平成28年度第1回釧路地域協議会

ページ番号1003084  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 平成28年7月14日(木曜日)午前10時00分~午前11時40分
場所 釧路市役所防災庁舎5階 会議室A

内容

(1)開会

(2)委嘱状交付
岡本総合政策部長から各委員へ委嘱状を交付

(3)挨拶
岡本総合政策部長挨拶後、各委員の自己紹介及び事務局の紹介

(4)地域協議会について
資料に基づき、事務局より説明

(5)釧路地域協議会会長、副会長の選出
会長に川村修一委員、副会長に平間育子委員が選出された。

(6)情報公開について
釧路地域協議会における情報公開の取扱いは、原則公開とし、議事要旨は後日公開することが確認された。

(7)議事録署名委員について
事務局進行より、田中委員、檜森委員が指名され、承認された。

(8)議題

1.平成28年度釧路地域協議会の予定について
事務局より口頭説明。第2回目は11月、第3回目は2月開催予定
3地区合同会議については、第2回目の開催前に開催
委員から寄せられた質問・意見等、特になし。

2.地域協議会の運営に関する提案について
事務局より口頭説明。
委員からの意見・要望については次回以降の協議会において経過も含めて回答する。
協議会の議題については、本協議会の目的を踏まえたものとし、市からも積極的に議題を提供する。
地域協議会の議題として今この場で何かあればお受けする。

委員から寄せられた質問・意見等

【委員】
中心市街地活性化といった観点から、民間の開発状況の情報提供をお願いしたい。

【事務局】
北大通3、4丁目を中心に開発が進んでいるところだが、お伝えできる部分についてはお知らせしたい。

【委員】
観光、インバウンドが大事になってくる。釧路、阿寒、音別、3地区の共通の課題になりえる。
また、子育て、住みよいまち、高齢対策を中心に議論を進めていってほしい。

【委員】
釧路湿原でボランティアをやっているが、観光地の活性化があまり感じられない。湿原などに観光客が訪れても、地元の方と交流する機会がなく、ただ見て帰ってしまい、通過型の観光になっている。大阪のような観光地だと、周りの人たちが、「見ていって、寄っていって」などの声掛けなどがあるが、観光産業に対する釧路市民の積極性を醸成する仕組みが必要だと感じる。

【委員】
釧路市は国の観光立国ショーケースに選ばれたが、観光客を受け入れるためには市民のおもてなしのこころが大切なので、学校から子供たちに教育をしていただきたい。
啄木館は貴重な施設。東京の浅草寺では外国人が和服を着ていた。釧路でも外国人が和服を着て幣舞橋を渡ったり、夕日を見たり、そのようなことができれば。
外国人留学生をうまく活用し、地元に残ってもらうためのバックアップが必要。日本語を習いにきたが、結局、仕事に就けるほどの日本語を学べなかったということがあるよう。

【委員】
子どもが地域に残るための施策が必要。釧路は小・中学校まではスポーツがすごいが、高校だと指導者が不足しており、釧路市外へ流出してしまっている。最終的には釧路に戻ってこられるような施策が子育て支援も含めて必要。
釧路西インターチェンジから釧路東インターチェンジが開通したことにより、雄鉄線通りの交通量が明らかに減った。これが釧路別保インターチェンジまでつながったときにますます通過点になってしまう。帯広市などの状況をお示しいただきながら釧路の事を考えていければと思う。

【委員】
釧路駅から幣舞橋までのつくり方が重要。若い人が積極的にまちづくりに参加する仕組みが必要だと思う。釧路公立大生でも市の指定管理のところに勤めたいという方がいるが、給料が安すぎて面倒を見てあげられない。市の指定管理の見直しを考えていただきたい。

【委員】
観光が大事で、やはり英語が大切になってくる。市民全体が外国人の方に最低限案内できるよう、多言語に対応できるような教育が必要だと思う。
また、大学でも卒業後市内にとどまるのは10%くらい。市内にとどまるための方法を、子育て、教育といった観点から考えていきたい。

