令和6年度第3回音別地域協議会

ページ番号1016228  更新日 2025年3月11日

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日時・場所

日時 令和7年2月19日(水曜日) 13時30分から15時00分まで

場所 音別町行政センター3階会議室(1)

内容

1 開会

2 市長挨拶

3 議事録署名委員
・会長より、2名の委員が指名され承認される

4 議事
(1)令和7年度から見る今後の地域づくりについて
・資料に基づき各課より説明。質疑の後、原案通り承認される。
・委員から寄せられた意見・質問等は次のとおり

【委員】
 市長から平成17年に合併して今年でちょうど20年という話があったが、周年事業費のような予算は無いようである。音別では振興協会でも蕗まつりなど色々なイベントがある。そういったものとタイアップして20周年を祝う事業費など、補正予算となるため難しいかもしれないが、市の方もぜひとも周年事業費として例えば100万円の補正など前向きに考えていただければありがたい。

【事務局】
 予算編成経過において、釧路、阿寒地区含めて全体で合併に向けた周年事業について事務レベルで協議した際に、合併10周年の時と同様に記念式典は行わない。各種事業についても、冠を付けた事業は実施するが、特に予算化するといったようなことは行わないこととした。

【委員】
 市長の思いがあればお伺いしたい。

【事務局】
 周年事業については意識してはいた。しかし、予算編成に途中から入ったこともあり、予算化には至らなかった部分があった。ただ、地域協議会の思いは大切にしていきたいと思う。

【委員】
 蕗まつりに限らず、いろいろな形で地域としてやれることはあると思う。

【委員】
 蕗まつりは振興協会で実施をしている。そこに、「20周年の記念だから何か考えてほしい」と市長から言っていただければ企画がしやすい。そういった冠事業というのを実施してもよいだろうか。

【事務局】
 冠もそうだが予算については、次の議会に間に合うかどうかを含めて地域の思いとして受け止める。

(2)音別地区コミュニティバスの延線について
・資料に基づき地域振興課より説明。質疑の後、原案通り承認される。
・委員から寄せられた意見・質問等は次のとおり

【委員】
 改めてではあるが、今までのように決まった時間にバスがいるわけではなく、事前に予約しないと乗車できない、という認識でよろしいか。また、運行について音別ハイヤーに委託していると思うが、通常のタクシー業務を行っている中での運行体制に問題はないのか。

【事務局】
 デマンド型の運行となるため予約が必要である。運行体制については事前に素案をもとに協議を行っており、問題はないと伺っている。

【委員】
 前回の地域協議会において、デマンド型にすることで予算を圧縮できるとのことだったが、数百万で釧路バスにお願いができるならその方が予算で解決できるのでこの先を考えるとよいのでは。

【事務局】
 現在は問題ないと聞いているが、一方で事業者の年齢的なところも考えて後継者課題なども含めて協議していかなければいけないと考えている。

5 報告事項
(1)第3期釧路市まち・ひと・しごと創生総合戦略について
・資料に基づき地域振興課より説明
・委員から寄せられた意見、質問等は次の通り

【委員】
 総合戦略の基本目標に「地域特性を生かした企業誘致」とあるが、先日、日本製紙とスナダヤの件がうまく調整が出来ていないとの新聞記事があったが、今後の展望について新しい情報があればお聞きしたい。

【事務局】
 スナダヤと日本製紙の交渉がうまくいかなかったのは事実。内容については民間企業間の話であるため詳しくはお伝え出来ない。スナダヤの社長である「砂田氏」とお話しし、「釧路進出には意欲的であり、北海道の材がこれから必要になるので使っていきたい。また、地域の産業、主に林業関係者の所得を上げていきたい。」そういった思いを強く持っていらっしゃった。私たちもその思いをサポートさせていただきたいと思っている。新しい用地を探すようなことをしている。市の土地だけでは足りず、民間の土地もかかることから、詳細にはお伝え出来ないが、決まりましたらご報告させていただきたい。

【委員】
 私は林業関係であるが、スナダヤさんのところへ見学に行かせていただいたことがある。工場の事務所に社訓があり、三方よしと近江商人の考え方であり、林業の丸太を生産する人、工場の人、地域の人、皆が利益を享受しなければいけないという考え方である。ぜひとも釧路には自分だけが良いではなく地域全体をカバーしてくれる企業の誘致を積極的に行ってほしい。
 新しい候補地を探しているとのことだが、津波など様々なことを勘案すると大楽毛や釧路新道より上手の方、その周辺は農協連で土地を持っている市場周辺は官業地である。私的な意見ではあるが、非常に面積もあり、立地条件としては良いのではと思っている。ぜひとも工場を誘致してほしい。

【事務局】
 スナダヤの社長の考えに共感する部分がある。釧路管内を含めてよい地域であると話されており、我々の地元の製材業者もいることから丁寧に対応させていただきたいと思っている。

【委員】
 市の考えを3地区で考えたときに、音別の人口が減少することは目に見えている。企業での雇用先を確保するのはもちろんだが、今後も音別に住みたいと考えている人が病気になって釧路の病院を受診して、音別に帰ってきたときにリハビリをするところがない。それが今の音別の現状である。月1でも高齢者が釧路まで出向かずにリハビリができるような、各地区での考えに盛り込んでいただきたい。去年の12月に65歳以上が釧路まで行けるシステムができたとのことだが、聞いたところによるとだれでも利用できるのではなく、登録のほかに移動手段や親族等による介助など条件がある。音別から出ていく人の話を聞くと、音別にいると病院に通えない。という声を聞く。少しでも音別にいてもらう、年齢を重ねるほどにその場所にいたいという気持ちは強くなるはず。なのでそういった地域の特性などの考えを盛り込んでいってほしい。

