令和2年度第3回音別地域協議会

ページ番号1003048  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

令和2年11月20日(金曜日) 15時00分から16時30分
音別町行政センター3階 会議室1

内容

(1)開会

(2)議事録署名委員について
川村会長より、鈴木委員・長谷川委員が指名され承認される。

(3)報告
【事務局】
資料に基づき、池本地域振興課長補佐より報告。

(4)議事
【議事(1)(仮称)音別地域交流拠点施設整備事業について】

【事務局】
資料に基づき、佐澤地域振興課地域活性化推進主幹より説明。
委員から寄せられた質問、意見等はなし。

【会長】
順調に進んでいるという報告だったが、何かあればその都度説明いただきたい。

【議事(2)音別満喫プロジェクトについて】

【事務局】
資料に基づき、藤生地域振興課主事より説明。

委員から寄せられた意見等は以下のとおり。

【委員】
地域が抱える課題に対して、地域活性化のためにこのようにアピールして前に進もうというのはわかるが、人口減少と少子高齢化という課題に対してメスを入れていないように感じる。
若い人たちが音別を離れていっている。釧路市と合併をして、農協にしても役場にしても職員が釧路市に出て行ってしまっている。少子高齢化についても、学校の児童生徒が減っている問題があって、以前雇用していた従業員が、子どもの小学校入学を機に、大きな学校に入学させたいという教育上の問題から釧路か帯広に出たいということで退職していったこともあった。人口減少や少子高齢化にメスを入れるようなプロジェクトがあってもいいのではないか。

【会長】
大変貴重な意見だと思う。音別満喫プロジェクトを進めていった先には人口減少の歯止めというものもあるかもしれないし、特に若い世代に定着してもらうために何かやっていかなければならない。
子どもを大きな学校に入れたいという話も、小さい学校で小さい学校としての成果がみえれば、そういう結果にはならなかった可能性もある。教育にしても他にはない特色が導き出せて、評判になっていけば、こういったプロジェクトとも相まって活き活きとした地域になっていくのではないか。このコンセプトは大事だと思う。

【委員】
今後、職員の確保がますます厳しくなっていくだろうと予想している。地域に人を呼び込むようなプロジェクトは手段として大事であるし、協力していきたい。

【委員】
音別満喫プロジェクトが目指す持続可能なまちづくりは、第2期の釧路市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本的な枠組みの1つと思うが、結局のところ「衣・食・住」だと思う。せっかく地域交流拠点施設ができました、関係人口・交流人口を増やしましょう、担い手・後継者を確保して、子育て世代に来てくださいといっても、結局住むところが確保できない、選択肢が少ないとなれば町外に流出していってしまう流れだったと思う。情報を共有しながら、地域に人を呼び込む仕掛けを今まで以上にしていかなければならない時期に来ていると思う。

【センター長】
少子高齢化、職員事情あるいは教育、雇用問題、居住問題、産業振興といったものに対するあらゆる施策がある。今回の音別満喫プロジェクトについては、地域にとって起爆剤となるような仕掛けができないかという視点から検討している施策である。来年度着工する拠点施設も含めて、域内でうまくまわせるかどうか、次に広域的に呼び込めるか、音別だけではなく白糠町や浦幌町もうまく使った上で、広域的に考えていかなければならないと思っている。

住宅問題については、法的な部分もあって公営住宅の利活用は厳しい状況にある。ただ、耐用年数や補助年限が終了した後には利活用ができる場合もある。公営住宅の他に公共施設では職員住宅あるいは教職員住宅があり、有効的に使う手法がないかということで、行政センター内で公共施設の全般的なあり方ということで、向こう5年間、10年間この施設をどうするべきか、延命させるべきか、ある程度集約すべきか、売却すべきか、いろいろ手法はあると思うので、一旦行政センター内部で議論させていただいた上で、皆さんの意見を反映させて地域としての考え方を本庁サイドにはしっかりと示していきたい。

人口減については、音別に限らず各方面が悩まされているが、人口減少幅を縮めていくような施策も当然やっていかなければならない。そのためには産業振興、一次産業それと工業を含めた上で、さらに構築していかなければならないと考えている。今後もこういう課題は続いていくと思うが、1つ1つクリアできるような手法を皆様と考えて、それに向かって我々は進んでいきたいと考えているので、よろしくお願いしたい。

