春採湖調査会(平成25年度第2回 平成26年1月28日開催)
会議名
平成25年度春採湖調査会第2回例会
開催日時及び開催場所
平成26年1月28日(火曜日)午後1時30分~午後2時15分
釧路市立博物館1階講堂
議題
- 春採川潮止堰の運用について
- 春採湖の水質状況について
- 春採湖ウチダザリガニの捕獲について
- その他
- 春採湖レポート2012について
- 平成25年度春採湖調査報告書の作成依頼について
発言要旨
(調査員)
議題1.春採湖潮止堰の運用について、堰を上げた場合でも魚道から海水の逆流はあるか。
(オブザーバー)
魚道からの逆流は少量であり、大きな影響は無い。
(調査員)
議題2.春採湖の水質状況について、有機物の増減は、植物性の生物の光合成による炭素同化に起因するものと考えられる。24年度は天候不順により光合成が活発でなかったが、25年度は比較的良好な天候であったため、自然現象として有機物が増加し、CODが高くなったと思う。この程度の数値が自然な春採湖の状況ではないかと考えられる。
(調査員)
分析結果から、クロロフィルaと全窒素・全りんが一緒に増減しているように思えるが、相関はあるか。
(調査員)
クロロフィルaの増加は、植物性の生物が増加していることを示し、植物性の生物はクロロフィルaの合成に全窒素・全りんが必要であるため、全窒素・全りんが増える時期にクロロフィルaが増えると考えられる。しかし、それらの生物が窒素やりんを消費し、減少していくこととなるため、実際は測定値よりも多くの窒素・りんが供給されていた可能性が示唆される。
(調査員)
議題3.の春採湖ウチダザリガニの捕獲について、他の団体でも捕獲を実施しているようだが、市の事業として今年度は多く捕獲できたと考えて良いか。
(事務局)
原因は特定できないが、一つの要因として気象条件等により捕獲数が変動すると考えられ、25年度の捕獲時期に好条件が偶然重なったせいか、例年より多くの個体が捕獲できた。
(顧問)
春採湖全体での生息数調査の実施が必要ではないか。
(事務局)
平成22年度に緊急雇用創出推進事業を活用し、湖内の調査を行っており、当時、約56,000匹が生息していると推定されている。今後、事業の経過を見て、できれば将来的に生息数の調査を再度行いたいと考えている。
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