平成29年度第1回音別地域協議会

ページ番号1003079  更新日 2022年8月25日

印刷大きな文字で印刷

日時・場所

日時 平成29年7月13日(木曜日)
場所 音別町行政センター 3階会議室(1)

内容

(1)開会

  • 報告事項
    音別地域協議会委員1名の解嘱について事務局より報告される。
  • 挨拶
    4月1日付人事異動により変更となった職員の紹介後、諏訪行政センター長挨拶。
  • 議事録署名委員について
    川村会長より荻原委員・紺野委員が指名、承認される。

(2)議題

1.【釧路市まちづくり基本構想について】

【事務局】
資料1-1(釧路市まちづくり基本構想全体項目)、資料1-2(釧路市まちづくり基本構想全体像)、資料1-3(釧路市まちづくり基本構想たたき台)、参考資料に基づき都市経営課基本構想主幹より説明。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【委員】
概ね概要については分かりました。今後、釧路市又は音別としてどうなるかは、次の段階となるのか。

【事務局】
この基本構想の理念や各分野の施策が固まった後、今後10年はこの考え方に基づき各課から事業予算が要求され、この重点戦略に基づき予算が重点化されていくこととなる。

【会長】
課題部分についての説明が多くなされ、今後の目指す基本方針として充分に考えられてはおりますが、基本方針と重点戦略との関連性をもう少し分かり易く纏めて欲しいと思うが。

【事務局】
今後、行政が色々な施策を展開していく上で、現状の分析が必要であることを踏まえ、データー(現状)を重視し、一覧表に示したデーター(現状)の部分について、今後目指すべきまちづくりの基本方針、そして重点戦略に繋がるものを特にピックアップして載せているという意識はございました。
基本的に大部分は人口減少対策(総合戦略)に向けて対応していくものと思っておりますが、その中でも重点戦略の中では、人口が減っても経済を活性化し、人材の育成確保、そして、更にそれらの人材が活躍できる都市基盤の整備が重要であるとの考え方を持ち、現状の課題と繋げようとしたところです。

【会長】
全体項目4「目指すべきまちづくり」(2)都市空間利用の基本方向において、1.都市的地域、2.都市的地域に準じる地域、3.農業地域、4.森林地域、5.自然地域とあり、音別地域はどの位置付けとなるのか。

【事務局】
これについては、元々の総合計画での土地の利用方針であり、旧釧路市は都市計画地域で土地の利用の形が決まっていた訳ですが、今回は土地の利用方針ではなく、都市空間の利用方法ということで記載をした。
前回の総合計画では、合併後、旧阿寒町、旧音別町の総合計画を引き継ぎ、地域の記載がありましたが、合併後10年経過した他都市の調査を行った後、1つの釧路市として、今回は全てフラットに地域について記載をしていくということです。
音別地域、阿寒地域につきましても、農業地域、森林地域、自然地域と記載してますが、特に音別町のJRを中心とした行政センターを含む地域については、都市的地域に準じる地域として、今後10年も確と機能を活かしながら、将来にわたり安心して暮らせるまちづくりとして、音別、阿寒地域を意識して記載した。

【会長】
以前にも確認した内容であったかと思うが、前回説明から時間も経過しており、再度確認させていただいた。この基本構想に基づき、音別地域をどうするかが決まるわけですから、内容について我々は理解する必要がありますし、また、色々な部分で教えていただくことがあると思う、引続きお願いしたい。

【委員】
まちづくりの構想ですので、できれば文言として、音別地域はこういった方向で具体的な施策が記載されるなど、できるだけ内容を濃く1つでも多く具体的な施策を載せていただきたい。

【事務局】
皆さんからご意見をいただき、各地域のご意見を意識しながら作成している。
後は実際に理念と施策の方向性に基づき、今後は分野別施策をそれぞれの地域において必要の有無があるので、そこは各現課より実際の事業として挙げられ繋がっていくものとなる。課題については、市内・音別・阿寒地域共通の課題の外、市内地区においても相違する課題があるので、最終的には現課より挙げられた事業確認後の判断となる。

【委員】
市内北大通商店街の活性化など、新聞等でも取り上げられているが、音別・阿寒地域にも減少はしているが、商店街は存在しているので、その辺も酌んで欲しいと思う。

【委員】
確認ですが、次回の地域協議会では、音別地域においての課題、めざすべきまちづくりの具体的な施策など、どの程度まで示されるのか。

【事務局】
現在、地域課題は全市を調査しているところです。

【委員】
行政側では音別地域について、どのような課題を認識しているのか。

【事務局】
人口減少が1番大きい課題であると認識している。人口減に伴い商店数も減少するなど、市内も同様ですが地域としては少し寂しくなってきている部分を感じている。
ほかには、音別町行政センターを中心に検討している課題もあるので、今後10年間は、このような部分を中心に予算要求が行われ、施策の展開がなされていくものと認識している。

