春採湖調査会(平成24年度第2回 平成25年2月14日開催)
会議名
平成24年度春採湖調査会第2回例会
開催日時及び開催場所
平成25年2月14日(木曜日)午前10時~午前11時
釧路市立博物館1階講堂
議題
- 春採湖の水質状況について
- 平成24年度春採湖ウチダザリガニ捕獲事業の結果について
- 春採川潮止堰の運用について
- 第3次春採湖環境保全計画の点検結果報告書について
- 調査員体制について
- その他
- 春採湖レポート2011について
- 平成24年度春採湖調査報告書の作成依頼について
発言要旨
(調査員)
議題1.春採湖の水質状況における塩分躍層について、溶存酸素の年変動が大きいのはどうしてか。
(事務局)
生物活動によるためと考えられる。
(調査員)
夏場に光合成や水温の上昇によってクロロフィルが生産され、生物活動が活発になることで溶存酸素が大きく変動する。塩分躍層の測定データとしては、電気伝導率の方が安定しているが、溶存酸素についても生物との関わりから必要なデータである。
(調査員)
水質はここ数年、安定していると考えてよいのか。
(調査員)
安定していると思われる。また、溶存酸素が高いことからプランクトンの活動が旺盛であると言える。
(調査員)
溶存酸素が高いことは生物にとって良い環境と言うことだが、そのことはウチダザリガニにとっても良い環境と言える。
(調査員)
議題2.春採湖ウチダザリガニ捕獲事業の結果について、推定生息数から算出すると、これまでに湖北東部の湖岸域で約25パーセントを駆除したことになり、湖央部も含めると約10パーセントを駆除したことになる。
(調査員)
議題4.第3次春採湖環境保全計画の点検結果報告書について、水草は昨年度少なかったが、今年度の調査では全体的に回復傾向にあった。特にマツモが大幅に回復している。
(調査員)
塩分躍層が低下してきており、潮止堰の効果と思われる。化学的酸素要求量は目標を達成していないが、汚染されているということではなく、春採湖における特徴と言える。化学的酸素要求量は7~8ミリグラム毎リットルで安定するのではないかと思われる。原因として、夏場のクロロフィル生産の影響が大きく、生物活動が活発になるこの時期に湖水を滞留させず、川から排出できれば良い。
(調査員)
野鳥が以前に比べて、その数が10分の1となり、種数も半減したと聞くが、計画の指標としては繁殖が確認されたかどうかより、もっと実態を示したものである方が良いのではないか。
(調査員)
目標や指標についてではないが、今後はウチダザリガニ対策に注力してもらいたい。
担当課係
環境保全課自然保護担当
このページに関するお問い合わせ
市民環境部 環境保全課 自然保護係
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