令和2年度第1回釧路地域協議会

ページ番号1003053  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 令和2年8月31日(月曜日)午前10時から午前11時まで
場所 釧路市役所防災庁舎5階 災害対策本部室

内容

(1)開会

(2)議題

1.地域協議会の今後のあり方について
事務局より資料に基づき説明。

委員から寄せられた質問・意見等は次のとおり

【委員】
3地区ということではなく釧路地区だけでいうならば廃止でも良いと思う。
一体感醸成というが、H30、R1と3地区合同会議を行っていないことからも、醸成というのは必要なくなっていると思う。
釧路地区の議題に関して、基本構想、総合戦略等、屋上屋を架しているように思える。各施策や計画策定のための委員がいて、その中で決めたことに対し、地域協議会が意見を申すというのはおこがましいという思いがある。
それでも存続するのであれば、翌年度予算に関しては何か予算に反映させたいと思う。ポイントを絞って意見を述べ、結果として表れるようなものにしていきたい。

【委員】
釧路地区のみならず、阿寒・音別地区含めた地域協議会のあり方という考え方のもと、旧市町区域固有の課題があるなかでは存続すべきという意見とした。2年ほど阿寒町行政センター長をつとめ、実際に阿寒に住んで毎日行政センターへ通っていたが、一番は価値観の違いを感じた。それが一体感の醸成とどう結びつくかとなると難しいが、必ずしも旧釧路市と同じにしなければいけないとは思っていない。
それぞれの地域の個性をどう活かしていくかということは旧釧路市としても考えていくべきという思いがある。地域協議会という組織にこだわるわけではないが、阿寒・音別の住民の皆さんの思いを反映させていく仕組みは今後も必要であると考える。

【委員】
阿寒・音別との差が出ている感じがある。たしかにこのあたりで打開していく必要があると感じている。しかし地域の高齢化等を鑑みて、音別・阿寒の方々が「もう必要ない」というなら別だが、議員の数の偏りもまだある。平成の大合併の時に、地域の方々の意見を取り入れる目的で作られたのだから、存続すべき。
これに代替するものとして、釧路市が別な形の組織や意見交流の場を作るのなら地域協議会は発展的に解消されていくとは思う。コロナ禍で3地区力を合わせて頑張らなければならない。行政としてはどう考えているのか。前が見えない中で阿寒・音別の意見をもう少し聞いてあげるところがあっても良いのではないか。
また予算については、予算を作る前に提示してもらえればもっと住民の声が生きるチャンスがあるのではと考える。
他の2地区の意見を重視し、存続してほしいというのであれば存続すべきではないか。

【委員】
2地区が必要というのであれば釧路地区も一緒に存続していくべき。2地区が必要ないというなら廃止も検討してもよいと思うが。
コロナ禍で3地区が連携していかねばならないときに互いの意見をざっくばらんに交換する場は必要である。
各地区の協議会に参加しあい、普段から交流を持つべき。年に1回程度の合同会議で、各地区の方がどういう肌感覚かわからない状態で、ただ「我々はこう思っている」というのでは意見の押し付けになってしまう。
他のところでは共助・地産地消を実現させている。釧路市も各地区を踏まえて広く考えていく必要があると思う。

【委員】
初参加だが、過年度の検討結果を見ると一体感の醸成に重きを置いている印象を受けた。また、皆さんから音別・阿寒との差が生じ始めているという意見が挙がっていたことから、「一体感」が意図する部分に差が生じているのではないかと感じた。
PTAという立場で今後の見通しを考えると、コロナウイルス等で、まちのあり方や考え方が変わっていく中、今後この地域を担っていく子供たちや保護者世代がどのように対応していくべきかという点において、この協議会を通して『「一体感」が意図するところ』を、しっかりと整合性をとっていけるのなら継続してこのような協議会を行う意味があるのではないかと考える。

【委員】
存続という意見は出しているが、「こうだから存続」というはっきりした理由は見いだせていない。合併から15年間経って一体感がどのくらい醸成されている逆にかけ離れているのか、よくわからない。3地区合同会議もどんどんやってほしかったが、なかなかできなかった。
観光産業が厳しくなっていく中で、これからどういう形でまちづくりを持っていくかというのが重要になる。その議論をこの協議会としてやるのが良いのか、別の委員会や組織でやるのか。協議会の位置づけがあまりわからなくなっている。
また、予算編成の前にもっと意見を言う場面が欲しい。阿寒・音別それぞれの意見を持ち寄って一体になったところで次年度の予算編成もできるのであれば地域協議会は存続していけたらいいと思うが、今までだとあまり意味がないと思っている。

