土砂災害
土砂災害は、尊い人命や貴重な財産を一瞬にして奪ってしまいます。
台風や停滞前線といった降雨などによって突然発生し、私たちの生命や財産を一瞬にして奪い、地域に深刻な被害をもたらすことがあります。
土砂災害の前ぶれや危険性をよく理解しましょう。
土砂災害に注意しよう
地すべり、斜面崩壊、土石流などが起こりやすい地域では、台風や集中豪雨、地震によって大きな被害を受けることが考えられますので、地域ぐるみで十分な注意をしましょう。
土砂災害の種類
大雨や長雨などの影響で台地や段丘などの急な斜面が崩れる現象をいい、突発的で局所的に起きます。特に集中豪雨や長雨がきっかけで起きるケースが多く、総雨量が100ミリメートルを越すと発生件数が急増します。
付近に人家があると、たくさんの人が逃げ遅れて被害が大きくなります。
地中にしみこんだ融雪水など地下水が誘因となって、緩やかな斜面の土がゆっくりと広範囲ですべり落ちる現象をいい、同じ所で繰り返し発生する可能性があります。前兆現象があり動きがゆっくりしているので、住民の被害は少ないですが、住宅や道路などに大きな被害が出ます。
集中豪雨などがあると、大量の水が渓流内の土や石、砂などとともに、一気に津波のように流れてくることをいい、その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20から40キロメートルといわれ、破壊力がとても大きいため、一瞬のうちに人家や田畑などを壊滅させるなど、大きな被害をもたらします。
こんな『がけ』に注意!
- 崩れそうな箇所がある
- 雨が集中して流れる部分がある
- 勾配が30度以上、高さ5メートル以上のがけである
- 斜面に亀裂がある
- わき水が出ている
- 不安定な岩や土のかたまりがある
台風などの時期には十分な警戒を!
土砂災害と雨量は密接な関係にあり、地中にしみ込んでいる水量が多いほど、発生する件数や災害の規模が大きくなります。
また、短時間に集中して降る場合に起きやすく、規模も大きくなります。
土石流は短時間の強い雨が引き金となります。
がけ崩れのほとんどが、大雨や長雨、集中豪雨などによる多量の水が、地中にしみ込んで、抵抗力が弱くなった斜面が崩れ落ちやすくなる、台風などの時期に集中発生しています。
雨量だけでなく、植物の有無や植えられている面積、地質や斜面の傾きなどにも大きく関係します。
地域により異なりますが、1時間に20ミリメートル以上の雨や降り始めてから100ミリメートル以上の雨が降り続いたときは、がけ崩れの危険が高いと言われています。
また、雨が止んだ後で災害が起こる場合もあるので、十分な警戒が必要です。
こんな前ぶれに要注意!
長雨や大雨、または地震が発生したときに下記のような現象が起きたら、土砂災害の前兆が考えられます。
- 山鳴りや木立の裂ける音がする。
- 川の水が急に濁り、流木が混じり始める。
- 雨が降り続いているのに、河川の水量が減る。
- 沢の湧き水や井戸の水が濁る。
- 斜面から水が吹き出したり、地面に亀裂が入る。
十分に注意して、早めの避難を心がけましょう。
関連リンク
- 土砂災害から身を守るために!(北海道) (PDF 2.4MB)
- こんな前ぶれ現象に注意!(北海道) (PDF 162.3KB)
- 北海道土砂災害警戒情報システム(外部リンク)
- ハザードマップ(土砂災害)(令和4年2月更新)
- 非常持ち出し品と備蓄
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このページに関するお問い合わせ
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