「ガスこんろ」の火災に注意しましょう
日常生活には欠かせない「ガスこんろ」ですが、毎年火災原因の上位を占めています。
そのほとんどが使用する人の不注意により出火しています。日頃から出火防止の習慣づけをすることと、万が一に備えた安全機能付きガスこんろを設置することを推奨しています。
1 過去10年間(平成30年~平成21年)のこんろ火災件数は59件
釧路市では過去10年間にこんろが原因となる火災が59件発生しています。
発生経過別では「天ぷら油を加熱したまま放置・忘れる」が21件と最も多く、全体の36%を占めています。また、天ぷら油以外にも鍋やグリルを加熱したまま「放置・忘れる」の件数を含めると47件となり、全体の80%を占めています。

2 「使用放置」や「消し忘れ」にご用心 日頃からの習慣づけが何よりも大切です
釧路市で発生したこんろ火災の80%が「使用放置」と「消し忘れ」が原因です。
こんろを使用する人の不注意により火災が発生していることがわかります。
安全対策を日頃からの習慣として身につけ、出火防止を徹底しましょう。
「ガスこんろ」気を付ける3つのポイント
- 調理中はその場から離れない。
調理中は、その場を絶対に離れてはいけません。
もし、調理中にその場を離れる必要があるときは、必ず火を消してください。 - こんろの周りは清潔に、燃えやすいものは置かない。
こんろ周りに燃えやすいものを置いていると、こんろの直火で出火したり、火の熱を受けて火災が発生することがあります。こんろ周りはいつも整理整頓して、付着した油汚れや、グリル使用後はこまめに清掃してください。 - 傷んだガスホースは使用しない。
ガスホースを長期間使用していると、劣化してひび割れなどが起こりガスが漏れる原因となります。
定期的に点検し、異状があれば交換してください。
3 お宅のガスこんろには温度センサーがついていますか?
ガスこんろ火災の原因でもっとも多い「使用放置」や「消し忘れ」による火災防止を目的に、2008年4月以降に出荷されたガスこんろには、すべてのバーナーに温度センサーが装備されています。
万が一、消し忘れのまま鍋が過熱し続けられても、一定の温度になると自動的に消火する機能や煮こぼれや吹きこぼれなどで火が消えた場合も、自動的にガスを止める機能が装備されています。
すべてのバーナーにセンサーが装備されたこんろを「Siセンサーコンロ」と呼ばれています。
Siセンサーについは下記リンク先を参考にしてください。
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