春採湖調査会(令和5年度第1回 令和5年10月24日開催)

ページ番号1013404  更新日 2023年12月13日

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会議名

令和5年度春採湖調査会第1回例会

開催日時及び開催場所

令和5年10月24日(火曜日)14時~15時
釧路市立博物館 講堂

議題資料

発言要旨

春採湖水質調査の実施及び水質状況について

  • 2022年度はCOD(化学的酸素要求量)の調査2地点の平均が6.5ミリグラム/ℓで過去最低となったが、塩分躍層が2、3年高くなっているため、今後のデータを注視していく必要がある。
  • 塩分躍層は、海水の逆流量と湖内での擾乱作用のバランスで形成されており、今後、さらに塩分躍層をコントロールするためには、気象状況を考慮しながら潮止堰を運用して、海水の逆流量を調整する必要がある。

春採湖ウチダザリガニの捕獲について

  • 令和5年度と令和4年度の捕獲数を比較すると、全体の捕獲数は令和4年度の約半分ほどであった。
  • 令和5年度の2回目の捕獲調査については、令和3、4年度と同様に湖岸一円にわなを設置する予定だったが、湖岸北東部において水草(特にマツモ)の繫茂状況が例年と比べて非常に良く、湖岸のわな設置地点に侵入することで水草が絡まり、引き抜いたり切ったりすることで、水草へ多大な影響を与えてしまうことが危惧されたため、わな設置地点を間引く処置を取った。わなの設置地点は58地点(通常70地点)とした。
  • 令和5年度は、例年と比べて調査地点での水温が高い状況だったため、水温がウチダザリガニの活性に影響を与えている可能性もあるので、次年度以降も水温と捕獲数の関係にも注視していく。
  • 来年度以降の調査方法については、その年の気象や水草の状況等を勘案して決定する必要があるが、なるべくこれまでのわな設置地点で調査を実施できるような方法を検討していく必要がある。

春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況調査について

  • 令和5年度の定点調査では、6月5日に産卵を確認することができ、例年と比べ産卵が早かった。
  • 一斉調査は6月15日に実施し、2箇所で産卵を確認することができた。
  • 水草が増えてきているため、調査地点以外で産卵をしている可能性が考えられる。

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このページに関するお問い合わせ

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