釧路市食育推進計画(素案)に対する意見募集の結果

ページ番号1006366  更新日 2022年8月25日

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釧路市食育推進計画(素案)に対して、市民の皆様からご意見を募集しました結果について、ご意見の概要と市の考え方は下記のとおりです。ご意見をお寄せいただきありがとうございました。
寄せられたご意見等について検討した結果、釧路市食育推進計画(素案)の修正は行わず原案どおりとして策定することとしました。

意見募集結果

案件名

釧路市食育推進計画の策定

募集期間

令和3年12月20日(月曜日)~令和4年1月20日(木曜日)

意見の件数(意見提出者数)

12件(6人)

意見の取り扱い

  • 修正(案を修正するもの):0件
  • 既記載(既に案に盛り込んでいるもの):0件
  • 参考(今後の参考とするもの):4件
  • その他(意見として伺ったもの):8件

意見の受け取り

  • 電子メール:2人
  • 郵送:1人
  • ファクシミリ:3人
  • 直接持参:0人

意見の概要と市の考え方

市民等の意見の概要 件数 意見に対する釧路市の考え方
そもそも市長部局のとりくみと思われますが、ふるさと給食をはじめ、鯨肉・鹿肉給食など学校との連携が必要と思います。その際、教育委員会で論議になっているのでしょうか。また、小中学校の現場でのご意見をヒアリングしているのでしょうか。教育委員会や学校の意見を聞かずに策定した計画であれば、疑問が残ります。 1 【その他】
ご意見のとおり、子どもたちに対して食育を進める上では、学校や教育委員会との連携は必要であります。本計画の策定にあたっては、教育委員会も主体的に関わっており、学校においては、日頃より食育の生きた教材となる学校給食を通して、子どもたちに対する食育を進めていきたいと考えております。
地元の産業振興のための食育計画と思われますが、民間団体等の利害関係などが学校教育へ持ち込まれていると感じます。たとえば、鯨肉を食するにしても、国際団体からの脱退問題など、国際協調と鯨肉食文化の矛盾を子どもたちに教えた上で、食育するべきだと考えますが、そのへんのことについて、教育委員会や学校現場は何と言っているのでしょうか。民間団体の利害がからむことについての精査を教育委員会は行っているのでしょうか。疑問が残ります。 1 【その他】
食育の本来の目的は、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることであります。例えば鯨肉食については、学校給食における指導等を通して、子どもたちが地域の伝統的な食文化のひとつであることを再認識することが大切であり、その上で、子どもたちが自ら考え選択する力を習得する機会となるよう進めていきたいと考えております。
フッ化物洗口の推進については、どのように行うのでしょうか。各家庭が判断し行うのであれば、保護者や本人の判断が尊重されるので良いが、各学校でのフッ化物洗口を想定しているのであれば、各保護者や本人の意向が尊重されるような手立てを考えるべきです。少なくとも、フッ化物洗口に関しては、賛否両論があり、弊害というか副反応について保護者や本人に伝えるべきです。そのようなフッ化物洗口が食育になるとは考えにくいです。 1 【その他】
フッ化物洗口につきましては、新1年生を対象に入学説明会において、リーフレットを配布し、保護者への説明を行っております。その上で、入学後に参加希望調査を実施し、参加を希望する児童のみを対象として実施しております。
また、フッ化物洗口を希望しない場合は、真水(水道水)で洗口するか、真水でも洗口しないかを選択できます。在校生につきましては、学校への申出により、洗口の中止や開始などの変更を随時受け付けております。
