令和2年度第3回釧路地域協議会

ページ番号1003049  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 令和3年10月26日(月曜日)14時00分から15時30分まで
場所 釧路市役所本庁舎3階 会議室

内容

(1)開会

(2)議事
1.令和4年度予算について(意見交換)
事務局より資料に基づき説明。

委員から寄せられた質問・意見等は次のとおり

【委員】
水産業について、赤潮で76億円だか影響が出ている。北方四島の方では缶詰工場等が出来ているが、排水・ゴミが海に流れていってこのような状況になったのかと不安に思う。来年度以降も赤潮が続くのであれば漁業組合にとっては大変。
水産加工センターの活用では、建物改築・立替や、あり方そのものをどうするのか検討しなければならない。かつては三大産業であった水産だがほそぼそとやっている状況であり、こういうのをもっとしっかりやっていく必要があると感じる。
養殖については、陸上養殖を研究してみようと、水産、経済部、商工会議所も含めやっている最中。やってみてどんな形になるか見てみなければ先に進まないというのが実態。

【委員】
福祉施設・事業所における感染予防対応のかかりまし経費の財源確保について、いつコロナが収束した判断になるのか、収束までしっかり支援をして頂けるのかが心配。全国社会福祉協議会、全国社会福祉法人経営者協議会等が、厚生労働大臣にコロナ対策への経済的支援を要望している。簡素な手続きで十分な支援措置をお願いしたい。市にも国への要望の目配りをして欲しい。
福祉分野の人材確保について、今年4月の厚生労働省の推計では、2025年に北海道全体で1万人の介護職員が不足する。全国では32万人足りない。社会福祉協議会でも介護関係の職員について常時何らかの職種でハローワークに求人を出さざるを得ないような状況。介護職員は増えてはいるが、高齢者や介護が必要な人の増加で、担い手の確保が追い付いていない。業界内で人の奪い合いが生じている。個々の事業所も努力をしていかなければいけないと思っているが、中期的な観点では、個々の事業所の努力だけでは出来ない部分で、市と業界一体となった取組の検討をして頂きたい。
昨年、市が各事業所へアンケート調査を行った。こういった取組は個々の事業所では出来ないことで参考になる。市役所だからできる、個々の事業所だとなかなか出来ないことをやっていただきたい。

【委員】
北大通にもある老朽化したビルが非常に危険。通行人、買物客、旅行客、そういう人たちも何とかならないのかと言っている。地震が来たら大変。歩道も波をうっており、車いすや身障者の歩行に問題がある。住民の生活上、危険・不便な状況である。老朽化した建物の問題に対し、国の法律が整備されてから、という話は何年も同じ状況。
幣舞橋袂にKUSHIROモニュメントができて素晴らしいが、上に上がると非常に悲惨でバランスが悪い。観光客が訪れたときにまた来たいと思うか。まちなか観光として、リバーサイドの構想も含めて整備していくべき。コロナの後は観光産業が重要になっている。お金をかけてやってほしい。
NPO活動・市民活動は貧しい。まちづくりを支援する輝くまちづくり交付金が300万円では少ない。一千万円くらいにする意気込みが欲しい。

【委員】
労働人口が減って、若い子供たちが市外にでていく。その中で限られた人材どう育成するか。税収も減っていく中、何を切る、ダウンサイジングしていくか。コンパクトシティとはだいぶ前から伺っているが、事業をやめることに衝撃もあると思うが、本当に何を切っていくか。
インフラ一つ考えていっても、釧路に戻ってきて、水道料金がなんと高いのかと実感したことがある。たぶんこれからも高くなっていく。例えばこれは怒られると思うが、お年寄りのバス代も、私もそのうち利用しなければいけないかも知れないが、もっと子供とかよそにお金をかけていかなきゃいけない部分があると思う。何にポイントを絞るかがまちづくりに問われる。
水産は、釧路市だけでなく厚岸町や白糠町と手を組み、道東構想していかないと埋もれていくのではないかと心配。
電子版ハザードマップが非常に素晴らしいとテレビ局で見た。それを使っている方がどれだけいるか。例えば防災教育で、小中学校の避難訓練でただ走って逃げるのではなく、タブレットが配布されているので、先生が電子版ハザードマップを子供たちに教え、子供たちから親・祖父母に教えていくと防災意識が高まるのではないか。作ったものを活用する。釧路市はちょっと手を掛ければもっと良い効果が出るような施設だとか何かはあると思う。例えば聞いた話では、釧路に空き家がすごく多く、帯広市や札幌市から見れば隠れた宝の山だと。
最後まで見据えて市の対応を考えていただければ。市民も我慢するところは我慢しなければならないと思う。

【委員】
PTAの目線では子どもたちの学習機会が失いつつある。アフターコロナでどれだけフォローアップできるかが重要で、釧路市の将来を担う子供たちにとって義務教育は限られた期間。スピード感を持った対応を。
キャリア教育や体験学習は、ボランティアの力が非常に大きい。盛んな学校と付き合いがない学校で隔たりがある。全市の学校が平等にそういう機会を享受できるよう、お願いしたい。
オンラインゲーム・SNSなど情報モラルに対する学習の機会が足りない。そういうのに長けた先生も当然いらっしゃるが、これも各学校によって温度差がある。配布されたクロームブックを活用して、全市で学習の機会を持っていただければ。

