避難の心得
緊急に避難するときは混乱防止のため、決められたルールと秩序を守り、お互いに協力し合うことが大切です。特に、乳幼児や高齢者、病人、身体の不自由な人を安全に避難させるために日頃から十分な対策を立てたり、近所の人にも協力をお願いしておきましょう。
また、災害時に車で避難すると、避難場所やその周辺が車で混雑したり、救護活動もできなくなってしまいますので、車での避難は止めましょう。
避難の心得8か条
1. 避難する前に、もう一度火元を確かめ、ブレーカーも切る。
大地震のあと、電力が回復した時に散乱した家財道具の中にスイッチが入ったままの家電製品があると、そこから出火するおそれがありますのでブレーカーを切ってから避難しましょう。また、地震による電気火災の対策については下記のリンク先にも記載があります。
2. 家には避難先や安否情報を書いたメモを残す。
自身の安否情報を残すことで、周りの人に安否の確認をしてもらいましょう。
3. 各自が防災カードを身につける。
緊急連絡先やあらかじめ決めておいた家族の避難先などを記載したものを身につけ、いざという時のために備えましょう。
4. ヘルメットや防災ずきんで頭を保護し、安全な服を着用。
避難中に頭上からの落下物や倒壊物などから身を守る服装にしましょう。
5. 避難は徒歩でする。
自動車での避難は渋滞を引き起こすだけでなく、緊急車両の通行の妨げとなりますので、もよりの避難施設に徒歩で避難しましょう。
6. お年寄りや子どもに声をかけ、手をしっかり握る。
1人での避難が難しい災害弱者に協力し、ともに避難しましょう。
7. 避難場所へ移動するとき、狭い道や壁ぎわ、川べりは避ける。
- 倒壊した建物により通行できない、壁が倒れかかってくる等のおそれがありますので、あらかじめ安全に避難できるルートを決めておきましょう。
- 津波は川をさかのぼってきます。また、豪雨などで急激に川の水位が上昇しあふれてくることがありますので近づかずに避難しましょう。
8. 近所の人たちと集団で、小中学校など近所の避難施設へ。
声を掛け合い協力して避難しましょう。
避難するときの服装と避難のタイミング
避難するときの服装
- 頭の保護
頭はヘルメットや防災ずきんで保護する。 - 非常持ち出し品
リュックサックに詰めて、両手はあけておく。 - 服装
服装は木綿の動きやすいものを着用。
長袖、長ズボンに上着も忘れずに。
※冬期間は必ず暖かい防寒服(ダウンジャケット、ジャンパー、手袋など)の着用を。 - 手袋
手袋(軍手)を着用する。 - 靴
底の厚い履きなれたもの。
※冬期間はすべりにくいものを。
避難のタイミング
- 災害で身の危険を感じたとき
- 避難準備・高齢者等避難開始や避難勧告、避難指示(緊急)が発令されたとき
- 土石流、がけ崩れ、地すべりなど土砂災害のおそれがあるとき
- 建物が倒壊するおそれがあるとき
- 近隣で火災が発生し、延焼するおそれがあるとき
- 自宅で火災が発生し、天井まで火が燃え移ったとき
- 危険物爆発などのおそれがあるとき…など
避難施設での過ごし方
自宅を離れて避難場所で生活するのは、とても不自由なことです。慣れない場所での共同生活から精神的ストレスや過労を引き起こし、体調を崩してしまうこともあります。
災害時こそ、高齢者や子どもたちにも気を配り、助け合いの心でみんなが気持ちよく生活できるように心がけましょう。
やむを得ず車中泊した場合の注意点
ペットの世話やプライバシー確保、感染症対策などの様々な理由によりやむを得ず「車中泊」を選択する避難者が想定されます。そのような時は、下記のとおり注意する必要があります。
- 豪雨時は、車での屋外の移動は危険であるが、やむを得ず車中泊をする場合は、浸水被害にあわないよう周囲の状況等を十分確認しておくこと。
- 車中泊のための場所について、夜間の安全確保のため照明のある場所を選び、人気のない暗い場所は避けること。
- 食料等必要な物資の配布場所や保健師等による健康相談等を受けられる場所の情報を把握しておくこと。
- 車のように狭く気密な空間では短時間で車内の温度が上昇しやすく、熱中症の危険が高まるので、日陰や風通しの良い場所を選び、車用の断熱シートや防虫ネットを使用する等、換気を心がけること。
- 夜間等寝るときにエンジン、エアコンをつけたままにすると、一酸化炭素中毒になる危険性があるので、エンジンをつけたままにしないこと。
- 長時間同じ態勢で足を動かさずにいると足の静脈に血栓ができ、エコノミー症候群(呼吸困難、胸の痛み、心肺停止)を引き起こす可能性があります。足の運動(ストレッチ)や水分補給、弾性ストッキングの着用などの予防をすること。
災害用伝言ダイヤル(NTT)
災害が起きると、被災地に住む人たちの安否を気づかう電話が集中するため、電話回線がマヒ状態になります。そのため、家族間でも連絡が取れなくなることがあります。
そんなときは災害用伝言ダイヤルを利用しましょう。
利用方法
利用可能な電話
一般電話、公衆電話、携帯電話、PHS、INSネット
※被災地までの通話料がかかります。
(ただし、一部の携帯電話、PHSから利用できない場合があります。詳しくはNTTへお問い合わせください。)
伝言メッセージの録音のしかた
- プッシュボタン(またはダイヤル)の数字【171】を押します。
- ガイダンス(案内)が流れたら【1】を押します。
- 市外局番から電話番号を押します。
- 30秒以内に伝言を入れてください。
伝言メッセージの再生のしかた
- プッシュボタン(またはダイヤル)の数字【171】を押します。
- ガイダンス(案内)が流れたら【2】を押します。
- 市外局番から電話番号を押します。
- 録音メッセージが流れます。
すべて音声で案内されているので、使用方法は覚えなくても大丈夫です
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
総務部 防災危機管理課 防災危機管理係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町8丁目2番地 釧路市役所防災庁舎5階
電話:0154-31-4207 ファクス:0154-23-5180
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