副反応につきましては、入学説明会及び、参加希望調査の際に、保護者の方へお伝えするとともに、釧路歯科医師会、保健所の保健師等の専門家より指導をいただき、学校歯科医、学校薬剤師等の協力を得て、安全に実施できるように進めております。
「釧路市食育推進計画」では、「4.食をめぐる現状と課題」で、「幼児や学童の栄養・食生活については、将来的に生活習慣病の発症につながりやすい食習慣をいくつか持ち合わせています。成人になってからも健康であるためには、子どもの頃から家庭における健全な食生活の確立が大切です。」と述べられています。
言われていることは、そのとおりだと思いますし、子どもたちの食生活がどのようになっているのか、とても心配です。しかし、健全な食生活が営めないのはどうしてなのか、ということを、まずは明らかにしていくことが必要ではないでしょうか。
今、「7人に1人の子どもが貧困」と言われています。好きで食生活が乱れているわけではないと思います。そうした家庭に対する社会保障の充実が必要ではないでしょうか。
また、子どもたちのゲーム漬けやスマホなどが問題になっている昨今、そのことが食生活の乱れにつながっていないか等、調査し分析する必要があると思います。国をはじめとして行政はだれもが安心して暮らせる世の中になるようにしていただきたいです。理想的な家庭のあり方を、困っている家庭に求めても問題は解決しないのではないかと思います。
1 【参考】
栄養・食生活は、生命の維持、子どもたちの健やかな成長、また、健康で幸福な生活を送るために欠くことができない営みであり、とても重要です。子供の心身の健全な成長を確保するため、親の妊娠・出産期から、家庭内の課題を早期に把握した上で、適切な支援へ繋いでいく必要があり、乳幼児期から児童期・思春期へ、更には青年期へと、子供のライフステージに応じ、問題発見と支援を切れ目なく繋げていくことが重要であると考えておりますので、頂いたご意見も参考にさせていただきたいと存じます。
6・8において、釧路市の食育の主な取組が示されていますが、その中で教育委員会・学校での「小学生フッ化物洗口」が明記されています。しかし、フッ化物洗口を、学校で行うことについては疑問を感じます。なぜなら、フッ化物洗口液には誤って飲み込んだ場合には急性中毒や過敏症などの副作用の危険性があること、化学物質にかこまれた環境の中で生活している今の子どもたちには、様々なアレルギーが問題になっていること、そうした中で、学校のような集団生活の場で、医薬品を使って、むし歯予防をすることは、望ましくないと思います。むし歯予防のためには、薬に頼るのではなく、ブラッシング指導や甘いものをとりすぎない等の食生活の改善が大事だと思います。 1 【その他】
フッ化物の急性中毒量は、体重1キログラムあたり2ミリグラムとされています。例えば小学生(体重30キログラム)の場合、急性中毒量はフッ化物として60ミリグラムであるのに対し、週1回法の洗口液10mlに含まれるフッ化物量は9ミリグラムであるため、洗口液6~7人分以上を一度に飲み込まない限り、急性中毒量には達しないものであります。
アレルギー反応につきましては、フッ化物そのものがアレルギーの原因になることはなく、また、市販の歯磨剤の9割以上がフッ化物配合歯磨剤でありますが、これまでにアレルギー反応を生じたという報告もございません。
むし歯予防については、(1)プラーク(歯垢)を除去しフッ化物配合歯磨剤を用いる歯みがき、(2)砂糖摂取をコントロールする甘昧の適正な摂取、(3)歯の再石灰化による歯質強化を目的としたフッ化物応用、これら3つを合わせたものが、むし歯予防の基本です。
このうちの歯質強化を目的としたフッ化物応用は、科学的に最もむし歯予防効果が立証されている方法であり、学校で行うフッ化物洗口は虫歯予防の重要な取組と認識しております。
