交通まちづくりについて
人口減少や少子高齢化など、社会全体が大きな転換期を迎えている今、過度に車へ依存する生活習慣を見直し、日常生活に欠かすことができない移動手段である公共交通を確保するため、「交通まちづくり」について一緒に考えましょう。
公共交通って、なに?
バスや鉄道、タクシーなど、誰もが利用できる交通手段が公共交通機関です。
最近では、自治体などが運行するコミュニティバスや、事前予約で運行するデマンド型(※)交通もあります。
※デマンド型:利用者の要望に応じ、運行ルート・時間・乗降場所等に対応するサービス。
どうして、交通まちづくりを考えるの?
車を持たない人や高齢で運転が難しい人、学生の皆さんにとって、日常生活に欠かせない大切な移動手段がバスをはじめとする公共交通機関です。
しかし、バスの利用者は交通手段の利用状況では全体の4%しかなく(図1)、利用者も約10年前と比べると約4割近く減少しています(図2)。
バスの利用者が減少し路線の維持が難しくなると、路線の縮小などによる利便性の低下でますます利用者が減り、その結果、路線が維持できず路線の廃止という負の循環に陥ってしまいます(図3)。
そうならないように、バスの利便性向上による利用促進や、運行の効率化、環境や健康面への好影響といったことも含め、市民の皆さんや交通事業者、行政が課題を共有し、これからの釧路市の姿に見合った交通について知恵を出し合い、持続可能な公共交通を目指したまちづくりについて考えていく交通まちづくりが必要となります。
交通まちづくりで、どんな釧路市を目指すの?
交通まちづくりの将来像としてのマスタープランである「釧路市地域公共交通網形成計画」を策定し、都心部のにぎわいやコンパクトなまちづくりにおける拠点間の連携を支え、市民の健康で安心な暮らしと、持続可能なまちを支える交通体系が構築された釧路市を目指します。
釧路市地域公共交通活性化協議会
市の交通まちづくりについて、連携して検討、推進するため、交通事業者、学識経験者、利用者の代表、行政等で構成する協議会として、平成28年3月22日に設置しました。
計画策定に向けた各種調査の実施
平成28年7月に、市内を運行する全路線バスの利用状況を把握するためのバス利用実態調査、8月には、市民の皆さんの公共交通へのニーズを把握するためのアンケート調査を実施しました。また、10月には、市内の大学生等を対象に、「学生が考える市内公共交通の問題点、改善案、利用促進策について」「公共交通と連携した、都心部活性化策について」をテーマにワークショップを開催しました。
これらの調査結果等を反映し、平成29年6月に「釧路市地域公共交通網形成計画」を策定しました。
関連情報
- 釧路市地域公共交通計画(旧 釧路市地域公共交通網形成計画)について
- 釧路市地域公共交通利便増進実施計画(旧 釧路市地域公共交通再編実施計画)について
- 釧路市地域公共交通活性化協議会
- 立地適正化計画(平成31年3月)
- コンパクトなまちづくりに関する基本的考え方(平成24年12月)
このページに関するお問い合わせ
総合政策部 都市経営課 企画係
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