(2)津波避難タワー住民説明会について
 ・資料に基づき地域振興課より説明
 ・委員から寄せられた意見、質問等は次の通り

【委員】
 避難に要するもの含め、基本的には自助・共助で避難ということになっているがタワーの建設場所を考えると病院や特養の方が避難すると思う。その中で動けない人の用品などはそれぞれが用意するといった考えでよいのだろうか。

【事務局】
 一般論で申し上げると、福祉施設はそれぞれ避難計画を作成することになっており、その中で必要な用品や避難方法や経路が定められていると認識している。

【委員】
 協議を重ねるにつれて、骨格が見えてきた。また、避難するうえで自助・共助の重要さを話しているが、その重要性を地域住民に周知する方法を考えることに力を入れる必要があると思う。

【事務局】
 備蓄品や自助・共助の周知は非常に重要な観点だと考えている。避難訓練時をはじめ、各町内会のレクレーションや私的なグループでも積極的に関わっていきたいと思う。

(3)新たな地方創生のための市民アイデア募集について
 ・資料に基づき地域振興課より説明
 ・委員から寄せられた意見、質問等は次の通り

【委員】
 国の地方創生に対応している事業だったらよいということか。

【事務局】
 交付金があたるかどうかについてはそれぞれのメニューによって審査されていく。
総体の理論においては地方創生に則ってはいるものの、それにとらわれず幅広いアイデアを出していただきたいと考える。

【委員】
「釧路の地域が」や「音別の地域が」などこだわる必要はない?

【事務局】
 地方創生の大臣が伊東大臣になったこともあり、そういった活力を地域で作っていこうと市長が強く思っており、この地方創生という考え方を私もやろうということで市長のアイデアでこちらを実施することになります。全市的でも、地域に根差した政策でもよいですし、そういったアイデアが出てくるといいなという期待を持っている。

(4)生乳の生産状況について
 ・資料に基づき農林課より説明
 ・委員から寄せられた意見・質問等は次の通り

【委員】
 生乳の状況について、昨年、一昨年と夏の高温によって今年度は目標に達しなかったということは大変残念ではある。世の中の物価高騰によって皆が苦しい状況にある中で、今年の思いがけない大雪の影響で、特に酪農家においては10基程度のD型ハウスの倒壊があり、大きなダメージがあったと感じている。乳価については多少の価格上昇があり、これで生乳が伸びること期待出来れば個体販売も上向きになるのでは。ただ、肉の方はかなり厳しい状況にはある。市の財政が厳しいのは承知してはいるが、酪農を含む一次産業についてかなり厳しい状況にあることを理解してほしいと考えている。

6 その他
(1)市民意見提出手続(パブリックコメント)の実施状況について
 ・地域振興課より説明
 ・委員から寄せられた意見、質問等はなし

(2)障がい者芸術作品展の開催について
 ・保健福祉課より説明
 ・委員から寄せられた意見、質問等はなし

(3)3地区合同地域協議会の意向確認について
 ・地域振興課より説明
 ・委員から寄せられた意見、質問等は次の通り

【委員】
 3地区にそれぞれ開催の意向を聞いているとおもうが、音別としては開催については事務局の判断にお任せしたい。ただし協議会条例も残り3年であることから、来年にこだわらずこの協議会をどのような形にしていくのかという議論は必要だ。提案として、全体で集まらなくても各地区の会長、副会長のみの会議のようなものを定期的に開催してもよいのかなと考えている。日程の調整含めそういった形で開催できれば。

(4)音別駐在所連絡協議会 防犯カメラの設置の要望について
 ・委員から寄せられた意見、質問等は次の通り

【委員】
 令和6年度の刑法犯発生が17件 そのうちの15件が窃盗・住居侵入未遂・建造物侵入となっており、被疑者は逮捕されているが、1年以上にわたって地域住民が不安となっていた。検挙のきっかけは個人の防犯カメラであった。音別駐在所の小山内巡査部長曰く、捜査の主流は防犯カメラのリレー捜査である。大きな通り沿いの防犯カメラの設置件数を増やしたい。行政センター含め公共施設に設置できればと要望をしたい。

【委員】
 音別で公共施設に設置されているところは。

【事務局】
 おんポートには設置されている。金融機関も入っており、自分の施設の防犯の観点で設置している。警察の方から行政に対して具体な話がまだ来ていないので、情報収集はしていきたい。

(5)令和7年2月4日の大雪警報での状況について
 ・委員から寄せられた意見、質問等は次の通り

【委員】
 降雪に伴い、事故なども発生し国道が通行止めとなり音別からの移動手段がなかった。白糠は高速道路へ迂回できるが音別は本別や池田へ迂回しなければいけない。今回のように釧路方面、帯広方面どちらも通行止めになってしまうと、そういった災害の際に音別が孤立してしまう。そういった対策はできないのか。

【委員】
 そういったことが音別にいられないといった状況を生み出してしまう。
 市としての対策を示す必要がある。

【事務局】
 大規模災害の際は、釧路開発建設部と音別幹線を通じた早期啓開ルートを開けるといった協定を結んでいる。

【委員】
 今回の状況は災害に当たるのか、その判断は釧路市がしなければいけないのではないか。基準など、しっかりと検討してほしい。

7 閉会
 

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