【委員】
釧路市まち・ひと・しごと創生総合戦略に絡めた、関連したテーマを絞って意見をいただく形式はどうか。
この間、客船が来た時に芸術館で三味線などの日本文化をお伝えできるいいイベントをやっていたので、そこにご案内できればよかったなと、そういった連動が大事だと思う。

【事務局】
また、次回協議会の際、ご提案を募りたいと考えている。

【会長】
本協議会として、地域協議会の運営のあり方について、同意するということにしたい。

3.釧路市まちづくり基本構想の策定について
委員から寄せられた質問・意見等

【委員】
今までの総合計画というのは基本構想、基本計画、実施計画という三本柱で来たが、地方自治法上、基本構想はいらなくなった。しかし、釧路市としては基本構想つくるべきだという判断に至った。それ以外の基本計画と実施計画がなくなるわけだから、その部分を色々な計画、「都市経営戦略プラン」であるとか、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」だとかそういうものを基本計画として位置付けるという事か。整合性は分かるがどういう関係があるのか。

【事務局】
基本構想、基本計画、実施計画、この3つの部分で基本構想と基本計画を一体化したようなものを1つ、そして実施計画の部分を中期実施計画として1つという考え方で検討を進めている。次回、それらの体系をお示しさせていただきながらご議論をいただきたいと思っている。

【委員】
基本構想の中に基本計画の具体的なものが色々入ってくるということになるのか。

【事務局】
策定の根拠、体系がなくなり、市で独自につくれることとなっているので、180度違ったものになるのか、似通ったかたちのものもあるが、ある程度検討しながら考えているところ。

4.釧路市地域公共交通網形成計画の策定について
委員から寄せられた質問・意見等

【委員】
今回、バス中心だが、航空機や汽車、タクシーなど、全体で考えたものはないのか。

【事務局】
今回の計画を策定するにあたり検討組織、活性化協議会を立ち上げたところ。その中では市内バス会社、タクシー協会、JRにもご参画いただき、その中で地域公共交通網、公共交通という住民の皆さんの足を確保するという観点で関連事業者も入っていただいている。ただ航空については、地域公共交通というよりも、地域間を移動する手段なので、入っていただいていない。

【委員】
あくまでも生活の足としての交通という事か。

【事務局】
対象地域を釧路市内としているので、地域住民の皆さんの足を今後持続的に確保していくためにはどのようにしていったらいいのかという事を作り上げていくもの。

【委員】
高速道路、高規格道路と色々出てきて、産業、観光と交通網がある程度確保されてなければ、産業は空洞化する状態なので、そういったものも含めて交通の問題を考えるのかと思ったが、それはまた別なところで考えているのか。

【事務局】
地域住民の足を確保するという視点があり、一方で、観光に来られるお客様が地域内を移動するにあたり、首都圏からだとマイカーで来られる方は少なく、2次交通として市内のバスを利用する。そういった観光客の視点、観光政策の面からの視点を持った形での計画づくりを行っていきたいと考えている。

【委員】
市内バスは結構大変ということで、前に補助が切られるという話はどうなったのか。

【事務局】
(国の伝達誤りであり、)減額されるという話はなくなった。

【委員】
現在の路線や現在の交通網を調べて、その活性化、いかにネットワークを上手く使うかを考えるということか。

【事務局】
今回の計画はコンパクトなまちづくりということで市内8つの拠点を考えている。中心部であったり、あるいは春採下町であったり、鳥取であったり、そういった拠点を繋ぐような公共交通機関で非常に重複している路線があり、そこをうまく再編し効率のいい路線運営をして、バス会社の経営も改善出来るように。路線の再編を想像しながら、拠点というまちづくり、コンパクトなまちづくりの施策ともリンクするような形で進めていくよう考えている。

5.その他
全体を通して委員から寄せられた質問・意見等

【委員】
市長や市も使っているが、釧路のことを「“道東”の拠点都市」から「“東北海道”の拠点都市」に変えたように思う。市役所だけなのか。その辺のPRなど、色々なパンフレットをつくるときもこのような方向で皆さんいきましょうというような働きかけはないのか。

