阿寒摩周国立公園(阿寒湖温泉エリア)が道内国立公園で初めて「ゼロカーボンパーク」に登録されました

ページ番号1004291  更新日 2024年7月26日

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阿寒摩周国立公園のゼロカーボンパーク登録について

阿寒湖温泉(阿寒摩周国立公園内)における脱炭素・脱プラスチックに向けた取組みが、令和4年3月18日付で「ゼロカーボンパーク」として環境省により国内で4番目(新潟県妙高市と同時)、北海道で初めて登録されましたことをお知らせいたします。

さらに令和4年6月27日付で釧路市に加え、弟子屈町、美幌町、足寄町が新たにゼロカーボンパークに登録され、全国で初めて複数自治体の連携によるゼロカーボンパークとなりましたことをお知らせします。

取組の概要(環境省・民間事業者・市)

1.トレイルネットワーク及びゼロカーボン観光の推進

  • 阿寒摩周国立公園では国立公園満喫プロジェクトの取組として、ひがし北海道3空港を結ぶ「阿寒摩周国立公園トレイルネットワーク」の構築を推進します。
  • 阿寒湖温泉で導入したE-bikeの活用も含め、ゼロカーボンの移動手段によるトレイル活用を推進します。
  • 宿泊施設の業務用車両、公用車のEV化、グリーンスローモビリティー導入の検討、公共交通機関への脱炭素化の働きかけなど、域内の交通手段の脱炭素化を図ります。

2.温泉熱利用設備の導入

  • 阿寒湖温泉では、宿泊施設及び釧路市の公共施設において、従来から温泉熱を利用した熱交換システムを導入しており、引き続き暖房設備の省エネ化を図っていきます。
  • 今後も施設の改修等にあわせて温泉熱利用設備を積極的に導入していきます。

3.地元のおいしい水のPRによるマイボトル推進

  • 阿寒山系のおいしい水道水である「くしろ阿寒百年水」のPRとあわせ、マイボトルの利用による、ペットボトルごみの削減を推進します。
  • 地域内の観光施設、公共施設等に「くしろ阿寒百年水」の給水スポットの設置を進めます。

4.民間事業者と連携した普及啓発

  • 脱炭素化、プラスチックゴミ削減の取組について、地域内だけでなく地域外の民間事業者とも連携し、セミナーやイベントの開催等による普及啓発を推進します。
  • アウトドア企業と連携し、阿寒湖温泉でアウトドアウェア等を回収し、新たな製品の原料へのリサイクルを推進するとともに、活動を積極的に発信します。

5.国立公園利用施設等における再生可能エネルギーの活用及びRE100対応

  • 宿泊施設及び各自治体の公共施設において、従来から温泉熱、地中熱、バイオマス、太陽光発電等の再生可能エネルギーを活用していきます。
  • 今後も新たな施設の建設や改修にあわせて積極的に再生可能エネルギーを活用していきます。
  • 環境省の直轄施設をはじめ、主な国立公園利用施設について、再生可能エネルギー由来の電力調達に切り替えることなどにより、2025年までにRE100の実現を目指していきます。

6.地域産材の活用とカーボンオフセットの取組

  • 足寄町、美幌町では、北海道森林バイオマス吸収量活用促進協議会においてカーボンオフセットクレジットに取り組み、適切な森林整備や管理をすることで企業活動により排出されたCO2の吸収を促進していきます。
  • 足寄町では、公共施設に地域材を活用した木造建築を積極的に推進していきます。
  • 美幌町では、「びほろ企業の森林づくり」事業に取り組み、多くの企業が参加する植樹活動等を推進していきます。
  • 釧路市では、公共施設に地域材を活用する取り組みを行っています。

7.世界基準の持続可能な観光地づくり

弟子屈町では、弟子屈町観光振興計画において、世界の持続可能な観光地を選出する「Green Destinations TOP100」への登録を目指すこととしており、世界基準が備わった持続可能な観光地として国内外に発信していきます。

ゼロカーボンパークとは?

ゼロカーボンパークは、環境省が提唱する国立公園の脱炭素化を目指すともに、脱プラスチックも含めてサステナブルな観光地づくりを実現していくエリアです。

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このページに関するお問い合わせ

市民環境部 環境保全課 環境管理係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎1階
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