【議事(3)音別町温水プールについて】

【事務局】
仲谷音別生涯学習課長より説明。

委員から寄せられた意見等は以下のとおり。

【委員】
ボイラー2基のうち1基しか動いていないので、例年は6月から9月まで営業していたが来年度は7月から8月までの営業に変更する。白糠町のプールの使用料については、子ども達と引率の先生の分を予算要求しているということだが、ボイラーを修理する予算の要求はしないのか。

【事務局】
ボイラーについては、平成29年に故障し予算を要求しているが、獲得できていない状況である。
【委員】
新年度も予算要求はしているのか。

【事務局】
現在は予算要求をしてはいない状況である。

【委員】
予算要求していないということは、2基のうち動いているもう1基が故障した場合、修理する予算も次年度はないということか。

【事務局】
現在、公共施設の今後のあり方を検討しているところであり、予算の要求についてはその方向性が出てからになる。

【委員】
本来であれば、廃止するまでの間に修繕していってどういう状況という情報が共有されて、地域住民も納得してというものでなければならない。どうしようもなくなってから初めて聞くとなると地域住民の理解も得られなくなると思う。

【会長】
地域づくりとかの話をしながら、こういった限界点の話が出てくるのは承知しているが、我々は何のために釧路市音別町になったのかということを考えたときに、この地域になくなったから白糠町に行くということは簡単にはできない、苦渋の決断としてそれが選ばれていくということでなければならないし、感覚的には住民の皆さんも同様に思うと思う。施設のあり方についての考え方、やり方について経過をみせる手段があると思う。

【センター長】
担当から本庁へ予算交渉はしているが、なかなか獲得できない状況にあるということが背景にある。更新時にあと何年は維持できるか、この状況ならある程度手直しできるが皆さんはどう思うか、というように地域の意見を取り入れた上で我々も動いていくというスタイルが今後は必要かと思う。この部分については情報開示した上でどのようにしていくべきかお話ししていくのがいいと思っているのでご理解いただきたい。

【議事(4)「2021くしろ20歳のつどい」について】

【事務局】
仲谷音別生涯学習課長より説明。
委員から寄せられた質問、意見等はなし。

【議事(5)令和3年度に係る主な予算要求事業について】

【事務局】
資料に基づき、伏見地域振興課長より説明。

委員から寄せられた意見等は以下のとおり。

【委員】
文化会館の屋根の改修は全面か。

【事務局】
腐食している部分のみの改修を予定している。

【委員】
文化会館ホールの床の改修予定はないのか。合併する前から床が下がってきていたと思うが。

【事務局】
今回は予定していない。公共施設の今後のあり方の中で検討していきたい。

【会長】
道路新設改良費は、道路改良に伴う調査に関する経費ということで調査経費ということでよろしいか。事業ではないという理解でよろしいか。

【事務局】
事業に向けての概略設計や測量調査に係る委託経費を要求している。工事については、予算が確保できれば令和4年度から実施したい計画でいる。

【委員】
公営住宅建設費は、新たに建設を予定しているのか。

【事務局】
令和3年度に地域優良賃貸住宅の建設。今後の建設予定としては、堤団地の住み替えとして川東団地を建設する予定がある。

【委員】
古い平屋の公営住宅から取り壊していくのか。

【事務局】
取り壊す順番についてはまだ決定していない。堤団地は造成からかなりの年数が経過しており、建設課としては団地の集約を検討している。現在居住されている方に、川東団地を建設して移っていただくという計画をしている。

