予防接種の受けかた

ページ番号1005110  更新日 2022年10月5日

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予防接種を受ける前

予防接種はお子さんが元気なときに受けるのが原則です。日頃から保護者の皆さんはお子さんの体質、体調など健康状態によく気を配ってください。何か気にかかることがあれば、あらかじめかかりつけの医師にご相談ください。

安全に予防接種を受けられるよう以下の点にご注意ください。

  1. 接種予定の予防接種について、「予防接種のしおり」をよく読んで必要性や副反応について理解しましょう。
    わからないことは接種を受ける前に医師に質問しましょう。
  2. 接種前日は入浴(又はシャワー)をして、体を清潔にしましょう。
  3. 接種当日は朝からお子さんの状態をよく観察し、ふだんと変わったところがないことを確認してください。
    接種に連れていく予定をしていても、体調が悪いと思ったら中止しましょう。
  4. 清潔な衣類を着せましょう。
  5. 接種にはお子さんの日ごろの状態をよく知っている保護者の方が連れていきましょう。
    ただし、保護者が特段の理由で同伴できない場合は、接種を受けるお子さんの健康状態を普段からよく知り、予診票の内容をよく理解している親族(祖父母等)などが同伴することも可能です。その場合、保護者の委任状が必要となります。
    委任状については下記のページをご覧ください。
  6. 予診票は接種をする医師への大切な情報です。責任をもって記入するようにしましょう。
  7. 母子健康手帳は必ず持っていきましょう。

予防接種を受けることができない人

  1. 明らかに発熱のある人
    一般的に、熱のある人とは、接種会場で測定した体温が37.5℃以上の場合をさします。
  2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
    急性の病気で薬をのむ必要がある人は、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないことが原則です。
  3. 接種予定の予防接種によって、または予防接種に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことのある人
    ※「アナフィラキシー」とは、通常接種後、約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。発汗、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続き、ショック状態になるようなはげしい全身反応のことです。
  4. 麻しん(はしか)、風しんでは妊娠していることが明らかな人
    お子さんには直接関係ない規則ですが、任意で受ける人のことも考慮したものです。(お母さんが妊娠中であっても、お子さんは受けられます。)

上の1~4に該当しなくても、医師が接種不適当と判断したときは接種できません。

予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなくてはならない人

次に該当すると思われる人は、かかりつけの医師がいる場合には必ず事前に診察してもらい、そこで接種をするか、あるいは接種の可否を聞いてから接種するようにしましょう。

  1. 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けている人
  2. 以前に予防接種を受けたとき、2日以内に発熱のみられた人や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた人
  3. 薬の投与を受けて皮膚に発しんが出たり、体に異常をきたしたことのある人
  4. 今までにけいれんを起こしたことがある人
    けいれんの起こった年齢、そのとき熱があったか、熱がなかったか、その後起こっているか、起こっていないか、受けるワクチンの種類は何かなどで条件が異なります。必ずかかりつけの医師と事前によく相談しましょう。
    原因がはっきりしている場合には、一定期間たてば接種できます。
  5. 過去に中耳炎や肺炎などによくかかり、免疫状態を検査して異常を指摘されたことのある人、または近親者に先天性免疫不全症の方がいる人
  6. ワクチンにはその製造過程における培養に使う卵の成分、抗生物質、安定剤などが入っているものもありますので、これらにアレルギーがあるといわれたことのある人
  7. 家族の中で、または遊び友達、クラスメートの間に、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)などの病気が流行しているときで、予防接種を受ける本人がその病気にかかっていない人
  8. BCGについては、過去に結核患者との長期の接触がある人、その他結核感染の疑いのある人

予防接種を受けた後で

予防接種を受けた後の一般的注意事項

  1. 予防接種を受けたあと30分間は、接種会場でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応はこの間に起こることがあります。
  2. 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
  3. 接種当日の入浴は差し支えありませんが、わざと注射した部位をこすることはやめましょう。
  4. 接種当日は、激しい運動は避けましょう。

副反応がおこった場合

  1. 通常みられる反応
    ワクチンの種類によっても異なりますが、発熱、接種局所の発赤・腫脹(はれ)、硬結(しこり)、発しんなどが比較的高い頻度(数%から数十%)で認められます。通常数日以内に自然に改善するので心配の必要はありません。
  2. 重い副反応
    予防接種を受けたあと、接種局所のひどいはれ、高熱、ひきつけなどの症状があったら、医師の診察を受けてください。
    お子さんの症状が予防接種後副反応報告基準に該当する場合は、医師から市町村長へ副反応の報告がされます。
    ワクチンの種類によっては、極めてまれ(百万から数百万人に1人程度)に脳炎や神経障害などの重い副反応が生じることもあります。このような場合に厚生労働大臣が予防接種法に基づく定期の予防接種によるものと認定した時は予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となります。

(参考)紛れ込み反応

予防接種を受けたしばらく後に、何らかの症状が出現すれば、予防接種が原因ではないかと疑われることがあります。しかし、よく検査をすると、たまたま同じ時期に発症した他の感染症などが原因であることが明らかになることもあります。これを「紛れ込み反応」と言います。

予防接種健康被害救済制度について

予防接種は感染症を防ぐために、とても大切なものですが、ごくまれに予防接種の副反応による健康被害の発生があります。
万が一、定期の予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度があります。

このページに関するお問い合わせ

こども保健部 健康推進課 健康づくり係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町8丁目2番地 釧路市役所防災庁舎4階
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