釧路市の下水がきれいになるまで(下水道のしくみ)
下水のながれ
釧路市の下水処理場
下水処理場のしくみ 下水がキレイになるまで(古川終末処理場)
- 沈砂池・ポンプ井
処理場に流入した下水は、沈砂池で大きなゴミや砂を取り除いた後、ポンプで最初沈殿池に送ります。 - 最初沈殿池
- 下水をゆっくり流して、髪の毛などの小さなゴミを下にしずめます。
- 上澄み(上の方の水)だけを、次のエアレーションタンクに流します。
- 底にたまった泥は汚泥処理施設に送られます。
- エアレーションタンク
- 活性汚泥とよばれる微生物が汚れを食べることで水がきれいになります。
- 微生物が元気にはたらいてくれるように水の中に空気を送ります。
- 最終沈殿池
- 活性汚泥が混じりあった水が最終沈殿池をゆっくり流れる間に、泥がしずみ上澄み(上の方の水)を滅菌池に流します。
- しずんだ泥は一部エアレーションタンクに戻し、残りは汚泥処理施設に送られます。
- 滅菌池
塩素消毒で大腸菌などの菌を取り除いて釧路川へ放流します。
おでい処理のしくみ おでいの有効活用(古川終末処理場)
下水道の正しい使い方
そこが気になる!下水道Q&A
Q1 下水道が使えなくなったらどうなってしまうの?
A 下水道施設が停止してしまうと、トイレやお風呂、洗濯等で水を流しても、流れていかないので、道路上や家庭内で溢れ出し、街中に下水が滞留することになります。
Q2 下水処理場では、どのくらいの時間をかけて水をきれいにするの?
A 古川処理場では、およそ最初沈殿池で1時間、エアレーションタンクで8時間、最終沈殿池で4時間の合計13時間ほどかけて汚水をきれいにしています。
Q3 どうして微生物で水処理ができるの?
A 皆さんのお家から流れてきた汚水には、食べ物や排せつ物など、そのほとんどが生物から出されるものが入っています。
そういった汚れをエサとしている微生物が、自然の中にはたくさんいます。下水処理場ではこのような微生物を飼うことで汚水をきれいにしています。
古川処理場にはおよそ30種類くらいの汚れを食べる微生物がいます。
Q4 微生物の大きさはどれくらいなの?
A 古川処理場にいる微生物の大きさはおよそ0.1mm~0.5mmほどの大きさで、顕微鏡を使うことで見ることができます。
コップ1杯の水の中におよそ4百万匹の微生物がいます。
Q5 下水汚泥から作られる肥料って安全なの?
A 下水処理場では厳格な管理のもと肥料化されており、肥料の成分については、肥料取締法という法律に基づき国の審査を受け、承認を得たものを配布しております。
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このページに関するお問い合わせ
上下水道部 下水道施設課 管理指導係
〒085-0001 北海道釧路市古川町7番地4 古川処理場2階
電話:0154-24-5131 ファクス:0154-22-8658
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。