【事務局】
北海道が6圏域という6つのエリアにわかれており、道央圏、道北、道南、そして道東は、オホーツクと十勝と釧路・根室であり、3つの圏域を指して言っていたかと思う。
今日、観光の戦略等を含めたときに、対外国では「北海道」が一つのブランドになっていて、その時に「道東」と言ったときに中々わかってもらえない。
北海道というと札幌圏に引っ張られるということもあり、この釧路地域のイメージを出していくという部分では北海道の東ということで「東北海道」という言い方もある。
外国人観光客が今2千万人に到達して、さらにオリンピック・パラリンピックに向けて倍増して4千万人となっていく時には、いわゆる大阪、京都、名古屋、東京というゴールデンルートだけでは溢れてしまっている。
4千万人にするためには今までまだ入っていない部分、けれども固有の文化、自然性など豊かなものがある部分は外国人の方に喜んでもらえる可能性がある。そのようなところを売り出していこうということで、皆さん新聞等でご覧になっている観光立国ショーケース、この報道が長崎、金沢、そしてマスコミには釧路市だけでは外に出られない部分もあるから、「北海道釧路市」で取り上げられる。我々としてはこのエリアを打ち出して行く時にはまず、「東北海道」という言い方でこちら側に誘引していきたい。

【委員】
それは充分わかる。市役所だけ(その呼称)なのか。

【事務局】
計画の部分は昨今の総合戦略だとか観光立国ショーケースの部分では位置付けている。ただ今まで「道東」で通っていた部分からすると違和感もあるので、今回の基本構想を策定する時期の中では、そういった事も市民の方と共有できるような考え方として示していくなど、ある面どういう定義が出ているのかという事だと思うが、明確にはなかなか触れているものがない。

【委員】
各種色々なところでパンフレットを作ったり、対外的に広めていっている中、統一感を持った中で、まだうちの業界だけは「道東」とか、「道東サンマ」とか、それは名称だから変えるのは中々難しいんだろうが、そのようなスピード感を持った戦略が必要なのかなという想いがある。

【事務局】
様々な業態、業界の方々にも、今言っている観光の部分がメインになっていくところもあるが、そう
いったことも共有化して行くことも必要だと思っており、考えてまいりたい。

【委員】
先程も北大通の話が出た。住宅は建ってきたが、アベニューさんは辞められる。せっかく住宅が出来ても、買っていただくところがなければ何にもならないが、そういった情報はあるか。

【事務局】
北大通の3丁目、4丁目地区で行われている民間の開発では、一部、一階のテナント部分に医療や商業の部分も検討されているという計画ではあるが、その他、商業施設が入るという情報は現時点ではない。
ただ、このエリアは商業地域という都市計画上、高層な容積率を持つ大型の複合商業施設等も立地出来るエリアなので、そういった施設が建っていくことが望ましいという位置づけ。
どのような土地利用をしていただけるかは民間進出という観点になるので、計画上、位置付けてはいるものの、進出するということには至っていない。

【委員】
北見とか帯広とかの駅前に行くが、やはり釧路はさびしい。

【事務局】
ホテル関係だと今までの商業地域のメリットを活かした進出は駅前から幣舞橋に向かってあるが、商業という観点ではそういった立地が進んでいない。

【委員】
何か市として、誘致するというようなことはないのか。

【事務局】
商業政策上は、空き店舗を使って新たに入っていただくような立地に対する調整や融資は制度上持っているが、一部、駅西の商店がクローズするということで、そこに入っていたテナントが多く北大通の一部空き店舗に移られたり、お店が新たにこちら側に来たりという動きがある状況。