【委員】
古い公営住宅は除却するのか。

【事務局】
居住している方が全員移転された後に除却を予定している。

(5)その他
【センター長】
その他として2点報告する。

1点目として、音別町認知症高齢者グループホームの関係。現在、休止状態となっており、経過については、令和元年度11月開催の第2回地域協議会で説明させていただいているが、その後の経過について説明したい。引き続き、受け皿となる事業者、今まで引き受けていただいていた事業者を含めて、釧路市内あるいは市外にも掛け合って要請しているが、見つかっていない状況にある。事業所としてはやりたいけれど、担い手、働き手の確保が非常に難しい状況にある。これまで浦幌の事業者が受け皿となって、働き手が浦幌から、あるいはその隣町から通ってくれていたが、働き手を確保できれば受け入れも可能であるが、通える働き手を集められない状況にある。可能性がある限りは、情報収集した上で対応していくが、現時点ではまだ確保はできていない。
グループホームを用途変更して、何か別の施設として活用する可能性も模索したが、合併前の平成16年に建設された建物であり、補助要綱では令和8年2月末で満了となるということで、まだ6年残っている。仮にグループホームではなく、別な用途に変更するとなると、補助金返還が発生し、その返還額は概ね800万円程度である。現時点での用途変更は厳しく、グループホームが余っている状況であれば、用途変更も可能なようだが、この地域はそういった状況ではないことから、令和3年度については、再開に向けて引き続き、受け皿となる事業者をあたる予定でいる。建物についても、平成16年から15年は経過している物件であり、このまま1年、2年、3年と空き家にしていくと建物自体が使用できなくなる恐れもあることから、悩ましい部分ではあるが、行政としては対応を模索している状況であることをまずは報告させていただく。
もう1点は、学校給食の関係で、釧路市の給食センターが改築の目途がたったということで、12月定例会で報告が予定されている。候補地と建物概要の整理がある程度ついたということで、予定では令和6年度中に完成となる。この点について、学校給食担当より説明させていただきたい。

【事務局】
久保学校教育部総務課給食担当主幹より説明。

現在、釧路にある小学校・中学校の給食センターの老朽化により、改築を計画している。釧路市にある給食センターは、合併前の釧路地区の小中学校へ給食を提供しており、阿寒地区については阿寒町給食センターから阿寒湖畔も含めた阿寒地区へ、音別地区については音別小学校で調理して音別中学校に運んでいるという状況にある。いずれの施設も建設から30年以上が経過しており、建物や調理器具の老朽化が進んでいる。併せて、国が定める学校給食衛生管理基準にも対応できていない状況であり、早期に整備をしなければならない。特に老朽化が著しい釧路地区の小中学校給食センターを改築する方向で計画を進めている。
給食センターの改築に関しては、児童・生徒数の減少が見込まれる中、将来にわたって持続可能な施設としたいことから、阿寒地区、音別地区を含めた市内全域をカバーする“1センタ―方式”、つまり、新給食センターから阿寒地区、音別地区にも配送する考え方を基本として事業の着手を目指している。来週、11月24日には教育長から全釧路市議会議員へ説明を行う予定であり、その後、音別地区、阿寒地区の皆様に市の考えを説明する予定でいる。音別地区については、来週、11月25日に音別町コミュニティセンターで説明会を開催したい。地域の皆様に不安のないよう、しっかりと市の考えを説明し、理解を得ながら事業を進めて参りたい。また、この地域協議会でも、随時、報告していく。本日は、釧路市の基本的な考えを報告させていただきたく、この場をお借りして、まずはご報告させていただいた。

【委員】
音別小学校・音別中学校の児童・生徒数は何人か。また、令和2年度の鷲敷中学校との交流事業が中止になったそうだが、学校行事における新型コロナウイルス感染症の影響を知りたい。

【事務局】
音別小学校の児童数は38名、音別中学校の生徒数は29名。給食については、児童・生徒及び教職員分併せて110食程度を毎日調理している状況である。

鷲敷中学校との交流事業については、令和2年度は夏季・冬季ともに中止の決定をしている。運動会等その他学校行事については、新型コロナウイルス感染症対策をとって実施している状況である。

【委員】
グループホームの件について、再開に向けて努力しているとのことだが、この地域に骨をうずめようと思っているのにその選択肢がなくなる、その施設がなくなると、居たくても居られなくなる。このグループホームは満室であったわけで、需要があったということで、利用者やその家族、従業員の方たちがこの音別から離れていってしまう。離れざるを得なくなるということで、そういった流れに歯止めがかからない。
音別町温水プールの件もそうだが、マスコミが先に情報を掴んでいて、地域協議会の委員が後から知らされるといったことを何とかして欲しい。
一度、事業者が撤退して休止してしまうと新たな事業者は見つかりにくいと思うが、経費の部分を補助すれば手を挙げる事業者が見つかるかもしれないし、あらゆる方向から再開に向けて努力して欲しい。簡単に違う施設へとかではなく、今あるものを守り続ける努力をしていただきたい。

