釧路市環境審議会(令和3年度第2回 令和4年3月2日~3月15日書面開催)

ページ番号1007388  更新日 2023年2月20日

印刷大きな文字で印刷

会議名

令和3年度第2回 釧路市環境審議会

開催日時及び場所

  • 開催日時:令和4年3月2日(水曜日)から3月15日(火曜日)
  • 開催方法:書面開催

主な議題

報告事項 3件

  1. 釧路市環境基本計画の進捗状況について
  2. ecoライフ促進支援事業について
  3. 春採湖ウチダザリガニ捕獲事業について

結果

報告事項

  1. 質疑応答あり
  2. 質疑なし
  3. 質疑応答あり

発言要旨

報告事項1
(委員)CO2排出量が目標達成となっているが、ここ2年間は新型コロナウイルスの影響により、社会経済活動が低迷しており、さらに釧路市は人口減、経済活動の縮小が続いている。量の側面だけではなく、内容をもう少し詳しく説明していただきたい。
(事務局)二酸化炭素排出量は、国・北海道が公表する統計資料の数値を用いて推計しており、国や北海道の排出量が減少すると本市においても減少する傾向にある。
また、2013年度以降、国全体の排出量は減少傾向にあり、その要因として、製造業における生産量減少等によるエネルギー消費量の減少や、再生可能エネルギーの導入拡大を主な要因に挙げている。

(委員)「プラスチック資源循環促進法」が施行されるが、これまで「可燃ごみ」扱いされていた容器包装以外のプラごみの資源物回収の予定はあるのか。

(事務局)「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」では、市町村の責務として、家庭から排出されるプラスチック使用製品の分別収集、再商品化などプラスチックに係る資源循環の促進等に必要な措置を講じるよう努めることとされており、この規定は努力義務となっていることから、市町村が法施行日から直ちに実施することが求められているものではなく、各市町村の個別の状況等を踏まえて判断していくことになる。
釧路市においては、排出方法・収集体制・選別体制・リサイクルルート及びリサイクルの方法や住民への周知の徹底など、容器包装以外のプラスチック使用製品を資源物として回収することには課題が多いと認識しており、現時点では実施未定となっている。

報告事項3
(委員)市民啓発事業は年に1回であり、興味、関心がある人を募っても一部の人だけへの周知となる。一人でも多くの人に知ってもらうために、学校での授業などで扱われているのか。
(事務局)春採湖に近い釧路小学校では、総合的な学習の一環として、小学生それぞれが春採湖について興味を持ったことを調べていく、「春採湖の調べ学習」という時間があると釧路市教育委員会より聞いている。
当課としても幅広い世代に特定外来生物の問題を伝えることは重要なことと考えており、今年度から出前講座やSNSでの周知を開始した。
今後についても、当課で行っている内容を教育委員会とも共有し、総合的な学習や環境教育などで活用していただきたいと考えている。

その他
(委員)ソーラーパネルの設置業者がアセス逃れのために、分割してパネルを設置しているという実態がある。
パネルの耐用年数は20年と言われており、ここ数年でそれを迎えるものが出てくることになる。適正な処分がなされるよう対策が必要。
キタサンショウウオが令和4年1月に種の保存法に基づき国内希少野生動植物種に指定されたことから、生息地への影響がないよう対策を検討する必要がある。
太陽光パネルが津波で流されたとき、それに含まれるカドミウムなどの重金属が微量ではあるものの湿原に流出することとなり漁業への風評被害が懸念される。災害時への対応もさることながら、重金属を含まないパネルのみ設置を許可するなどの制度を検討する必要がある。
(事務局)ソーラーパネル設置によるキタサンショウウオ生息地への懸念については、先日行われた「キタサンショウウオ庁内ネットワーク会議」において、市関係課(博物館、生涯学習課、都市計画課、水道整備課、産業推進室)と情報共有をしている。
太陽光パネルに使用されている重金属の取り扱いについては、廃棄問題も含め、国や北海道の動向を注視するとともに、情報収集に努めてまいりたい。

(委員)資源物収集日に「白色トレイ」の分別の悪さがいつも気になる。納豆のトレイ、色付きトレイ、発泡でないトレイなど酷い状態である。分別はしているつもりで出している人もいると思われる。市民への説明不足ではないだろうか。排出袋には「発泡トレイ」と書かれ、マニュアルには「白色トレイ」と書かれており、特に問題なければ良いのだが、問題があるなら対策は必要ではないか。

(事務局)釧路市では、平成11年10月からペットボトルと発泡スチロール製食品トレイを資源物として回収を始めており、リサイクルの対象となる白色トレイの正式名称は「発泡スチロール製食品トレイ」であることから、回収袋にはこの正式な名称を表記している。
一方、回収した白色の発泡スチロール製食品トレイは、溶融して白色トレイの原料へリサイクルしていることから、分別帳では白色トレイと表記している。
回収袋と分別帳で異なる名称となっていたことから、今後は回収袋の表記である「発泡スチロール製食品トレイ」に統一したい。
市のホームページは早急に修正し、分別帳(転入者に配布)については、次回印刷分より修正したいと考えている。

(委員)日本製紙の公害防止協定の見直しについて、悪臭物質濃度測定を年1回想定することになっているが、日本製紙は工場閉鎖で従業員もいなく、市としても跡地利用について検討しているのに何を目的に測定するのか。
(事務局)日本製紙株式会社釧路事業所は、紙・パルプ事業を全撤退し、現在は発電ボイラー1基のみの稼働となっている。
紙・パルプ事業に由来する悪臭物質発生の工程がなくなったものの、発生源の一つである排水処理設備(クラリファイア)は継続して使用されることや、新会社設立後から、全てのマシンが停止するまで期間があったことから周辺住民の安心を確保するため、公害防止協定の監視項目に悪臭を残した。
今後、一定期間の監視を経て公害防止協定としての扱いをどのようにするのか、環境審議会の場においてご意見をいただきながら検討してまいりたい。

このページに関するお問い合わせ

市民環境部 環境保全課 環境管理係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎1階
電話:0154-31-4535 ファクス:0154-23-4651
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。