【委員】
合同会議がなく、ある意味マンネリ化しているというのは常々考えていたところ。
予算の話を含め、なんらかの形で改革をすべきとは思うが、阿寒・音別との意見交換・情報共有をする場としては必要であると考える。
廃止という選択肢もあるが、廃止した後に復活させることは難しいのではと考えるところから、現状では存続したほうが良いと考える。3地区が連携したり、意見を共有したりする場となれば、存続していく価値があるのではと思う。

【委員】
過去は各地区の議事録が回付されたのである程度動きがわかったが、今は無いのでわからない。
予算については、事前に3地区の意見交換の場があって、「要求すべき」という合意のもと、連携して要求すべき。これができるのであれば3地区の協議会が活きると思う。
地区の個性をどう活かしていくか。他地区に対しても関心があるということを発信していくことも必要。コロナ禍では「近くの観光地へ」といわれている。市民が釧路地区、阿寒地区、音別地区へ遊びに行きお金を使うという、機運を高めるのも大事。
もともとこの発足の経緯は、釧路地区というより、阿寒・音別の意見を聞きながら一体感を醸成するための組織だと思っている。

【委員】
一体感の醸成が第一の目的ではなく、各地区の住民の意思をいかに反映していくかというのが1番だと思う。H24年は合併後10年まではそれが必要であるということで、H27年には地区ゆかりの議員がいなくなったというのもあって引き続き存続してきた経緯がある。
他都市の協議会の状況をみても、根拠法令等は異なるものの、中心地区や拠点地区に協議会がなく、地方の地区に協議会が設置されているところが多いのは、この地域の方々の声をいかに拾うかという目的で設置されているという意味合いの自治体が多いからだと感じる。あくまでも釧路地区の地域協議会を存続するか否かが本議題の目的である。例えば、一体感の醸成をするための新たな組織を作るのであれば地域協議会である必要はない。
もしも存続するのであれば、予算編成前にポイントを絞って精力的に議論を重ね、釧路地域協議会としては来年度予算編成にあたっての要望をする。
釧路地域協議会では議論が広すぎて、結論が協議会としてまとまらないと感じている。
もっと行政側のリードのもとポイントを絞った意見の集約をしてほしい。また、行政は釧路地域協議会をどのように評価しているのか聞きたい。

【事務局】
3地区の一体感の醸成をこれからの時代につなげていく必要があるという意見は真摯に受け止める。
予算について、幅が広すぎて、ポイントが絞られていない点は行政側でも課題であると感じている。
地域協議会の評価として、議題であげられた様々な課題、施策に対しご意見をいただける場としては貴重な場であると認識している。
存続するにしても開催内容に工夫が必要であるという点も参考にさせていただく。
まずは今回の意見をもとに市として今後の方針を考えていこうと思う。

【委員】
阿寒・音別についてこのような議題がなされていたということを初めて知った。一体感の醸成といいつつもやはり合同会議をやっていないこともあり何が議論されていたか把握できていない。H30とR1年度に合同会議が開催されなかったのは何故か。

【事務局】
日程の都合がつかず開催に至らなかった。

【委員】
別の地区の委員が地区の協議会にオブザーバーとして参加することは可能なのか。

【事務局】
委員の一人としてというのは難しいと思うが、各地区の地域協議会は一般公開ではあるためその場に参加していただく分には問題ない。

【委員】
議員がいないから、阿寒・音別は必要だと感じるが、その点、釧路地区は要らないかなとも考える。釧路地区だけ廃止するというのは可能なのか。

【事務局】
仮の話だが、条例改正の内容次第では釧路地区のみ廃止することも可能。
実際にH27年度の検討時は釧路地区の存廃が論点になっていた。当初、釧路地区は不要という意見が優勢だったが、議論を重ね、釧路地区も必要だということで落ち着いた経緯がある。

【委員】
中心地区以外の地区の協議会のみがある自治体というのは他にもあるのか。

【事務局】
ある。

【委員】
釧路市のように中心地区も含めて地域協議会があるのは全国的にも珍しいのか。
釧路市は音別地区が飛び地で存在しているが、飛び地のある自治体が飛び地ならではの弊害をこのような協議会等により解消している例はあるのか。

【事務局】
そのあたりも含め、他都市の情報収集も行っていく。

【委員】
阿寒・音別地区が存続するのなら釧路地区も存続すべきだと思う。互いの地域が人口減少してみんな疲弊していく。釧路地区だけなくすことにはならず、皆で考えていくべき。市民側として地区ごとではなく、「一緒に考えましょう」というのが良いと思う。

【委員】
地域協議会という形にこだわるわけではないか。

【委員】
地域協議会でなければならないというわけではないが背景がしっかりとある組織体だと市の対応が違ってくると感じている。
会議のあり方や、案件の挙げ方はぜひ整理をお願いしたい。

【委員】
次回今後のあり方の方針が示されるのか。

【事務局】
考え方の素案をお示ししたいと思っている。

(3)閉会

※本議事要旨の内容は出席委員全員の確認・署名による同意を得ている。

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