令和5年度第2回阿寒地域協議会

ページ番号1013887  更新日 2024年2月6日

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日時・場所

  • 日 時 令和5年12月18日(月曜日) 14時00分~16時00分
  • 阿寒町行政センター 3階大会議室

内容

内 容
(1) 開会

(2) センター長挨拶

(3) 議題
 議事録署名委員について
 会長より2名の委員が指名され、承認される。

1.令和5年度阿寒地区ヒグマ出没状況について
 市民課より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【委員】
 今回の布伏内の一件について、春から秋にかけて相当数の釣り人がシュンクシタカラ湖に行っていると聞いている。道中にある国有林のゲートを開けておき、車で湖の近くまで行けるようにする、もしくは、逆に釣り人が湖の近くまでいけないような方策が取れるのではないかと思うが、釧路市として考えはあるか。

【事務局】
 漁業権等が設定されている河川であれば別であるが、河川法で自由使用になっているため釣りそのものを規制するのは難しいと考えている。また、道中にある国有林のゲートが閉鎖されているのは、その先の道路が崩れているところや、土砂崩れで車が通れないところがあるからである。そのような状況から、市としては情報発信と注意喚起をすることで、危険な時は近寄らないよう促していくことになろうと思っている。

【委員】
 阿寒湖温泉地区では2頭のクマの駆除によって出没が落ち着いたと聞いているが、その後も釣り人がクマを見かけたとも聞いている。その中で、義務教育学校の小学生(1~6年生)のこども達はバス通学しているため安心しているが、中学生(7~9年生)もバスに乗せてもらえるような体制は取れないか。中学生のこども達が少しでも乗せてもらえるように、学校側と検討したいとPTAからの声も出ているため、阿寒湖温泉地区であるという特別な状況も踏まえてお願いしたい。

【委員】
 人数的に乗れないのであれば話はわかるが、同じ学校に通う6年生までは乗れて、7年生から乗れない理屈の方が難しい。

【事務局】
 個体数が減っているとはいえクマの出没は命の危機にさらされることになるので、地域協議会からこのような声が上がったことを教育委員会に伝えた上で柔軟に対応できるか検討していただくため、少々お時間をいただきたい。

2.阿寒丹頂の里エリアについて
 地域振興課より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
 宿泊機能の現状を踏まえた上で、どのように収益を上げて改善していくか進めていると解釈している。入浴料金や宿泊料金の改定について、諸経費が上がっているのは目に見えているため50円くらい上げないとダメではないのかと思う。

【事務局】
 入浴料金は北海道が定める公衆浴場入浴料金の統制額が令和5年10月1日付で改定されたことに合わせて改定したものである。令和5年1月1日にも大人の入浴料金を30円改定しているが、こちらも令和4年10月1日付の北海道統制額の改定に合わせたものである。度重なる値上げに対するご意見があると伺っており、お気持ちはお察しするが、管理運営上の現状と北海道統制額の改定に合わせた形で進めたところである。

3.阿寒本町地区の空き家等の状況について
 地域おこし協力隊より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
 津別町では空き家や空き地を登録し、インターネット上で公開して希望者を募るHPができている。今後、そのようなHPを立ち上げて広く周知したりすることはあるか。

【事務局】
 阿寒専用の空き家情報バンクのようなHPがあれば検索した時に引っかかるため方法の1つとしてありだと思うが、HPを運営するための経費や立て付けを整理する必要があるため、まずは既存の北海道空き家情報バンクに情報を掲載したいと思っている。残念ながら現時点では掲載するに至っていないものの、1件でも載せることができれば、そこからいろんな反応をいただけると期待を持っている。それだけではなく、様々な手段・手法を用いて周知をしていけるよう模索している最中であるため、地域おこし協力隊だけではなく地域振興課の職員も一緒になって、試験的な部分がありながらも少しずつ進めている。

4.阿寒地区における防災訓練の実施状況について
 地域振興課より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等はなし。

5.令和5年度釧路市阿寒町敬老会の実施状況について
 保健福祉課より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等はなし。

6.阿寒湖まりむ館周りの整備について
 阿寒湖温泉支所より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等はなし。

7.阿寒アイヌクラフトセンターについて
 阿寒湖アイヌ施策推進室より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【委員】
 研修期間中、生活費の支給や住む場所の斡旋はするのか。

【事務局】
 研修期間中の生活費の確保に関しては、応募にも関係するため、生活費相当の研修参加奨励費を設定し支給する予定であり、住宅は阿寒湖温泉地区の物件を紹介する予定である。

8.令和6年度予算要求における主要事業について
 資料に基づき事務局より説明。
 委員から寄せられた質問・意見等はなし。

(4)その他
 阿寒地域に関する意見交換

【委員】
 ライドシェアの件について、一番採算が取れるのは市街地であるが、我々が居住している田舎ほど需要があるのは間違いないと思っている。ライドシェアは首都圏だけの話ではないと思っており、釧路市としても需要と供給のバランスが取れれば取り組まれるものと思っていることから、市の内部で議論されているのであれば伺いたい。

【事務局】
 今回の12月定例市議会の中でも一般質問があったところであり、現時点で釧路市の考えとしては、国の状況を見極めながら検討して参りたいとの回答に留まっている。ライドシェアと一言に言っても、地区によって交通手段の確保は違うだろうと感じており、阿寒地区でもそれぞれ事情があると捉えている。その中でも、仁々志別地区と布伏内地区はバス路線がないことから乗合タクシーの運行や、目的に応じて患者輸送バスが運行されている等、大枠としてライドシェアに変わるような形のものが地域の実情に合わせて運行されている。民間のタクシー会社との兼ね合いが出てくるため、今後、ライドシェアに拘らず地域の実情に合わせた交通手段の確保という観点で議論していくのが実態に合うのではないかと考えている。

【事務局】
 大きな枠としてライドシェアの考え方は既に取り込んで運用しているところである。この制度のデメリットとしては、タクシー会社や運転手の問題があり、釧路地区以外では実施することにより営業を圧迫することも想定されることから、双方を見極めながら進めていかなければならないと思っている。担当課について公共交通は地域振興課、患者輸送バスは保健福祉課であり、常に問題意識を持ちながら業務しているため、新しい情報があればこのような場で情報提供したいと思っている。

(5) 閉会
 

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