釧路市スポーツ振興協議会(令和6年度第2回 令和6年12月23日開催)
会議名
2024年度(令和6年度)第2回 釧路市スポーツ振興協議会
開催日時及び場所
2024年(令和6年)12月23日 月曜日 午前10時/釧路フィッシャーマンズワーフMOO2階 教育委員会室
主な議題
- 2024年度(令和6年度)スポーツ行政主要事業進捗について
- 2025年度(令和7年度)スポーツ行政主要事業について
結果
- 議題1.質疑応答
- 議題2.質疑応答
発言要旨
議題1.令和6年度スポーツ行政主要事業進捗について
リーダーバンクの活用について
【委 員】リーダーバンクの稼働率について教えていただきたい。
【事務局】昨年度はバドミントン3件、バレーボール1件の相談を受けており、各協会と協議の上、対応可能な団体への斡旋を行った。また、今年度は現時点で軟式野球1件の相談を受けている。件数の少なさもあるが、特にマイナースポーツにおいては派遣できる指導者数も年々減少傾向にあることは課題と受け止めている。
【委 員】現状の市ホームページでは、どのような指導者がいるのか、またどのように活用すれば良いのか分かりにくいと感じた。今後、認知度の改善を図ることで、より地域住民が要望しやすくなると思う。
【事務局】最近は市公式LINEの活用も進んでいるので、周知方法について今後検討をしていきたい。
【委 員】実際に登録されたことを知らない指導者も多く存在すると思う。以前は、各指導者に登録後の通知を行っていた。メールでも構わないので、指導者への周知も必要であると感じた。
【委 員】その他、団体と指導者のマッチングも大事であるが、各競技団体がどのような要望があるのかなどのニーズ調査を行い、より普及に繋げていける検討を行っていただきたい。
釧路湿原マラソンについて
【委 員】10kmコースについて、今年度より再び市街地のコースに戻した結果、ランナーからどのような反応を受けているのか。
【事務局】昨年度、不評であった周回コースと比べて、やはり市街地コースの方が楽しく走れるという評価を受けている。
【委 員】また、今回初めてボランティアとして参加をした人から受付場所が分かりにくいという声を聞いた。一応、いただいた資料のなかに記載はあったが、大きな案内板を設置するなどといった配慮をお願いしたい。
【事務局】本大会の事務局とも共有し、今後不手際がないように対応させていただく。
【委 員】私自身も10kmコースに参加をしたが、やはりボランティア以外にも、近隣住民や隣接する企業の方々からの声援を受けて走れたことは大変有意義であった。
【委 員】私も同様に参加をしたが、沿道の方々の応援をいただいたほか、今年度は特に気温も低かったので大変気持ち良く走ることが出来た。
【委 員】なお、種目ごとに表彰式が行われているが、観客がとても少なく、閑散としていたことが気になった。今後、観客が集まりやすい時間帯や場所の変更を検討して欲しい。
【委 員】加えて、30kmコースのゴール前も閑散としていた。今年度は雨天の影響もあったと思うが、例えばゴール前にテントを設置するなど、観客が応援しやすい環境づくりを進めて欲しい。
【事務局】ランナーの参加者数を伸ばす取り組みも大事であるが、やはり参加して良かったと感じていただける工夫も必要であると受け止めている。今後、どのような対応ができるのか事務局と共に協議していきたい。
【委 員】今年度より、ボランティアの謝金が廃止されたが、年々参加者数が減ってしまう可能性もあると思う。予算上仕方ない事情もあると思うが、例えば他都市のマラソン大会の参加料と比較し、多少参加料を値上げしても最低限の支給をすることで、今後のボランティア確保が容易になると感じた。
【事務局】年明けになるが、来年度の大会に向けた実行委員会が開催されることから、今回のご意見はお伝えさせていただく。
【委 員】謝金の支給がないのは仕方ないと思うが、例えば普段使いできるようなスタッフTシャツを支給するのはどうか。
【委 員】過去にはスタッフTシャツを支給していたが、釧路の気候が寒すぎるため、ジャンパー等を羽織る方々が多く、スタッフの判別が出来ないことから、中止した経緯があったと思う。
【委 員】その他、ボランティアの従事時間について、数時間程度の人がいる一方で、一日中従事しなければならない人もいる。一日中の拘束となると体力もかなり使うことになり、特に高齢者には過酷であると思う。以前、自分のスポーツクラブにて荷物管理の従事を請け負ったことがあるが、かなりの重労働であったことから、当年度限りで参加を辞退した経験もある。今後、毎年ボランティア参加団体への丁寧な説明をしていただくと共に、従事者の配置や事務内容にも工夫を講じて欲しい。
委 員:私としては、一定程度各団体の意向を踏まえた配置換えなど、配慮はしてくれている印象であるが、そもそもボランティアの参加者が年々高齢化しているのも課題であると思う。
事務局:各ご意見について、この場では個別にお答えできないが、改めて事務局とも共有し、改善点を協議させていただく。
スポーツ合宿誘致について
【委 員】今年度、初めて100団体の来訪を見込めるという説明があったが、増加に繋がった主な要因は何か。また、今年度は特に夏場の宿泊代が道内で高騰していたが、合宿誘致への影響はあったのか。最後に、阿寒地区での日大サッカー部の合宿について、現在はどのような状況か、それぞれお聞かせいただきたい。