素案の8ページ、「6.基本目標に対する取り組みと関係団体」の中に「小学生フッ化物洗口」が入っています。フッ化物洗口は、フッ化ナトリウムという劇薬による洗口で、フッ化物により歯が固くもろくなる斑状歯となる可能性があったり、洗口液の誤飲により、吐き気や下痢などの副作用を引き起こすことがあったりと、健康被害の危険性があるものです。洗口液の説明書には、薬などでアレルギー症状を起こしたことがある場合、医師等に相談するよう促しています。そのような危険性のあるフッ化物洗口を取り組みに入れることは許されません。「小学生フッ化物洗口」を素案から削除することを強く求めます。 1 【その他】
フッ化物洗口に使用する洗口液は、適切な使用量、使用方法を守り実施する場合、健康被害が生じることはございません。
斑状歯のリスクにつきましては、歯の形成期に長期間過剰に摂取した場合に生じるものなので、1回のフッ化物洗口(週1回法の場合)において、過量になることはありません。なお、むし歯予防のために調製されたフッ化物洗口液は、フッ化物濃度が1%以下であることから、劇薬指定から除かれます。
また、フッ化物そのものがアレルギーの原因になることはありません。市販の歯磨剤の9割以上がフッ化物配合歯磨剤でありますが、これまでにアレルギー反応を生じたという報告もございません。
学校で行うフッ化物洗口は虫歯予防の重要な取組と認識しておりますので、計画から削除せず、このまま掲載していきたいと考えております。
環境問題で食品ロスの問題もありますが、そもそも食事を満足にとれない子どもたちがいます。そのことを行政として取り組むべきと考えます。 1 【参考】
栄養・食生活は、生命の維持、子どもたちの健やかな成長、また、健康で幸福な生活を送るために欠くことができない営みであり、とても重要です。子供の心身の健全な成長を確保するため、親の妊娠・出産期から、家庭内の課題を早期に把握した上で、適切な支援へ繋いでいく必要があり、乳幼児期から児童期・思春期へ、更には青年期へと、子供のライフステージに応じ、問題発見と支援を切れ目なく繋げていくことが重要であると考えておりますので、頂いたご意見も参考にさせていただきたいと存じます。
基本目標1の最初に、「小学生フッ化物洗口」が何故に一番最初かわかりません。また2でも五番目に位置づけられていますが、フッ化物洗口は副作用の問題とか色々言われている中で問題だと思います。押しつけるようなことだけはやめてほしいです。フッ化物洗口は削除して下さい。 1 【その他】
フッ化物洗口につきましては、新1年生を対象に入学説明会において、リーフレットを配布し、保護者への説明を行っております。その上で、入学後に参加希望調査を実施し、参加を希望する児童のみを対象として実施しております。
また、歯質強化を目的としたフッ化物応用は、科学的に最もむし歯予防効果が立証されている方法であり、学校で行うフッ化物洗口は虫歯予防の重要な取組と認識しておりますので、計画から削除せず、このまま掲載していきたいと考えております。
「4、食をめぐる現状と課題」にあるように、「子どもの頃からの家庭における健全な食習慣の確立が大切です」はその通りだと思います。しかし、家庭の貧困のため満足に食事もとれない子どもが増えています。このような現状をおさえ対策することも重要ではないでしょうか。 1 【参考】
栄養・食生活は、生命の維持、子どもたちの健やかな成長、また、健康で幸福な生活を送るために欠くことができない営みであり、とても重要です。子供の心身の健全な成長を確保するため、親の妊娠・出産期から、家庭内の課題を早期に把握した上で、適切な支援へ繋いでいく必要があり、乳幼児期から児童期・思春期へ、更には青年期へと、子供のライフステージに応じ、問題発見と支援を切れ目なく繋げていくことが重要であると考えておりますので、頂いたご意見も参考にさせていただきたいと存じます。
「6、基本目標に対する取り組みと関係団体」の中に「フッ化物洗口」がありますが、「フッ化物洗口」については、多くの識者から、学校で医療行為を行うことの問題や危険性、副作用の問題が指摘されています。素案から「フッ化物洗口」を削除することを強く求めます。 1 【その他】
