釧路市の畑作・施設園芸

ページ番号1006301  更新日 2022年8月25日

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野菜

都市近郊の野菜供給地としても戦前から発展してきた野菜生産は、気象・土地条件等の制約から主に越冬用野菜の露地栽培を行い、系統外販売が中心の比較的零細経営であった。その後昭和48年に中央卸売市場が完成するなど流通組織が整備されたため、現在では大部分が系統販売となり、市内消費者への供給源となっている。現在では、セリ売りから相対取引に徐々に移行され、価格の変動が小さく安定した経営が行われるようになっている。
作付状況は、葉菜類・根菜類を中心に小規模ながら40種類ほどが栽培されており、なかでも白菜・ホーレン草・キャベツは市の特産品として販売総額の7割以上を占め、北海道の推進する低農薬・低化成肥料基準であるYes!Clean認証を受けるなど、道内市場でも高い評価を受けている。近年、流通機構の整備による栽培形態の変化や釧路空港及び道路網の整備等による移入野菜の増加が目立つなかで、地場野菜生産振興を目的に栽培技術の向上・気象条件にあった栽培方法及び新品種の導入等産地化の育成を目指している。また、市内北斗の農業生産法人により高設ハウスでのイチゴ栽培が行われており、地域における新作物の作付けとして注目されている。なお、釧路地域で生産された野菜は販売額を増加させるために、札幌市場へも出荷されている。

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