【センター長】
用途変更というのは最終の部分であって、我々も望んでいるわけではない。ただ、皆様のお金を投入した建物であるので、基本的には延命したいし、再開もしたいというのが我々の思いである。今後は、ある程度わかり次第、会長を介して積極的に相談させていただきたい。皆様の方がノウハウがあったり、関係者をピックアップできたりといった部分があると認識している。密に相談した上で、結果的に良いのか悪いのかということも含めて、前もってかつスピーディーに動いていきたい。

【委員】
本庁は、日本製紙問題で大変なときと思うが、この地区にとってみればすごくインパクトのある問題なので、宜しくお願いしたい。

【会長】
我々が必要だと思っていることと、上手くいかないことの整合性をつける話をずっとしているが、何よりも大事なことは、地域で必要なんだという声。必要だと思っている現状をまずしっかりと伝えること。そのためにどうなるのか、ということである。現状を認識して是か非か判断するのではなく、できない理由はいったいどこにあるのかということを具体的に説明していただきたい。
給食センターについても、現状を説明されたとは思うが、一元化することの利点はどこにあるのか。一元化した方が危険ではないかという意見もあるのではないか。

【事務局】
我々としては、1箇所で調理することで食材の大量購入によるコスト管理であるとか、安全衛生管理がしやすいことから一元化したい考えである。一方で、複数箇所に給食センターを設置してリスク分散するという意見もある。音別地区でいうと、児童・生徒のそばで給食を作っている。調理員さんの顔が児童・生徒から見え、食育の面からも効果があるという意見もある。市としては、ランニングコストも含め管理がしやすいということで“1センター方式”にしたいと考えている。

【委員】
一元化して経費を抑えるのはわかるが、人口減少の話がある中で、働く場所がなくなる、パート先がなくなるという部分が全く論じられない。音別にいたら人口が減っていっているのが目に見えてわかる。そういう中で、ちょっとした奥様方が働ける場所があっていいのではないか。一元化することによるリスクもある。そういうことも含めて議論して欲しい。ただ単に、釧路市としてまとめて1箇所でやれば確かに経費は削減できるかもしれないが、地域のことを考えているのかと感じる。

【会長】
そこは伝えていただきたい。もう既に決まっていると言われたらそれまでかもしれないが、その相反するところを地域でどうしていくんだということを議論せねばならないという中にあって、「いやこれはお金がかかるから止めます」では話にならない。そこをどうするのかの議論をこれからするのであって、一元化することのメリットがお金だけでは困る。そのお金があるのであれば、この地域に落としてください。そのお金でこの地域で1人2人暮らせたり、食材が少しでも売れたりするわけであって、それを削ってまで釧路市として予算を調整したのだとすれば、別の予算をこの地域に下ろしてもらわなければならない。削減した金額の10倍もこの地域に落とすから、この部分は削らせてくれという議論なら理解はできる。市全体の予算の中で調整していくと、音別は調整区域にみんななってしまう。そこは理解していただきたい。仕方がないと言われるのはわかるが、別の予算を組むから合理的にしましょうという議論をして欲しいわけだが、その議論は聞こえてこない。音別から給食センターがなくなっても仕方ないのかもしれないが、もし国道が通行止めになったらどうするのか、何かしら災害が起こったときに、少なくとも給食センターのようなところが残っているのは大事なことではないかと思う。そういう観点で議論されているかについて、もう一度検討して住民説明会に臨んでいただきたい。
音別の給食センターは、ものすごくお金がかかっているのか。

【事務局】
令和元年度の音別の給食に係る経費は、食材費だけで446万円かかっている。その他に光熱水費や人件費もかかる。

【委員】
トータル1,000万円なら1,000万円が音別地区に落ちなくなるということ。その予算を削るのであれば、別の形で音別に落としてもらわないとという議論になる。

【会長】
その他ご意見等が無いようなので、事務局へお返しする。

【事務局】
次回の協議会については、来年2月を予定している。開催日時については、改めてお知らせする。

(6)閉会

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