【会長】
地域的には、今ある小さな課題も象徴的になると思っており、恐らく地域住民皆が同じ思いである。釧路市として抱えている問題をタイトに捉えなければならない。人口減少問題においては、音別地域で人口1人減ることが非常に重たい意味合いを示すことから、この重点戦略などは音別地域にとってもの凄く重要であるとの意識が強いということ。教育、医療、経済と人材育成、都市機能向上など、音別地域で目指していくのは相当厳しい部分があると感じてますので、我々にとっては「どういうものか」具体的なものを示していただくか、作成後、共に考えていただくか、可能なら音別版などのような資料をいただけると有難い。そういう部分も含めて次の段階の仕上がりを期待したい。

【委員】
重点戦略に掲げる「人材育成」について、人口減少の著しい現状、行政としての見解を聞きたい。

【事務局】
この重点戦略においては、部会において検討を重ねております。また、全庁においても重点戦略に充たる想定事業をいただき整理している。音別地域の部分では、「人材育成」に充たるふき紙に関わる全ての事業が挙げられている。

【委員】
人材育成について、先ずは人材を活用することが大事であり、そして活用しながら育成する。また、色々な人材を広くどのように活用していくなどの視点を持つことが必要。まちづくりについては行政任せではなく、我々地域住民が、どの様に音別を作り上げていくかを皆で話し合う必要がある。

【委員】
ふき紙事業は人材育成を行うとともに、地域産業の振興にも繋げ、経済の活性化にも繋がることは理解しますが、ふき紙の話ししか出されていない印象がある。人口減少対策として、若年層はもとより高齢年金受給者の雇用の確保や生活保護受給者の社会復帰に向けた中間就労支援等は人材の育成や人口減少の抑制に繋がる。今、音別にどのような社会資源が存在し、どの様に活用すると地域の活性化に繋がるかなど、現状を把握した上で戦略に載せる必要がある。

【事務局】
話された内容については大事なことであり、その意識を持って行政センター職員が考案し、予算要求するなど、施策の展開に繋がっていく形になります。方向性として、今話された内容は市民委員会でも出されており、今後人口が減少する中、特に19歳~65歳の生産年齢人口が減少した場合、現在中間年齢層の人達が65~70歳を向えても就労せざる得ない状況が予測されることから、シニア層が意欲を持って就労できる環境のほか、町内会等の地域活動に参加する意識醸成が重要と考えております。
この件は他課からも出ており、5つの基本方針において取り込み、また、生活保護者の中間就労についても、社会復帰への支援を行うことで生産年齢人口の増加及び人材育成にも繋がる部分として、重要視していることを理解願いたい。

【委員】
音別からは優れた人材が多様な分野で輩出され、現在活躍している。我々は人材育成について自信を持って良いと思っている。その上で何が不足かは即答できないが、高学歴、一流企業への就労だけではなく、地道に就労している人々が多く、音別として誇れるものであり、そこを基にどうするかである。

【会長】
それらは、この重点戦略での人材育成に位置付けされており、(1)経済活性化、(2)人材育成、(3)都市機能向上、それぞれの2.施策についても、大半が当地域に合致する内容である。今話された内容も含め、現在挙げられている施策一つ一つへの繋がりが見え、良い感じで捉えられている。これが完成した後、我々との協議をよろしくお願いしたい。

議事(2)釧路市地域公共交通網形成計画について

【事務局】
資料2-1(釧路市地域公共交通網形成計画「概要版」)、資料2-2(釧路市地域公共交通網形成計画について)に基づき都市経営課政策推進主幹より説明。引き続き音別町行政センター地域振興課次長より「音別地域バス路線廃止について」説明後、音別町行政センター長より「交通不便地域」について補足説明。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【委員】
音別駅から二俣方面を結ぶ音別線が廃止するにかわりに、音別駅から釧路駅までの直行便を増やすなどの要望は可能か。

【事務局】
昨年10月に釧路から白糠を結ぶ白糠線が音別まで延長され、音別釧路間は現在運行されてますので、今話される部分についての利便性は図られている。

【委員】
音別釧路間の運行後、住民の利用を確認している。増便について要望願いたい。

【事務局】
実際、音別線の利用者数は1日2人程度であり、共栄地区以北については、乗車している方がほとんどいない状況にある。主は市街地区から白糠までの通学に利用されるている実態にある。

【会長】
1人、2人でも利用者が存在してる状況を踏まえ対応願いたい。

【事務局】
行政としても一定程度のフォロー、対応をしていく。

【会長】
組織を立上げ、乗車希望者を個人所有車両を用いて移動させることは法律的に可能なのか。その際、手続き等は必要か。

【事務局】
その様な仕組みを作り実践している町村はあると聞いている。定かではないがNPO法人等を立上げ、特別区域であるとの申請が必要と認識している。

【事務局】
このような仕組みの実践も1つの手段であり、また、現在白糠町でデマンド型交通方式の実証実験が行われてるので、今後これらの情報も得ながら音別地域に副った仕組みを検討していく。

【事務局】 次回の日程について
次回の会議は、10月若しくは11月を予定、また、3地区合同会議も10月頃を予定している。詳細については日程確定後、別途ご案内する。次回会議においても宜しくお願いしたい。

(3)閉会

このページに関するお問い合わせ

音別町行政センター 地域振興課 地域振興係
〒088-0192 北海道釧路市音別町中園1丁目134番地 音別町行政センター2階
電話:01547-6-2231 ファクス:01547-6-2434
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。