令和5年度第1回阿寒地域協議会
日時・場所
- 日 時 令和5年7月12日(水曜日) 10:00~11:40
- 場 所 阿寒町行政センター 2階会議室
内容
内 容
(1) 開会
(2) センター長挨拶
(3) 議題
議事録署名委員について
会長より2名の委員が指名され、承認される。
1. 阿寒町のヒグマ出没状況について
市民課より説明。
委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。
【委員】
阿寒湖畔では何年か前からクマの出没が頻発している。阿寒湖畔にハンターが3名くらいと少
なく高齢化が進んでいるが、他地区のハンターに駆除を要請できるものなのか。
【事務局】
現在の旧阿寒町の猟友会は阿寒湖畔部会、徹別部会、本町部会の3つのエリアに分かれており、
阿寒湖畔部会は3名、徹別部会は5名、本町部会は5名の合計13名が市からの要請に対応して
出動していただける方々である。猟友会釧路支部とは意見交換を毎年行っており、釧路市から
の要請を受けた際は現在の体制で出動できると伺っている。
【委員】
ハンターの減少は全道的な問題であり、ハンターの養成のために銃の所持にかかる費用等を補
助している各自治体が多くある。ハンターが減少した時に備えて、養成について市として前向
きになって情報収集してほしい。
2. 令和5年度阿寒町地区交通安全・防犯大会の開催について
資料に基づき、市民課より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。
3. 阿寒地区におけるバス利用の利便性向上について
地域振興課より説明。
委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。
【委員】
バス会社に要望書を提出した感触はどうか。
【事務局】
バス会社から正式な回答があってからというのが前提になるが、昨日に要望書を提出した際に、
1分でも2分でも早く目的地に着きたいという利用者ニーズがある中で、トイレ休憩やバス停
の一時停止はそのニーズに逆行することになると話していた。また、利用者が使う区間によっ
て意見は様々であり、全てに対応するのは難しい様子であった。今回は連合町内会を通じて市
から要望書を出すことで、1つの形として今後残るものであり、それに対して回答をいただく
ことになっている。バス会社としての事情を踏まえた中で何かできることが無いか、着地点を
検討してみるとお話があったため、まずは回答を待とうと考えている。
4. 令和6年度予算について
●冬季の除雪連絡について
【委員】
一般的には積雪が10センチメートルを超えたときに除雪が入るか否かの通知を受けているが、
除雪されるかどうか微妙な状況がある。そのため、この地区は除雪が入るか否かの一報を入れ
てくれないか。
【事務局】
除雪のお知らせについては釧路市のHPやFacebook、LINEで通知を出しているが、それ以外の
放送等はしていない。除雪に出動している際は阿寒建設課に職員がおり、除雪の状況や出動状
況をお伝えできるので、ご一報いただきたい。
●国道沿い花壇の土入れについて
【委員】
それぞれの町内会でこれから草取りをする時期であるが、場所によっては土の量が少ない、ま
たは石が含まれていて苦労することがある。そのため、新たな土を補充して一定の量があると
維持管理がしやすいと思う。
【事務局】
花いっぱい運動の土入れを含む花壇の管理については、釧路開発建設部にご支援をいただきな
がら、国の予算の範囲の中で実施している。毎年、年度初めに花いっぱい運動の推進委員会と
釧路市、釧路開発建設部で打ち合わせを行っており、その中で花壇の破損した箇所の補修や土
の入れ替え等を要望し、国の予算の範囲内で対応していただいているため、釧路開発建設部に
対して要望していきたいと思う。
●行政センター前にあるモニュメントのについて
【委員】
セブンイレブンの横にある阿寒町時代の開基100年の時に建てたモニュメントについて、初め
に建てられてから塗り直しされてないと思い、上にある部分が色褪せたように何が書いてある
かわからないので、もう少し見栄え良くしてもらえないか。
【事務局】
モニュメントは開基100年記念事業の一環として昭和61年に設置されたもの。見てのとおりペ
ンキが剥がれて書いてある文字が見えないような状況の中で、商工会の女性部を中心に公園の
花植えをしていただいたり、ここ数年は商工会青年部と阿寒高校で協力してライトアップ事業
に活用していただいている。モニュメントをあの状態のままで残しているのは課題であると捉
えているため、撤去もしくはペンキの塗りなおし、その後の活用方法も含めて検討したいと考
えている。
●まりむ館周りの整備について
【委員】
まりむ館を含めて周辺の景観が悪くなってきている。付近の道路や公園にある櫓のような建物、
まりむ館の壁面の劣化について対応が必要だと思うが、修繕や撤去を含めてどのようにするの
か見えていない。また、公園の芝生に鹿が群れてくることで糞だらけになっており、憩える場
所じゃなくなっているのが残念だと思う。まりむ館は阿寒湖温泉の中心地のようなところであ
り、こども達が遊んでいる姿を良く見ていたので、地域としてそのような場所を維持していか
