釧路市廃棄物減量等推進審議会(令和5年1月26日 第1回開催)

ページ番号1011285  更新日 2023年3月1日

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開催日時及び場所

令和5年1月26日(木曜日)午後2時00分~午後4時00分
釧路市観光国際交流センター3階研修室

主な議題

釧路市一般廃棄物処理基本計画目標数値の推移について

釧路市一般廃棄物処理基本計画の取り組みについて

次期最終処分場整備の進捗状況について

結果

質疑応答あり

発言趣旨

(委員)
生活排水処理(資料2)数値目標について、中間年度(令和7年度)で94.9%、以降、令和12年度まで変化していないが、95%位が上限と考えているのか。

(事務局)
算定式(下水道処理人口+合併処理浄化槽処理人口÷行政区域内人口×100)のとおり下水道処理人口/152,000人、合併処理浄化槽人口470人程となっている。処理率については行政区域内人口が減少すると処理率も上がる計算式であり、現在の行政区域内人口は16万人を割っている状況で推移している。目標設定数値については現状の人口推移を考慮し94.9%が限界と考えている。

(委員)
合併処理浄化槽のコストについて。

(事務局)
大きく分けて住宅規模5人、7人、10人槽規模の物があり、一般住宅では7人槽が標準的である。標準的な設置費は、200万円~300万円弱の経費となっている。

(会長)
合併浄化槽設置についてはお願いとのことであるが、設置しない場合の罰則規定はあるか。

(事務局)
現状、罰則規定はない。

(委員)
減量委員会ということで廃棄物減量が主な話題だと思うが、釧路市のごみの課題として道内主要都市と比べ一人一日あたりの「ごみ排出量」「家庭系廃棄物ごみ量」について釧路市が非常に高い排出量であることがわかる。排出量が少ない主要都市との差はどのような要因があるのか。
 また釧路市の排出量が多い要因として、「廃棄物の種類が問題なのか」「排出者に問題があるのか」、数値目標を達成するために行政が行っている情報発信(新聞・回覧板・SNS等)は理解しているが、ごみの減量の方向性として「ごみの質」「排出者への啓蒙」どちらに重点をおくのか。

(事務局)
釧路市のごみ量については、道内主要都市の中でも排出量が多い傾向であり、ごみの減量は待ったなしの状態である。まずは、家庭から排出されるごみ量を減らすことが重要。この実情を行政から声高に叫んでも市民一人一人の協力がなければ数値目標(令和12年度目標 1人・543グラム)を達成することが難しい状況である。
市民に現状を理解してもらうには、あらゆる手段で更なる情報発信を行い現状について理解を頂き、今後のごみの排出について市民と行政が共に考え行動を示さなければならないと認識している。
排出量の多い・少ない都市との差については、それぞれの都市の地域性、特徴があるが、その中でも排出量が少ない都市もある。その「少ない理由」をどの様な取り組み・工夫を行っているのか、多方面より調査研究を行い、ごみの減量について、「ごみの質」「排出者への啓蒙」の両方について取組を行っていきたいと考えている。

(委員)
電気生ごみ処理機・コンポストの普及率及び外食機会が及ぼすごみ処理量の相関関係を調査したらどうか。

(事務局)
家庭から出るごみについては、水分が多いごみが含まれている。例えばひと握りするなどのひと手間を加えることで水分を減らしごみの減量化に繋がる。
また、水分を減らすことでごみ焼却施設の燃焼効率の向上にも寄与する。
ごみの減量は様々な手段が結果に繋がることから多くの視点を持って進めて行きたい。

(委員)
ボトルtoボトルなどペットボトルのリサイクルについてはどこに持ち込まれているのか。

(事務局)
令和4年度にJEPLANと業務提携を行っており、所在地である川崎市に輸送して処理を行っている。

(委員)
表土・すきとり土などの産業廃棄物について、のり面などに再活用するなど産業廃棄物の再利用を行っている事例がある。釧路市は産業廃棄物の再利用計画はあるか。

(事務局)
産業廃棄物の所管は北海道であることから、釧路市の一般廃棄物処理基本計画にはない。

(委員)
釧路市PTA連合会・釧路市消費者協会ではフードドライブの活動を積極的に行っている。今後、親子・家庭で出来るごみの減量に特化した活動を行いたいことから、ごみの減量について情報提供があればPTAとしても積極的に協力していきたい。

(事務局)
令和4年10月市内ショッピングモールにおいて、消費者協会の協力のもとフードドライブを開催した結果、多くの支援品が寄せられた。
これらは福祉的要素、生活困窮者への支援、フードロス、ごみの減量など多くの結果を残すものと思われる。
今後、定期的に開催するため市内商業施設と打合せを行っており、積極的に関わって参りたい。
釧路市のごみ減量等についてはさまざまな情報発信を行っているが、なかなか一人一人に届いていないのが現状である。
釧路市では、職員が直接訪問しごみ減量をテーマとした出前講座も行っており、今後も市民みなさま方と一緒に考える機会を頂きたい。
 

このページに関するお問い合わせ

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