正しい知識を身につけよう

ページ番号1003722  更新日 2022年8月25日

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地震による被害は自然災害の中で大きなものになります。その地震がいつ起こるか誰にも予想がつかないので、日頃から正しい知識を身につけて、いざ地震が起こっても慌てずに対処できるようにしましょう。

ここでは、地震に関しての基礎を説明します。

イラスト:地震

地震の知識

地震はなぜ発生するの?

地球の表面は厚さ数10キロメートルから200キロメートルの固いプレート(岩石の層)で覆われ、その層はいくつかに分かれています。プレート同士は互いにいろいろな方向に動いているため、その動きによって地震が起きます。更に、火山活動による地震も多いのです。

日本の周りにはいくつものプレートがあるため、世界的に見ても地震多発地域となっています。

震度やマグニチュードって、なあに?

地震が起こるとよく耳にする【震度】や【マグニチュード】は似たような感じに聞こえるけど、震度は各地で受けた揺れの大きさを表して、マグニチュードは地震そのもののエネルギーを表します。

マグニチュードの数字が大きくても、遠くで起こった地震なら震度は小さいし、反対にマグニチュードの数が小さくても、住んでいるすぐそばで起きた場合は震度が大きくなることがあります。

地震のマグニチュード(M)について

巨大地震(大地震)

M

地震の概略(浅い地震[*1]の場合)

日本付近[*2]における発生頻度(浅い地震)

9.0以上 数kmないし1000kmの範囲に大きな地殻変動を生じ、広域にわたり大災害・大津波を生じる。 日本付近で起こった記録がない。
8.0~8.9 内陸に起これば広域にわたり大災害、海底に起これば大津波が発生する。 10年に1回程度。
  • 1994年10月4日
    北海道東方沖(M8.1)
  • 2003年9月26日
    十勝沖(M8.0)
7.0~7.9 内陸の地震では大災害となる。海底の地震は津波を伴う。 1年に1~2回程度。
  • 1993年1月15日
    釧路沖(M7.8)
  • 1993年7月12日
    北海道南西沖(M7.8)
  • 1994年12月28日
    三陸はるか沖(M7.5)
中地震

M

地震の概略(浅い地震[*1]の場合)

日本付近[*2]における発生頻度(浅い地震)

6.0~6.9 震央付近で小被害が出る。Mが7に近いと、条件によっては大被害となる。 1年に10~15回程度。
5.0~5.9 被害が出ることは少ないが、条件によっては、震央付近で被害が出ることがある。 1年に100~150回程度。
小地震

M

地震の概略(浅い地震[*1]の場合)

日本付近[*2]における発生頻度(浅い地震)

4.0~4.9 震央付近で有感となる。震源がごく浅いと、震央付近で軽い被害が出ることがある。 1日に数回程度。
3.0~3.9 震央付近で有感となることがある。 1日に数十回程度。

[*1]深さが約60km以内。 [*2]内陸部と海岸から200km程度以内の海底。

地震の揺れの大きさ(震度)で被害はどう違うの?

気象庁震度階級関連解説表

震度

人の感じ方

家の中の状況

0

感じない。 何も無い。

1

屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。 とくに変化は無い。

2

屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。眠っている人の一部が、目を覚ます。 電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。

3

屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。 棚にある食器類が、音を立てることがある。

4

かなりの恐怖感があり、一部の人は、身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が、倒れることがある。

5弱

多くの人が、身の安全を図ろうとする。一部の人は、行動に支障を感じる。 つり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の多くが倒れ、家具が移動することがある。

5強

非常な恐怖を感じる。多くの人が、行動に支障を感じる。 棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。テレビが台から落ちることがある。タンスなど重い家具が倒れることがある。変形によりドアが開かなくなることがある。一部の戸が外れる。

6弱

立っていることが困難になる。 固定していない重い家具の多くが移動、転倒する。開かなくなるドアが多い。

6強

立っていることができず、はわないと動くことができない。 固定していない重い家具のほとんどが移動、転倒する。戸が外れて飛ぶことがある。

7

揺れにほんろうされ、自分の意志で行動できない。 ほとんどの家具が大きく移動し、飛ぶものもある。

気象庁「震度階級関連解説表」より

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