【委員】
アフターコロナの話とあるが、コロナが残っている前提で考えていかなければならない。
公立大学の法人化について、行政組織から別の組織になる。内部で議論されているのは、経済学科と経営学科で別れているのを一学科にして、コース別に分けること。大学というのが、小中高のあとというところで、どういう役割になるべきか。
今回市へ意見はなかったが、こどもが生まれ育つ環境の充実というところで、卒業後どう釧路に定着するか、どう人材が釧路に戻っていくのかということをやってほしい。大学としても、卒業後可能な限り釧路に残って欲しいと思っているが、学生の90%くらいは釧路外から来ている実態。

【委員】
帯広が釧路の人口を超えたと記事があった。人口がすべてではないが、帯広北見に抜かれていく。日本製紙も撤退して、地元釧路に残るためにどうしたらいいか。基幹産業が無くなっていくのに反して新しい産業が出てこない。水産・パルプ・石炭のうち、石炭が撤退してからかなり経つが、産業育成を考えていかなかったことが問題じゃないか。予算は単年度で組まれていくが、長期的なビジョンが必要だったのでは。帯広や北見では新しい技術を広げている学校や機関があり、釧路も素晴らしい冷凍技術の開発があるが、新技術については考えられているのか。将来を見据えた計画を見せてほしい。
釧路には国立公園が2つある。台湾や国内からも観光客がきている。阿寒湖は釧路市だけのもの。外からどんどん人を呼んでいくべき。登山やサイクリングロードなど、釧路だからこその景観を生かした産業をつくっていってほしい。

【委員】
ウッドショックの影響で建築費の高騰が深刻に感じる。既存建物の設備入替や仕上げ等、既存施設を活用した形で対応できるものがあれば柔軟にお願いしたい。
町内会について、加入率や高齢化問題があるなか、昔と違って同じ単位で動いていくのか、持続可能な形にするべきと思っている。コロナ禍の中、地域の子どもたちと関われない中、町内会の方々が様々な取り組みをしてくださっており、また防災面からも、今の加入率を所与として、持続可能な形をこれから探って欲しい。

【委員】
予算編成方針に民間との連携などによる相乗効果とあるが、一つの部署だけでなく、連携すること、繋がるは人材だと思う。庁内だけでなく民間も行政もまじりあって刺激をしあう関係、まちづくりであって欲しい。

【事務局】
ご意見は今後予算編成を進めていく中で参考にさせて頂き、予算が形になった際ご報告させていただきたい。

2.釧路市過疎地域持続的発展市町村計画について
事務局より資料に基づき説明。

委員から寄せられた質問・意見等は次のとおり

【委員】
道内10万以上の都市で過疎に該当する地域はどこか

【事務局】
函館市、北見市、小樽市、釧路市である。

(3)その他
3地区合同会議について

【委員】
3地区合同会議を開催するということで良いか。3地区合同会議でやって欲しいテーマ、意見があれば。

【委員】
他の地域協議会の協議内容について、記録を頂けたほうが参考になる。

【事務局】
各事務局で議事録は作成しているところ。HPにも掲載しているが、各地域協議会へ共有する形で検討したい。

【委員】
3地区合同会議で、一体感醸成のため、意見交換はダメか。

【事務局】
直接3地区合同会議の議題と関連するものではないが、来年旧釧路市で市政100周年である。札幌、小樽、旭川、室蘭、函館等、道内で大正11年に市制施行し、来年8月1日に100年になる。釧路市は平成17年に合併しているので、旧釧路市で100年ということは言えないが。阿寒も町政でいえば今年の4月で100年、音別はおととし4月に100年。函館は吸収合併で釧路は対等合併のため、旧釧路市と新釧路市では法人格が違うものだが、釧路地域を担って頂いた市政公論、どういったことができるか、歴史を踏まえてやっていくということで、各地域の100年の歴史を掘り下げるようなご意見、思い出話、それぞれ築いた歴史を垣間見るのも良いかと、市全体でどうするか悩んでいるところ。
函館は市政100年プロジェクトを市民交えてやっている。釧路市も北海道の市政100年として、北海道内では6都市が初めてですので、皆さん共通で振り返りができるかと考えている。話題提供ということで。

【委員】
阿寒・音別で100年の話、3地区合同会議の話はあったか。

【事務局】
阿寒・音別地域協議会からは出ていない。

【委員】
尺別炭鉱の閉山から飲料メーカーを誘致したという歴史があった。どう先人たちが乗り越えてきたという話も出来れば。製造拠点の誘致というところもあるので、基幹産業の転換に際して、音別地区の歴史から学ぶというのは、有意義なことかもしれない。

【委員】
一体感の醸成が目的。
議題については、事務局に一任したい。

次回日程について
事務局より説明。

その他質問
【委員】
旧日本銀行釧路支店の跡地について意見募集しているが、市の方向性はあるか

【事務局】
方向性はまだ決まっていない。建物の保存のため購入して5年、旧日本銀行釧路支店は建物内部が痛んできており、維持管理に限界が出てきたことから、今は幅広く民間活用の収益性等も含め意見募集をしている。
民間からも数件、市民からも数件ご意見を頂いており、それを踏まえて今後方針を決めていく。民間にお渡しする場合、建物の外観を保存したままというのは紳士協定でしかなく課題もあるが、例えば函館とかで古い建物の民間活用例もある。来年度方向性を示していきたい。

(4)閉会

※本議事要旨の内容は出席委員全員の確認・署名による同意を得ている。

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