フッ化物洗口は、洗口の一連の行為に判断や人体への侵襲行為とされる内容がないことから、医療行為にはあたらないと判断されております。また、学校での実施の法的位置付けは、内閣(昭和60年中曽根内閣)が「学校におけるフッ化物水溶液による洗口は、学校保健法第2条(現:学校保健安全法第5条)に規定する学校保健安全計画に位置づけられ、学校における保健管理の一環として実施される」と答弁しています。
また、副反応につきましては、入学説明会及び、参加希望調査の際に、保護者の方へお伝えするとともに、釧路歯科医師会、保健所の保健師等の専門家より指導をいただき、学校歯科医、学校薬剤師等の協力を得て、安全に実施できるように進めております。
学校で行うフッ化物洗口は虫歯予防の重要な取組と認識しておりますので、計画から削除せず、このまま掲載していきたいと考えております。
「9.釧路市の食育推進に当たっての数値目標」について意見します。
「朝食を毎日食べている、どちらかといえば食べている」と回答する児童生徒の割合を100%にする数値目標を掲げていますが、現在の釧路市の実態から考えますとかなり難しい問題だと感じます。ひとり親家庭や就学援助を受けている子も多い実態の中、中には食べるものがなくて食べてこられなかったという子も存在します。本当に家庭の状況は様々ですし、コロナ禍で保護者の働き方も変化してきている中、一概に理想論だけ掲げて指導だけで改善を図ろうとしても根本的な解決にはならないと感じます。そういった家庭に対する社会的保障の充実策こそ必要ではないでしょうか。
1 【参考】
栄養・食生活は、生命の維持、子どもたちの健やかな成長、また、健康で幸福な生活を送るために欠くことができない営みであり、とても重要です。子供の心身の健全な成長を確保するため、親の妊娠・出産期から、家庭内の課題を早期に把握した上で、適切な支援へ繋いでいく必要があり、乳幼児期から児童期・思春期へ、更には青年期へと、子供のライフステージに応じ、問題発見と支援を切れ目なく繋げていくことが重要であると考えておりますので、頂いたご意見も参考にさせていただきたいと存じます。
「6、基本目標に対する取り組みと関係団体」について意見します。
1.市民の健康づくりにつながる食育の推進の取り組みで、なぜ小学生のフッ化物洗口が1番の取り組みという位置づけになるのでしょうか。食育でまず大切なのがフッ化物洗口ですか。食育で歯が大事というのはわからないでもないですが、ここ2年、学校での集団フッ化物洗口は実施されていないにもかかわらずP5の「むし歯のない12歳児の割合」は着実に増え続けています。急性中毒や過敏症、アレルギーの心配等副作用の危険性のあるフッ化物洗口は取り組みから除外すべきと考えます。薬品に頼るのではなく、ブラッシング指導や食生活の改善の方が大事だと思います。
1 【その他】
フッ化物の急性中毒量は、体重1キログラムあたり2ミリグラムとされています。例えば小学生(体重30キログラム)の場合、急性中毒量はフッ化物として60ミリグラムであるのに対し、週1回法の洗口液10mlに含まれるフッ化物量は9ミリグラムであるので、洗口液6~7人分以上を一度に飲み込まない限り急性中毒量には達しないものであります。
アレルギー反応につきましては、フッ化物そのものがアレルギーの原因になることはなく、また、市販の歯磨剤の9割以上がフッ化物配合歯磨剤でありますが、これまでにアレルギー反応を生じたという報告もございません。
また、副反応につきましては、入学説明会及び、参加希望調査の際に、保護者の方へお伝えするとともに、釧路歯科医師会、保健所の保健師等の専門家より指導をいただき、学校歯科医、学校薬剤師等の協力を得て、安全に実施できるように進めております。
歯や口腔の健康づくりの推進は、食育を推進する上で重要な取組であり、その取組のひとつとして、学校で行うフッ化物洗口は虫歯予防の効果的な取組と認識しておりますので、計画から削除せず、このまま掲載していきたいと考えております。

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