釧路市廃棄物減量等推進審議会(令和6年1月26日 第1回開催)

ページ番号1013998  更新日 2024年3月1日

印刷大きな文字で印刷

開催日時及び場所

2024年(令和6年)1月26日(金曜日)午後1時30分
釧路市観光国際交流センター3階研修室

主な議題

釧路市一般廃棄物処理基本計画目標数値の推移について

釧路市一般廃棄物処理基本計画策定以降の取り組みについて

結果

質疑応答あり

発言趣旨

(委員)
釧路市のごみ量について、水産業との関連性はあるか。

(事務局)
水産業との関連性については、水産加工に伴い排出されるごみは、産業廃棄物であることからごみ量には入っていない。ただ、一例ではあるが、水産加工業者より排出された貝殻は、セメントに混ぜるなど再利用されているケースもある。

(委員)
空き家の解体に伴う解体材の利用について。

(事務局)
空き家の解体材も産業廃棄物である。最近の傾向として、木材の一部を燃料として利用する動きもある。基本的に国もリサイクルを推進していることから企業も再利用に向け取り組んでいる状況である。

(会長)
釧路市のごみ排出の特徴、課題はどういったものが考えられるか。

(事務局)
釧路市のごみ排出状況については、他都市と比べ離婚率・高齢化率が高く、単身世帯・母子世帯等核家族化が進んでおり、人口に対して世帯数が多いという特徴がある。こういった特徴を踏まえ、一例であるが、家庭での飲食に伴う容器包装等の資源物が可燃ごみの中に混入しているなど、適正排出ができていないことが組成分析によって証明されており、リサイクル率の向上が課題と捉えてる。
この課題について、リサイクル率が高いまちと、釧路市で行っている啓発活動・環境教育等の活動を比較すると、大きな違いはないことが判明している。
しかしながら、相違点を探すと住民との達成感や連帯感を分かち合う行動変容を促す取組が遅れていることが分かり、今後の課題と認識している。
また、環境教育として今年度より行った親子バス見学会については、釧路ならではの利点を活かし紙のリサイクルについて、回収と中間処理、そして製品化までの過程を親子で体験できる学習を行った。この親子体験型学習においては、参加者より「こどもの目が気になる」など、家庭での新たな気づきに繋がる結果であった。
さらに釧路市では、世界で唯一、ペットボトルを分子レベルに分解しリサイクルできる技術を持った株式会社JEPLANと令和4年3月に包括連携協定を結び、道内で初となるケミカルリサイクル(水平リサイクル)へ、転換することとなった。
現在は、釧路市が中心となり管内自治体にも呼びかけて 地域連携し、道内にも広げる取組をしている。こういった取組や水平リサイクルについては、積極的に「特に子供たち」へ環境学習を行うことで、子供から親へのリサイクル意識や適正排出への理解を深め、行動変容に繋がる啓発活動として、継続して行っていくことが、リサイクル率向上に向け必要であると思われる。


(委員)
リサイクル率が良いまちとの相違点とその原因について把握しているか。

(事務局)
リサイクル率については、釧路市と他自治体で、資源化量の算定方法について若干相違があることが判明している。算定方法の違いがあったとしても釧路市はリサイクル率が低く、組成分析の結果からも適正排出の意識が低いことがわかる。

(委員)
リサイクル率が高いまちは、ごみ袋の値段が高いなどの理由はあるか。

(事務局)
ごみ袋の値段との関係性はないと思われる。
 

その他意見

(委員)
審議委員の女性登用率について、半数近くまで増やす方向でお願いしたい。

(委員)
リサイクル率について、全道平均23.5%に釧路市は残念ながら達していない状況。その中で都市部のリサイクル率25.5%のまちは、環境教育に力を入れており、観光都市として色々なごみについても意識が高いと思われる。また、リサイクル率の低いまちの特徴として、漁業地帯などの地域性も要因と思われる。なお、農業を地盤としたまちでは、し尿処理の問題についてもエネルギーへの活用や別な飼料に再使用するなどの工夫もしていて、リサイクルの意識が高いと感じている。

(委員)
釧路市の活動として、小学校への環境授業に力を入れているのは分かるが 幼稚園・保育園などの就学前の子供と親が一緒になって遊びながら学べる機会を企画して欲しい。

(委員)
京都などの観光地では、目的地に行く道路沿いには、ごみがほとんど落ちていない。釧路市は観光立国として進めているが、ペットボトルや粗大ごみなどが散乱しており、なぜなのかと疑問に思う。このことからも一人一人の市民の責任・意識改革を地道に推し進めることが必要であると考える。
 

このページに関するお問い合わせ

市民環境部 環境事業課 廃棄物対策係
〒085-0001 北海道釧路市古川町28番地 清掃センター
電話:0154-31-4551 ファクス:0154-24-4145
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。