【委員】
ステーションデパートの昔駅の地下にあった、あそこの再利用というのはないのか。

【事務局】
時代の状況の中でステーションデパートさんという組合形式で立地されていたものが閉店され、その後の利用というのは聞いていない。

【委員】
そこを再開発とか商業施設にするというような話はないのか。地下道で繋がっていたが。

【事務局】
駅自体が変わるという話はないが、東日本大震災で津波の状況が当市にも想定され、今後震度6相当の大地震が起き、太平洋沿岸に津波が発生した際、現行都心部のエリアがそういった影響を受けるところがある。都心部には国の合同庁舎や警察署、釧根地域の様々な機能があって、釧路市ばかりでなく外の人達、車も多く入っており、日中の人口が一万人多くなる。この北大通エリアは津波の対応で、道路網で避難行動がとれるのかという検討をしている。交通計画上必要があるとなれば、跨線橋、線路を跨ぐ方式の道路が2本入っているが、その道路で交通量がさばけるかという検討をしており、その観点から新たな道路網が必要であるとなると、駅周辺のまちづくりは、今後検討をさらに進めながら変えていく事も方向性としてはある。

【委員】
釧路が衰退すると同時にあのようなところがバラバラになってしまった。

6.次回の日程について
第2回は11月頃開催、平成29年度の予算編成にあたりご意見を伺いたい。
その前には3地区合同会議の開催を予定。詳細は別途、ご案内する。
その他、本協議会の専用ホームページを立ち上げた。議事要旨等が掲載しているので機会があったらご覧いただきたい。

委員から寄せられた質問・意見等

【委員】
議事要旨は今までどおり、各委員に送付されるか。

【事務局】
議事要旨は従前どおり送付させていただく。

【委員】
釧路の大きな夏祭りと連携した形でまちなかにぎわい広場というのを開催する。これを7月22日と8月5日に開催する。防災庁舎見学会も市の職員の方に先導していただいても同時に開催したいと思っている。
その他にも8月1日からこのお祭りの期間4日まで港まつり前日まで、大体20店ほど、まちなかアウトレットモールというものを開催する。夏休みにも入るので、子どもさんにも一緒に来ていただいてまちの中に人が集まって賑やかにしていただきたい。
これは「わっと」が主催するが、市と共同の事業。市の障害福祉課の方も車いすを持って来ていただいて、市民の方との活動もしたいという事もあり、色々な形で進めていきたいと思っており、ご協力のほどよろしくお願いしたい。

【委員】
北大通でやっていただきたい。

【委員】
北大通では港まつりの時に別途予定している。

【委員】
昔から疑問に思っていたが、屋台が向こうに押しやられた。

【委員】
栄町公園前から国際交流センターの奥の方に移った。

【委員】
警察など色々な事情があるだろうが、まちのにぎわいを考えたらどうしてあのようなことをしたのかと思っている。

【委員】
釧路生まれ釧路育ちの方ばかりではないので、是非自分の出身地の祭りをやったらどうか。寄せ集めと言われるかもしれないが、この冷涼な釧路で短い夏を熱く盛り上げたいという想いがある。商工会議所など色々なところでお力添えいただいて、転勤など日本全国からたくさんいらっしゃっているので、自分の故郷のまつりをここで見られたらどんなに嬉しいだろうと思うので検討していただきたい。それがまちおこしの一つにもなればと思っている。制作は高校生、大学生など依頼できる部分があると思っている。知恵とか技術とか、是非よろしくお願いしたい。

【会長】
遠州手筒花火というのをイベントでやったことがあるが、それなりに経費も必要。バックグランドを整えてからでなければなかなか難しいところがある。

【委員】
音別や阿寒など色々なところでお祭りをやるが、見に行きたいと思っても足が必要。100円で行くようなバスなどで人がどんどん行き来出来るような形にならないかと思う。花火大会や祭りの時には、若い人が出てきて、終わったらいなくなる。今釧路は人口17万4千人くらい。その人たちが購買するものがあり、市内の色々な店で物を買ってくれれば潤うはずなのに、どこかで買い物し、北大通の店が閉まってしまう。市民が頑張ろう、手弁当でも駆けつけるというような気分を盛り上げていかなければどんどん減っていき、年寄ばかりという事になってしまうのではないか。

(9)閉会

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