ノロウイルスにご注意ください!
冬場に多発!! ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒を防ごう!
ノロウイルスとは?
「ノロウイルス」とは、海水や河川水などに分布し、感染性胃腸炎の原因となるウイルスであり、従来、「小型球形ウイルス(SRSV)」と呼んでいました。
その後、ウイルスの遺伝子を詳しく調べると、非細菌性急性胃腸炎をおこす「小型球形ウイルス」には、2種類あることがわかり、そのほとんどがこのウイルスで、平成14年8月、国際ウイルス学会で正式に「ノロウイルス」と命名されました。
ノロウイルスの特徴
- 少量で感染(10~100個)し、発症する。
- 人の腸内に限って増殖し、便や吐物が感染源になる。
- 食品を通じて感染するが、人から人へも感染する。
- 感染者がすべて発症するわけではない。
- 食品で増殖するわけではないので、食品の鮮度に関係なく感染する。
- 何回でも感染する。
感染経路は?
特に、家庭や共同生活施設など人同士の接触する機会が多いところで人から人へ直接感染するケースが多発しています。
- 患者のふん便や吐物から二次感染した場合
- 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者など)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
- 汚染されていた二枚貝類を、生または十分に加熱しないで食べた場合
特に、家庭や共同生活施設など人同士の接触する機会が多いところで人から人へ直接感染するケースが多発しています。
感染した場合の症状は?
感染して1~2日後に、吐き気、おう吐、腹痛、下痢、発熱などの症状が出ます。一般的に症状は軽いことが多く、ほとんどの場合2~3日で回復しますが、高齢者や幼児など抵抗力の弱い方では重症になることもあります。初期症状は、風邪と間違えやすいので注意が必要です。感染が疑われたら医師の診断を受けましょう。
なお、便には2~3週間ほどウイルスが排泄されますので、その期間、感染者は手洗いや次のような注意が必要です。
予防及び消毒について
ノロウイルスは十分加熱すれば死滅します。また、手指や調理器具を介して人へ感染する場合がありますので、手洗いの励行や調理器具の消毒洗浄が重要です。これは、他の細菌性食中毒についても有効な予防策です。詳しくは次のページをご覧ください。
手指や調理器具は、十分に洗浄消毒しましょう。
トイレや赤ちゃんのおむつ交換の後、調理の前や貝類を触ったときは、必ず手をしっかり洗いましょう。まな板やふきんなどを使用した後は、洗剤でよく洗い、流水で洗い流しましょう。包丁は、柄の部分までしっかり洗い、熱湯や塩素系漂白剤で十分に消毒しましょう。(逆性石けん、アルコールは効果が期待できません。)
食品は十分に加熱しましょう。
中心部まで火が通るよう十分に加熱しましょう。(85℃、1分以上。但し、貝の大きさにより必要な加熱時間は変化します)湯通し程度では、ウイルスは死にません。
生で食べる野菜などと、二枚貝類が触れないよう取り扱いに注意しましょう。(水はねでも汚染することがあります)野菜などは十分に洗浄しましょう。
汚物の処理を確実にしましょう。
患者の便やおう吐物には、直接触れない(ゴム手袋等を使用)、触れた場合には十分に手指の洗浄・消毒をしましょう。
汚染された衣類などは他のものと分けて洗濯し、煮沸または塩素系漂白剤でつけ置き洗いをしましょう。おう吐物などで汚れた床は、塩素系漂白剤を含ませたペーパータオル等で浸すように拭き取ります。
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このページに関するお問い合わせ
こども保健部 健康推進課 健康づくり係
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