春採湖調査会(平成25年度第1回 平成25年10月16日開催)
会議名
平成25年度春採湖調査会第1回例会
開催日時及び開催場所
平成25年10月16日(水曜日)午前10時00分~午前11時00分
釧路市立博物館1階講堂
議題
- 春採湖水質調査の実施及び水質状況について
- 春採湖ウチダザリガニ捕獲について
- 春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況について
- 春採川統合河川整備事業について
- 春採川潮止堰の運用について
- その他
- 平成24年度春採湖調査報告書
- 平成25年度春採湖調査会事業
- 春採湖レポート2012編集発行方針
発言要旨
(調査員)
議題1.春採湖水質調査における塩分躍層について、8月と11月を比較すると水深差があるが原因は何か
(事務局)
水温の関係により上の層と下の層が撹拌されることで生じたのではないかと考えられる。
(調査員)
流入水による原因も考えられるのではないか。
(調査員)
夏場に水温が高くなることで溶存酸素の飽和量が低下し、その分DOベースの塩分躍層が高くなることが考えられる。また、電導率ベースの躍層で見ると大きな変化は無く、年間で見れば、もともと2メートル程度であったことを考えると塩分躍層は下がってきている。
(調査員)
議題2.の春採湖ウチダザリガニ捕獲について、1回目の湖岸全域での捕獲では分布状況はどのようになっているのか。
(調査員)
例年より多くの個体が捕獲されているようだが、その理由は何か。
(事務局)
事業が継続中であり、現在、原因等について検証中である。
(調査員)
議題3.春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況について、産卵が確認された4地点のうち3地点が人工水草、1地点がマツモであったが、産卵数は少なく、近年最も思わしくない産卵状況である。
例年、6月下旬に産卵に適した水温となるが、今年度は6月上旬に急激に水温が高くなり産卵適温を超えてしまい、その後に人工水草を設置した状況となった。
(調査員)
湖内ではマツモが回復傾向にあるが、産卵にはマツモではなく、人工水草の方が適しているのか。
(調査員)
人工水草の方が産卵に適した物体である。また、産卵時期がマツモの生育状況と合致していないことも原因の一つと考えられる。
(調査員)
例年通り水温が徐々に上昇し、マツモの生育状況と一致した場合はマツモに産卵する可能性はあるか。
(調査員)
タイミングが合えば可能性はあるが、なかなか難しい問題である。
(調査員)
水温の上昇前に一斉に産卵した可能性はないか。
(調査員)
今年度は水温測定器によりデータを取得しているが、急激に水温が上昇した時点でも産卵はしていないようである。
(調査員)
6月上旬に産卵したものは、6月20日に実施した全体調査で確認できるか
(調査員)
6月上旬では卵を産み付ける物体がないため確認することは難しいと思われる。
(調査員)
毎年、水温上昇が続くようであれば、時期を早めて人工水草の設置をする必要があるか。
(調査員)
水温の状況により早めに設置することも考えていかなければならないが、早期に設置するリスクとして泥が付着するなどの維持管理に問題が生じる。
(調査員)
議題5.の春採湖潮止堰の運用について、近年の水質データから、潮止堰計画が順調に進んだことで、水質の改善に繋がっている。
担当課係
環境保全課自然保護担当
このページに関するお問い合わせ
市民環境部 環境保全課 自然保護係
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