釧路市環境審議会(令和7年度第3回 令和8年2月20日開催)
会議名
令和7年度第3回 釧路市環境審議会
開催日時及び場所
令和8年2月20日(金曜日)午前10時00分~午後0時05分
釧路市役所 防災庁舎5階 災害対策本部室
主な議題
1 報告事項
(1)釧路市生物多様性地域戦略の策定について
(2)第2次釧路市環境基本計画の進捗状況について
(3)ウチダザリガニの捕獲事業について
(4)環境に関する取組みについて
2 その他
結果
1 報告事項
(1)質疑応答あり
(2)質疑応答なし
(3)質疑応答なし
(4)質疑応答なし
2 その他 質疑応答なし
発言要旨(報告事項)
報告事項(1)
(委 員)1点目は、生物多様性は自治体境界に依らないため、周辺自治体との関係性や連携・推進の枠組みを戦略内に明記した方がよい。
2点目は、戦略では「主体は事業者」との説明もあり、基本戦略1(保全)の主体が市中心に見える。基本戦略1の取組に市民が参画する視点があるか確認したい。
3点目は、データ収集・公開の状態目標にある「自然環境の価値の見える化」は、尺度による評価・序列化(貨幣換算を含む)を想起させ、論点が多い。評価手法の扱い方や市民との共有方法などへの配慮を記載するとよい。
(事務局)1点目の、周辺自治体との連携は、市が事務局を担う「釧路湿原国立公園連絡協議会」「釧路国際ウェットランドセンター」で周辺自治体と連携しているため、これら団体の取組を戦略に反映したい。
2点目について、基本戦略2に記載している農林水産業や観光業はそれ自体は事業者が主体となるものだが、市は事業者に生物多様性保全を配慮した行動を促していくと説明した。基本戦略1の取組に市民が参画することを期待しており、そのように記載している。画は記載している。
3点目の「価値の見える化」は、現時点で貨幣換算は前提とせず、J-ADRES等の評価手法を参考に釧路市版評価を検討したい。一方で釧路湿原でも貨幣換算の可能性を検討したい。
(委 員)評価基準が不明確で、「どう評価するか」「成功の定義」「進捗と判断する基準」が曖昧に感じる。
アンケートはセミナー等の参加者(関心層)由来と推察され、一般市民の意見が十分反映されない懸念がある。関心層データをベースラインにすると、2030年に「向上」と評価しにくく、位置づけにも違和感がある。
野生生物の状態目標(オオジシギの繁殖、タンチョウの確認)は、個体数が減っても達成し得るため、改善を示す指標になりにくい。より具体的な目標設定が必要である。
基本戦略3のデータ収集・公開の取組が行動目標表に十分反映されておらず未整理に見える。戦略に全て書けなくても、環境審議会等で評価方法・ベースラインデータを示してほしい。
(事務局)アンケートはセミナー会場に加え市公式LINE等でも周知しているが、現状は回答数が少なく、関心層に偏っている可能性は否定できない。今後の回収増を期待している。
指標の曖昧さは、現時点で数値目標を示せないため評価が曖昧になっていると認識している。現状の体制ではこの記載が限界だが、今後庁内調整を進め、より踏み込んだ記載を検討したい。
評価項目については、現在の項目は参考であり、今後5年間の計画期間で追加・見直しを行い充実させたい。
(委 員)1点目は、漁業・水産資源は触れている一方、環境保全の対象として海域の記載が見当たらない。本戦略では海域を対象外として整理しているのか確認したい。
2点目は、保全推進地域(例: 阿寒の森林、武佐の森)は重要種等のデータに基づく選定で、自治体業務色が強く、市民が主体的に関わる整理と距離がある。市民は庭木や身近な海・川など生活圏の自然から保全意識を持ちやすいため、春採湖や春採公園が対象に入っていない点は不満が大きく、戦略への位置づけを再検討すべきではないか。
3点目は、特定外来生物ではウチダザリガニが重要だが、市内では外来植物の課題も大きいのに記載がない。釧路湿原のオオハンゴンソウ等も踏まえ、外来植物の対策も盛り込むべきではないか。
(事務局)1点目については、釧路市近海の情報が不足し、生物多様性確保の状態を整理できないため、基本戦略では深掘りしていない。
2点目の春採湖は、アンケートでも「守りたい自然」として回答が多いが、湖は北海道指定の鳥獣保護区であり、法令で指定されている保護区は保全推進地域の対象外としているため保全推進地域に含めていない。春採公園全体が鳥獣保護区かどうか確認し、鳥獣保護区でない部分があれば保全推進地域の選定を検討する。
3点目の外来種については、外来生物のアライグマ、アメリカミンク等も認識しているが、オオハンゴンソウ等の繁茂状況など記載に足る情報が得られていないため、このような記載となっている。
(委 員)狩猟者の高齢化・不足(道東は罠猟も少ない)を踏まえると、増加が見込まれるシカ等の管理を誰が担うかが課題。
人材確保や管理体制の指針を示さないと計画の実効性が低下し、「絵に描いた餅」になりかねないため留意してほしい。
(委 員)市が生物多様性戦略を策定することは評価でき、国際動向も踏まえ地域に伝える方針が整理されている。
湿原保全は、市民等が価値に気づき自ら調査・線引きして進め、国立公園につながった経緯がある。これを記載すると、市民の役割や「誰が担うか」を示しやすく、行政と市民が一体で課題に取り組む方向性や基本戦略の連動も描きやすい。
市民向けのわかりやすい広報については、本文量が多く読みづらい可能性があるため、普及啓発資料の作成・広報の工夫が重要である。
(委 員)普及啓発に、子ども・小中高生向け環境教育の充実も明記すべきである。方向性が明確になり、学校で取り組みやすくなる。
(委 員)わかりやすく伝えるという点に関して、平成28年の大水害のような事例があったときに、湿原があることのメリットを実感されやすく、伝えやすい。その問題に取り組むことのメリットとデメリットが具体的に分かる形で示す必要がある。市としても生物多様性はなぜ守る必要があるのかという本質に踏み込み議論することで明確になるのではないか。
(委 員)第4章の市民の取組で「日頃から生物多様性保全を意識した行動を取ります」と記載があるが、同じ項目内の取組と比べて漠然としている印象を受けた。
(事務局)対象が伝わりやすくなるよう、必要に応じて文言を補足し、該当箇所を精査・整理して追記したい。
普及啓発は、本体作成後に概要版を作成する予定で、作り方は今後検討する。
(委 員)今回の生物多様性地域戦略には、これまでの環境審議会で議論してきた太陽光条例が記載されていない。これも釧路市らしい取り組みとして記載するべきではないか。
(事務局)ノーモアメガソーラー宣言も含め、最近の取組として記載していきたい。
会議資料
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【資料1】釧路市生物多様性地域戦略案 概要 (PDF 1.6 MB)
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【資料2】第2次釧路市環境基本計画の進捗状況 (PDF 206.3 KB)
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【資料3】春採湖ウチダザリガニ捕獲事業 (PDF 947.2 KB)
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【資料4】環境に関する取組みについて (PDF 350.4 KB)
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このページに関するお問い合わせ
市民環境部 環境保全課 環境管理係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎1階
電話:0154-31-4535 ファクス:0154-23-4651
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