春採湖調査会(平成27年度第1回 平成27年10月9日開催)

ページ番号1004314  更新日 2022年8月25日

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会議名

平成27年度春採湖調査会第1回例会

開催日時及び開催場所

平成27年10月9日(金曜日)午後2時00分~午後2時50分
釧路市立博物館1階講堂

議題

  1. 春採湖水質調査の実施及び水質状況について
  2. 春採湖ウチダザリガニ捕獲について
  3. 春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況について
  4. 春採川統合河川整備事業について
  5. 春採川潮止堰の運用について
  6. その他
    • 平成26年度春採湖調査報告書
    • 平成27年度春採湖調査会事業
    • 春採湖レポート2014編集発行方針
    • 第4次春採湖環境保全計画について

発言要旨

(調査員)
議題1.春採湖水質調査の実施及び水質状況について、平成26年度のCODの値は前年度と比較すると低下しているが、その要因は何か。
(調査員)
春採湖におけるCODの値はプランクトンの発生量に起因している。平成26年度は植物プランクトンの相対量を示すクロロフィルaが少なく、光合成頻度が減少したことが、COD低下の要因と推測される。
(調査員)
議題2.春採湖ウチダザリガニ捕獲について、平成26年度と平成27年度の1回目捕獲(5日間)において、捕獲数に違いはあるか。
(事務局)
平成26年度は104個体を捕獲しているが、平成27年度は8.9倍の982個体を捕獲している。雌個体がすでに卵を放出した後であり、動きが活性化したことが要因と推測される。
(調査員)
議題3.春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況について、人工水草200本に対する産卵率が高いことはわかったが、例年と比較すると産卵量の多寡はどうか。
(オブザーバー)
今年は平成26年や平成25年の調査と比較すると、産卵は6月上旬に集中しており、総体的に見ても産卵量は多いと感じている。
(調査員)
議題3.春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況について、幣舞中学校からひぶな幼稚園にかけての地域ではあまり産卵が見られないが、一方で北側の人工水草では継続して産卵が確認されている。昨年と今年はヒブナの生息が確認されているので、悪い兆候ではない。
(調査員)
議題3.春採湖におけるヒブナ・フナの産卵状況について、今後は人工水草を増やす予定はあるか。
(オブザーバー)
増やすことは考えておらず、継続して200本の水草を利用する予定である。
(調査員)
議題5.春採湖潮止堰の運用について、10月8日(木曜日)は台風の影響により暴風雨であったが、堰高調整に影響はあったか。
(オブザーバー)
防潮水門の設置により高波の影響を受けることがほぼなくなったので、緊急的に堰高を調整することが少なくなり、現時点では何も影響を受けていない。
(調査員)
防潮水門の運用はすでに開始されているか。
(オブザーバー)
すでに運用を開始しており、10月8日(木曜日)の台風においては、波浪警報が発令されていたので、防潮水門を閉じて対応した。

担当課係

環境保全課自然保護担当

このページに関するお問い合わせ

市民環境部 環境保全課 自然保護係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎1階
電話:0154-31-4594 ファクス:0154-23-4651
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