春採湖調査会(令和3年度第1回 令和3年10月12日開催)

ページ番号1004302  更新日 2022年8月25日

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会議名

令和3年度春採湖調査会第1回例会

開催日時及び開催場所

令和3年10月12日(火曜日)午前10時00分~午前11時10分
釧路市立博物館 講堂

議題資料

発言要旨

1春採湖水質調査の実施及び水質状況について

  • COD値(化学的酸素要求量)は令和元年度より若干高くなっているが、近年の振れ幅の範囲内に収まっている。
  • 令和2年度の特徴的な事として、11月16日のDO値が湖底まで観測されている。
  • 令和2年度は10月21日、1月13日、1月28日の水深で一度DO不検出(無酸素)になった後、水深が深くなるに連れて微量の酸素が検出された。その理由がDO計測器の精度が上がったことによるものなのか、光合成細菌によって供給された酸素が測定されたものなのかは分かっていないため、来年度以降も注視していく。

2春採湖ウチダザリガニの捕獲について

  • 年2回行う捕獲事業の2回目を5年間、北東部集中捕獲から湖岸一円で行うことに変更した。捕獲日数は半分に短縮したが、昨年度以上の個体数を捕獲しており、全体の捕獲圧をある程度維持できる効果的な調査になっていると考えられる。
  • 今年6月の現地調査では、昨年度と比べ約200個体多く捕獲されているが、誤差の範囲内と言える。(捕獲日程・気象にそれほど変化はなかった)
  • ウチダザリガニの捕獲数にこだわることなく、水草の生育状況を踏まえて推移を見ていくことが必要である。

3春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況調査について

  • 今年度の湖岸一円の調査(6月11、12日)では5か所産卵を確認した。加えて、2地点(旧柏木小学校横・博物館下)の定点観測では、合わせて1ヶ月程度の産卵期間があることが分かった。
  • マツモとエゾノミズダテの分布は、ヒブナの産卵と一致している。北部のチャランケチャシ付近でマツモが非常に多く繁茂していて、来年度も増えるかもしれない。水草が増えることはヒブナの環境にとって良いと言える。

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このページに関するお問い合わせ

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