【事務局】まず、団体数の増加要因については様々であるが、特に陸上競技団体においては、冷涼で走りやすい気候など、釧路の良さを口コミで宣伝していただけている印象は大いに感じているほか、近年行っている道外への積極的な誘致活動が功を奏している。また、アイスホッケーについては、過去にはクレインズとの練習試合を望む大学チームが夏場に来訪していたが、チームが無くなった現在、各チームによる交流戦を開催する機運が高まり、昨年度よりタンチョウカップを開催し、合宿件数の増加へと繋がっている。こちらも地道な営業活動により、今年度は韓国のチームも参加していただいた。現在の受入体制は小規模であるが、今後、対応可能なスタッフ等が拡大できた際には、複数のリンクを使用し、事業を発展していきたい。なお、野球のタンチョウリーグについては、今年度は参加チームが少なかったが、先日、道内における社会人チームへの営業を行ったところ、是非参加を検討したいという声を多くいただいた。次に、宿泊費の高騰については道内全域の影響であることから、こちらではどうにも出来ない事情もあるが、適宜、来訪チームの予算に応じた宿の紹介などをしており、誘致への影響は最小限に抑える工夫をしている。最後に、日大サッカー部の合宿については、受入側の阿寒地区の職員や企業様の積極的な協力体制が整っていることから、継続した事業になると考えている。
議題2.令和7年度スポーツ行政主要事業について
リンクの一般滑走について
【委 員】スポーツ参加機会の拡充の観点から質問するが、以前、平日にリンクの一般滑走を利用した際、ほとんど貸切に近いような状態であった。把握している範囲で構わないが、一般滑走の利用状況について教えて欲しい。
【事務局】施設によって違いはあるが、例えば春採アイスアリーナでは10年前の平成26年度に比べて、令和5年度には3割程度、一般滑走の利用人数が減っている。コロナ明け以降、回復が伸び悩んでいるほか、近年のスケート人口の減少も影響していると考えている。
【委 員】競技者へのアプローチのみならず、一般市民の方々にとってもハードルの低い形でスポーツに触れる機会が十分に提供されない限り、今後利用率は上がらないと思うので、是非とも取り組んでいただきたい。
【事務局】そのような現状については、各リンクの指定管理者である一般財団法人釧路市スポーツ振興財団でも認識をしており、一般滑走の時間帯を活用した幼児・小学生向けの各種スケート教室を実施している。また、次年度からは普段は禁止しているアイスホッケーの防具やスティックの使用を認め、個人のレベルに応じてエリア分けされた場所にてシュート体験や練習を行う「カジュアルホッケー」という取り組みを模索している。せっかく複数あるリンクをなるべく持て余すことのないよう、指定管理者と協力をしていきたい。
【委 員】その他、柳町スピードスケート場においても、製氷している冬場だけではなく、例えばリンク内側にて日常的にローラスケートやスケートボードなどを楽しめるエリアを設けることで、ひいてはスケート人口の拡大に繋がるきっかけになるのではと思う。
【事務局】環境整備となると予算の兼ね合いもあるが、同様に検討させていただく。
【委 員】昔は各学校のグラウンドにリンクを設置しており、放課後に沢山の生徒が遊び、スケートが上手な人が数多くいた。現在は設置も少なくなり、年間数回程度、体育の授業において屋内リンクで滑るくらいである。これでは全くスケートが上手にはならないので、折角釧路という恵まれた環境に住んでいることから、より授業にて活用をし、スケート人口を拡大して欲しい。
【委 員】立地的にリンクに近い学校側へ利用を呼び掛けるアプローチがあっても良いと思う。
ウインドヒルくしろスーパーアリーナにおける予約の優先順位について
【委 員】貸切予約について、全国・全道大会が優先されるのは分かるが、市内大会や催事等についてはどのように決定しているのか。
【事務局】全国大会は概ね開催年度の2年以上前から優先的に受け付けており、全道大会は2年前、市内大会は前年からと続き、残った枠にて一般貸切の抽選会を行っている。
【委 員】最近、催事の仮予約が多く埋まっており、土日における市内大会が確保しにくい状況である。全国・全道のスポーツ大会であれば仕方ないが、本施設でなければ開催できない競技大会もあるなかで、催事は市内大会よりも優先となるのか気になって質問をした次第である。
【事務局】催事というのはおそらく指定管理者の自主事業が該当していると思われる。原則、自主事業というのは、あくまでも各競技団体の利用を優先した上で、空き枠となった時間を有効活用するものである。プロの興行など大きなイベントは事前に日程も決まっている場合もあるが、過剰な仮予約で大会開催に影響が生じているようであれば、現状の運営に問題があるかもしれないので、改めて指定管理者には確認を取らせていただく。
【委 員】様々な大会やイベントの会場として、小規模なアリーナをもう1つ設置するほか、学校施設において活用させていない体育館やグラウンドを多目的に利用する方法も是非検討していただきたい。
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このページに関するお問い合わせ
生涯学習部 スポーツ課 スポーツ係
〒085-0016 北海道釧路市錦町2丁目4番地 釧路フィッシャーマンズワーフMOO4階
電話:0154-31-2600 ファクス:0154-22-9096
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