家屋の危険性
家屋倒壊での圧死、家具の転倒でのケガ
阪神・淡路大震災では、死者の80パーセントが家屋の倒壊による圧死で、ケガをした人の約半数は家具の転倒が原因です。
このように、災害の発生時には家具の転倒や散乱によって自由が奪われたり、逃げ遅れたりすることも考えられます。真冬に屋根の上に雪が積もっている場合は、それらが一気に滑り落ちてくる可能性もあるので、外に出るときも気を付けなければなりません。それぞれの家庭で地震に対する予備知識や備えをしておきましょう。
家具や家電の危険性
地震が発生したとき、大型の家具や家電が倒れたり、高い所からの落下物で通路がふさがれたりします。そのため家具の固定や高い所には、物を置かないようにするのがベストです。
- 大型家具や家電などは壁にしっかり固定して、転倒や移動をしないようにします。(冷蔵庫は底にキャスターが付いているので、考えている以上に大移動します。)
- 扉の付いた食器棚や本棚などは、地震で扉が開いて中のものが落ちてきます。扉が勝手に開かないように止め具を付けておきましょう。
- 窓や家具のガラスには飛散防止用フィルムを貼っておくと、壊れたときでも床に破片が落ちません。
- 手近な取り出しやすい所にスリッパや運動靴などを用意しておくと、災害時の足のケガを防止できます。
- 家の中では地震が起きた場合を考えて、玄関など逃げ道となる通路には倒れそうな家具を置かないようにしましょう。
詳しくは家の中の安全対策のページをご覧ください。
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