乗車券というものがあるが、この乗車券で利用できる路線、地名を書いてあるが、地名が全く分からない。例えば、これで動物園に行けるのかがわからない。利用者を広げるという意味でもう少し親切な表示があるともっと活用されると思う。

【事務局】
バス会社さんにお伝えしておきたい。

【委員】
将来のバスについて、今、運賃を現金で払っているが、カード一枚で払えるシステムに変わっていくのか。

【事務局】
設備投資、経営の面でやっていけるのかどうかの判断になってくる。乗り換えをする際に小銭を払うのはなかなか大変とのご意見もあるが、費用の問題もあり検討課題でもあるが慎重に考えていく必要がある。

【委員】
バスは新しくしていかなくてはならない。その際にICカードのシステムを国の補助などを使い導入することは考えられないか。

【事務局】
そのような情報を探っていくということはやっていかなくてはならない。

【委員】
われわれ年寄り世代と言うのはどうしても面倒くさいことを嫌がる。

【事務局】
カードについても「スイカ」など全国で使えるカードがあって、それを釧路で買えるのかという問題があったり、どのようなものが皆さんにとって一番使いやすいのかというのがある。インバウンドを考えると全国共通のカードが使いやすい。

【委員】
海外観光客がバスを使うことは出てきているのか。

【事務局】
市内を循環するバスがあれば、旅行者の方に利用してもらえれば、釧路はこういうまちだと見てもらえるという意見もいただいている。

【委員】
JRのノロッコ号に香港の方が乗っていたが、路線などのわかりやすい情報が駅やバスの中に欲しいとのことだった。釧路市には観るところがあるのかと聞かれたのだが、場所を教えても、そこにどうやったらいけるか、駅で聞いてもらうしかない状況だった。英語などで表記された案内等があれば利用していただけると思う。

【事務局】
観光客の広域的な移動を支えるという取組も計画の中にある。釧路駅の観光案内所がよりわかりやすい場所に移転したが、バスについてもわかりやすい情報提供の仕方を検討していきたい。

【委員】
今ここに出席している方のうち、半分でも乗っていただければ、バス会社として万々歳だと思う。会社さんも企業努力をもっとやってもらう必要があるし、どんどんやってもらうような働きかけがなければ、路線は維持できない、赤字ばかりが増える、そしてやめるということになってしまう。釧路には大学があり、色々な地域の若い人がたくさんいるので、その方たちの意見もくみ上げていただきたい。

【事務局】
さきほど申し上げた協議会がまさに地域公共交通をより使っていこうと推進していく本部のような役割もあるので、協議会の議論も踏まえて皆さんに少しでも使っていただけるようにしていきたい。

(6)閉会

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