なければダメではないか。
【事務局】
まりむ館は平成21年(2009年)4月にオープンしている建物である。まず、付近の道路につ
いては砂利を敷き詰めて段差を解消しており、まりむ館の壁面は穴埋めと塗りなおしを実施し
ている。支所前にある櫓は支柱の上部が落下・腐食し、下部も腐食が進んでいることから倒壊
する危険性があると判断し、令和6年度の予算要求をしていきたいと考えている。公園の鹿の
糞については、私が赴任した4月から毎朝処理をさせていただいているので、安心して遊んで
いただけると思っている。支所前の広場については、今年度、クマが出没する前まではこども
達が遊具等で遊ぶ姿を目にしていることから、今後も安全に遊べるように遊具を始めとする施
設の修繕を計画的に進めていけるよう、努力していきたいと考えている。
●町内(阿寒湖温泉)の道路について
【委員】
電線の無電柱化に伴い阿寒湖温泉市街地の道路が整備されるのではと思っていたが、計画は進
んでいるのか。
【事務局】
阿寒湖温泉地区の無電柱化事業については、これまで現地調査などを行い、課題を整理し検討
してきたところであるが、現行の国の無電柱化制度では実施自治体である釧路市と、電線管理
者の事業負担が大きいために実施が難しいものと判断している。このような状況の中で、令和
2年に当時の小泉環境大臣が阿寒湖温泉を視察された際に、無電柱化が話題になり、これを契
機に釧路市から環境省に対して、国の新たなモデル事業として国立公園内の景観形成に向けた
国による無電柱化の実施や、国立公園内における無電柱化事業の実施者に対する全額補助制度
の創設の要望をしているところ。整備計画の今後の予定について現時点で実施は未定であるが、
今後も釧路市として国への無電柱化事業制度の創設の要望を継続していくことになると考えて
いる。
●若草町へ通じる道路の木が茂り、覆いかぶさっている
【委員】
阿寒湖畔義務教育学校の通学路にもなっている若草町の道路について、道路幅がそこまで広く
ないため湖側は木が覆いかぶさっているような形になっている。朽ちてしまったり大雪や強風
の日は倒れる危険性があるのではないかと思うため、管理はどのようにしてもらえるのか。
【事務局】
若草町へ通じる道路については、市道に交通の支障となるような樹木の枝があった場合、道路
敷地内にある木であれば釧路市で枝を切るなどの対応は維持管理の中で行っている。隣接する
土地に生えている樹木であれば、樹木の管理者と打ち合わせを行い、対応してもらう形で進め
ている。今後もパトロール等で状況を見ながら危険性や支障がある状態であれば対応していき
たいと考えているため、そういったものを見かけたらご一報いただきたい。
●帯状疱疹ワクチンの助成について
【委員】
病院で帯状疱疹のワクチンを受けようと思っているが5万円くらいと高額であることと、60代
後半から頭やお腹から帯状疱疹が出てしまい、痛みなどで悩まれる方が多いので助成制度があ
ると良いと思う。
【事務局】
予防接種には、予防接種法に基づいて実施する定期接種と希望者が各自で受ける任意接種があ
り、帯状疱疹の予防接種は任意接種に位置付けられている。釧路市としては、全国一律で公平
に予防接種を受けられるためにも国により定期接種を行っていくべきものと考えている。現在、
国において定期接種に向けて期待される効果や安全性について議論されているところであり、
市としては、早期実現に向けて北海道市長会を通して国へ要望しているところ。
●阿寒中学校の利活用について
【委員】
7年後に義務教育学校という形で阿寒中学校と阿寒小学校が1つになる上で、阿寒中学校の利
活用についてどのように進められていくのか。市有施設という側面から釧路市だけで使うもの
なのか、もしくは民間企業等に募集をかけて利活用を求めるような形になるのかなど、どのよ
うな形で進むのか。
【事務局】
阿寒地区の義務教育学校は令和11年度に開校予定という形で計画されている。参考として、令
和8年に大楽毛地区、令和9年度に音別地区が義務教育学校になるに向けて、令和5年度あた
りから新しい学校名を募集している動きがある。それを踏まえると令和7年度に阿寒地区の義
務教育学校に向けた校名の募集や、そのあとの利活用について具体的に動き出すのではないか
と考えている。
(4) その他
阿寒地域に関する意見交換
【委員】
太陽光パネルについて、阿寒町地区はもちろん市内や音別も含めて3年くらいの間にかなりの
数が設置されている。釧路市は国立公園がある中で、ガイドラインがどこまできちんと敷かれ
ており、要望があってもここには設置されることはないというような見通しはあるのか。
【事務局】
令和5年7月1日から運用が開始された釧路市太陽光発電のガイドラインでは、国立公園は自
然公園法、保安林は森林法、天然記念物の生息地は文化財保護法など、数十の法律と太陽光発
電の設置が相応しくないエリアという形として示されている。ガイドラインなので法的強制力
という点では条例には及ばないが、守るための法規制がかかっているところは釧路市として太
陽光発電を設けるべきではないエリアとして扱っていくこととしている。
(5) 閉会
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