春採湖調査会(平成27年度第2回 平成28年2月5日開催)

ページ番号1004313  更新日 2022年8月25日

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会議名

平成27年度春採湖調査会第2回例会

開催日時及び開催場所

平成28年2月5日(金曜日)午後2時00分~午後3時25分
釧路市立博物館1階講堂

議題

  1. 春採湖の水質状況について
  2. 春採湖ウチダザリガニの捕獲について
  3. 春採川潮止堰の運用について
  4. その他
    • 春採湖レポート2014について
    • 平成27年度春採湖調査報告書の作成依頼について
    • 第4次春採湖環境保全計画の事務局取扱方針について
    • 春採川根固めブロック設置工事について

発言要旨

(調査員)
議題1.春採湖の水質状況について、27年度はCODが高い。26年度と比較すると、7~8月のクロロフィルaが高いので、このことが要因と思われる。
(調査員)
CODとクロロフィルaは関連性があるとのことだが、26年度と27年度のクロロフィルaを比較すると、あまり差がないように見える。
(調査員)
26年度は夏場に低く、秋(11月)が高い。一般的には日照時間の長い夏場に光合成頻度が高くなって、クロロフィルaが上昇するので、26年度は特殊だったのかもしれない。
(調査員)
春採湖レポート2014を見ると、26年11月はT-N、T-Pも高い。
(調査員)
栄養が豊富だと光合成が活発になるので、T-N、T-Pもクロロフィルaと関連深い。湖底には多くの窒素とリンがあり、擾乱作用によって値が高くなる。晴天が続くと爆発的に増える傾向にある。
(顧問)
26年11月にクロロフィルaが高い値となった理由は、湖内の擾乱作用によってT-N、T-Pが上昇したことが、1つの要因と考えて良いか。
(調査員)
その通りである。本来であれば、11月は日照時間が短く、水温も低下するので、クロロフィルaは上昇しない。
(顧問)
春採湖レポート2014にも、そういった気象条件を併記すると、よりわかりやすい報告になるのではないか。
(調査員)
要約の部分には記載してあるので、後程ご確認いただきたい。
(調査員)
CODの上昇は、塩分躍層にも関係していそうなので、今後は他のデータも参照しながら要因を調べる必要がある。
(調査員)
議題2.春採湖ウチダザリガニの捕獲について、近年の捕獲数を見ると、同じような数で推移している。このことから推測すると、生産数と捕獲数が釣り合ってしまい、生息数は減少していないのではないか。
(調査員)
捕獲数に大きな変動はないが、捕獲個体のサイズが当初よりも小さくなっているので、大型個体は少なくなっていると推測できる。
(顧問)
植生は回復しているのか。
(調査員)
マツモは回復しており、暗い材料ばかりではない。
(調査員)
議題3.春採川潮止堰の運用について、高潮の時は、緊急的に堰高調整を行っているのか。
(オブザーバー)
堰高による調整ではなく、防潮水門でコントロールしている。

担当課係

環境保全課自然保護担当

このページに関するお問い合わせ

市民環境部 環境保全課 自然保護係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎1階
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